東京モーターサイクルショーのカワサキブースにGO! 

ビモータ KB4【1000ccなのに250cc並みに軽くコンパクトにできるのがビモータのオリジナリティ】

ビモータは上手い、ただただ関心するしかない

ビモータは、KB4から一部のカワサキディーラー+これまでのモトコルセで販売していくという発表があった。価格は437万8000円、販売方法は抽選となる。1回の入荷台数は限られるため、入荷タイミングと台数に合わせて随時購買権を抽選していく。すでに第5期の抽選は終わっており(2022年3月22日現在)、何名かの当選者も決定。この春から随時入荷してくるという。

リヤサスペンションユニットはスイングアーム内で完結。これがフレーム設計の自由度を高める。そしてスイングアームはアルミ削り出し。猛烈に大きなアルミの塊から部材の多くを削り出して軽量に仕上げる。

世界の一流パーツがオーソドックスに見えてしまうのがビモータの特徴。前後サスペンションはオーリンズ製。ブレーキはブレンボ製だ。

ニンジャ1000SXより「43kg」軽く、ZX-25Rより「10kg」重い

実車だけでなくスペックを見るほどに1000ccとは思えない、信じられない数値に驚かされる。いちばんインパクトがあるのは重量で、同エンジンを搭載するニンジャ1000SXよりもなんと『43kg!』も軽い。これはZX-25Rよりも10kg重たいだけとも言える数値だ。

そしてホイールベースは、ニンジャ1000SXの1440mmに対し1390mm。ちなみにニンジャZX-25Rは1380mm。このことから1000ccのバイクよりも250ccに近いサイズ感であることがわかる。

マフラーはニンジャ1000SXベースのスタンダードだから、ホイールとマフラーをリプレイスしたらかなり軽くできるだろう。そうすると『250ccよりも軽い1000ccスポーツになる⁉︎ 』かもしれない。

こんな乗り味が想像できないバイクを生み出すのがイタリアのビモータなのだ。
『カワサキ×ビモータ』のタッグが今後も楽しみでならない。

ビモータKB4の購入はビモータのウェブサイトをチェック。随時、受け付け期間が発表される。各受け付け期間終了後、申し込み数を集計、その数が当該期間の販売台数を超えた場合、抽選を実施。結果、購入権が得られなかった際は、次期の購入権申し込みへ繰り越しとなる。

レザーシートはきっと雨に濡れたら大変だろう。ユーティリティよりも美しさを追求するのはイタリアンの感性。ハンドルはセパハンの割にはフラットで高め。メーターはニンジャ1000SXと共通の4.3インチフルデジタルTFTカラー液晶だが、キーをオンにするとビモータのロゴが出現する模様。

ビモータはカワサキ傘下になってから工場を一新。それでもマシン開発は、カワサキ主導でなくあくまでもビモータ主導だという。主要諸元■全長2050 全高1150 全幅774 軸距1390 シート高810±8(各mm) 車両車重194kg ■水冷4ストローク並列4気筒DOHC4バルブ 1043cc 142hp/10000rpm 11.3kg-m/8000rpm 変速機6段リターン 燃料タンク容量19.5L ■ブレーキF=Wディスク R=ディスク ■タイヤF=120/70 R17 R=190/50 ZR17 ●色:赤×白 ●価格:437万8000円

2021年のEICMAでは、ネイキッドのRCも登場。ただしこちらはコンセプトモデル。実はカワサキサイドもEICMA直前までRCの存在を知らなかったという。これもビモータというメーカーの面白さ!


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