『マシン オブ ザ イヤー2020』結果発表:スクーター部門【大人気のPCXが盤石の3連覇】


●文/まとめ:沼尾宏明

2輪4輪のプライズで日本最長&最古の歴史を誇る『マシン オブ ザ イヤー』。当年モデルの中から読者投票で人気ランキングを決めるガチ企画、ヤングマシン読者2239名が選んだ’20人気モデルやいかに? スクーター部門は、新参のADV150を猛追をかわし、安定の人気を保つコミューター・ホンダPCXが3連覇を果たした。

〈総評〉人気コミューターが僅差でADVから逃げ切った!

’17年まで7連覇中だったヤマハTMAXに代わり、’18年以降はホンダPCXが台頭。今回から、PCXをベースにアドベンチャースタイルを与えたホンダADV150が加入し、接近戦を展開した。骨肉の争いを制したのはPCX。わずか15票差で抜け出し、王座の防衛に成功した。3位には新顔のヤマハ トリシティ300が入賞。前回2位のTMAXは、530→560へ進化したものの、票に結びつかず順位を3つ落とした。この部門も世代交代の波が押し寄せている。

第1位:ホンダPCX〈410票〉同門対決を制して3連覇

ホンダPCXシリーズ

125と150を用意する大人気のシティコミューターがV3を達成した。’18年型でフルチェンジした上に、ハイブリッドと完全電動仕様まで投入し、人気は高まるばかり。しかも’21年にまたも全面刷新! 来季の体制はまさに盤石だ。

【読者の声:使い勝手に絶賛】●通勤最強!(広島県Y.S.) ●スタイル、燃費、使いやすさと三拍子揃ったスクーター(北海道Y.S.) ●安定の安定(愛知県T.M.)

第2位:ホンダADV150〈395票〉質感抜群SUV、惜しくも届かず

ホンダADV150

注目の新顔が僅差の2位でフィニッシュ。X-ADVを思わせるスタイルと質感の高さで話題を呼び、予約段階で年間販売計画を上回る約4000台を受注した。

【読者の声:新感覚!】●未来感満載でカッコいい(東京都S.K.) ●スクーターだけど暇させません的なオーラ(三重県Y.H.)

第3位:ヤマハ トリシティ300〈219票〉旅にも使える最新LMW

ヤマハ トリシティ300

155/125に続く最新の前2輪+後1輪スクーター。シリーズ最大の299ccと大柄ボディでツアラー志向を高め、初のトラコンや自立アシスト機構も備える。

【読者の声:自立できる!】●足を着かなくても自立する(京都府J.M.) ●3輪でここまで市民権を得たのはすごい(神奈川H.M.)

スクーター部門ランキング

[順位 車名 メーカー 得票数 前年順位
[01] ホンダPCXシリーズ〈410〉(1)
[02] ホンダADV150〈395〉(初)
[03] ヤマハ トリシティ300〈219〉(初)
[04] ヤマハ トリシティ155/125〈158〉(3)
[05] ヤマハTMAX560シリーズ〈125〉(初)
[06] スズキ アドレス125シリーズ〈96〉(9)
[07] ホンダ フォルツァ〈93〉(5)
[08] ヤマハ ビーノ〈77〉(–)
[09] ヤマハ マジェスティS〈66〉(7)
[10] ヤマハ シグナスX〈52〉(10)


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