
全日本ロード第3戦 オートポリスは、21日(土)に予選・決勝レース1をワンデーで実施。中須賀克行(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)が、安定の速さで今季5勝目を挙げた!
●文/写真:Racing Heroes(駒井俊之)
駒井俊之(こまい・としゆき)/1963年生まれ。バイクレース専門サイト「Racing Heroes」の運営者。撮影から原稿製作まで1人で行う。“バイクレースはヒューマンスポーツ”を信条に、レースの人間ドラマを追いかけている。
21日(土)に予選・決勝レース1をワンデーで行った全日本ロード第3戦 オートポリス
土曜日に予選・決勝レース1をワンデーで行う。ウエット路面での予選は亀井雄大(Honda Suzuka Racing Team)がJSB初ポールポジションを獲得! しかし決勝レースではトラブルからピットスタートに。中須賀克行(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)が安定の速さで今季5勝目を挙げる。2位に岡本裕生(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)、3位に骨折を押しての出場:渡辺一樹(YOSHIMURA SUZUKI RIDEWIN)。
予選日の朝、昨夜来の雨で路面はウエット。雨はポツポツ降る程度だがウエットパッチが残る微妙な路面。各車レインタイヤで出て行くが路面は次第に乾いていく。終盤にド肝を抜いたのは亀井。スリックタイヤで出て行き、トップ中須賀の1分57秒884を2秒以上上回る1分55秒665をマークしてJSB1000クラスで初ポールポジションを獲得した。セカンドラップタイムも亀井がトップ。今日のレース1と明日のレース2ダブルポールを決める。
「中古のハードレインで走り出し、途中でソフトに替えたらあっという間に無くなり、再びタイヤ交換にピットインしたら“レインタイヤは無い”と(笑)。そこでスリックに履き替えて出て行きました。怪我の功名です。ポールは取れましたが決勝では中須賀選手、渡辺選手が出てくるのは見えているのでスタートを決めてできるだけ自分のペースで飛ばして少しでも差を広げておきたいです」
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