
11月に開催されるEICMA 2026の会場において、ビーエムダブリューがA2ライセンス層に向けた完全新設計のスーパースポーツ「F 450 RR」が世界初公開される。フラッグシップ「S 1000 RR」譲りのアグレッシブなスタイリングに、新開発の420cc直列2気筒エンジンを搭載。扱いやすい車体サイズと高度な電子制御を兼ね備えた注目の新世代ミドルスポーツを紹介しよう。
●文:ヤングマシン編集部 ●写真/外部リンク:BMW motorrad
S 1000 RRのDNAを凝縮したアグレッシブなフォルム
EICMA 2026のBMWブースで大きな注目を集めそうなF 450 RRは、上位モデルの意匠を色濃く受け継いだグラマラスなカウリングをまとう。
象徴的なスプリットフェイスのフロントマスクには独立配置のフルLEDヘッドライトを備え、フロントフェアリング側面にはウイングレットを配置。スリムなティアドロップ形状の燃料タンクや短く跳ね上がったリアセクションが、RRファミリーに共通するシャープなシルエットを形づくっている。トリムパネルのギルや中空スポークの軽量鋳造アルミホイールなど、細部に至るまでレーシングスピリットが息づく仕上がりだ。
新開発420cc直列2気筒エンジンと軽量シャシーが生み出す俊敏な走り
走りの要となるパワーユニットには、新開発の420cc空水冷直列2気筒エンジンを採用。最高出力48hp(35kW)、最大トルク43Nmを発揮し、3000rpmの低回転域から最大トルクの80%を引き出せる扱いやすい出力特性に仕上げた。135度クランクピンオフセットによる不均等燃焼とエンジン下部のアンダーベリーマフラーが、従来型マフラー比で約2kgの軽量化を達成しつつ、独特のサウンドを響かせる。
スチール製トレリスフレームにエンジンを剛性メンバーとして組み込み、車重は装備重量で177kgに抑えた。足回りには43mm径のKYB製倒立フロントフォークとBrembo製ラジアルマウントキャリパー付き310mmディスクを組み合わせ、精度の高いハンドリングと制動力を提供する。
790mmのシート高と先進電子制御で広がる日常とサーキットの走りの幅
扱いやすさを追求したエルゴノミクスと最新の電子制御やユーティリティの豊富さもこのモデルの大きな強みだ。
標準シート高は790mmに設定されており、1770mmのインナーレッグ曲線と相まってスーパースポーツながら良好な足つき性を確保した。オプションのローシートを使用すれば775mmまで下げることが可能だ。
さらに標準装備の6.5インチTFTディスプレイや3段階のグリップヒーターに加え、ABS Pro、Dynamic Traction Control、Dynamic Brake Control、エンジンドラッグトルクコントロール(MSR)を標準で網羅。クラッチ操作なしで変速できるシフトアシスタントProや、遠心クラッチにより発進・停止時のクラッチ操作を不要にするイージーライドクラッチ(ERC)も設定され、逆シフトパターンへの変更にも対応すると至れり尽くせりだ。
まとめ:日本導入への期待が高まる注目の1台
扱いやすい車体構成とサーキット走行までカバーする装備群を兼ね備えたF 450 RRは、幅広い層のライダーに刺激的な走りを提供してくれることだろう。日本国内での発売時期や価格についての発表が待たれる。ミドルスーパースポーツの新たな指標となり得るこのマシンの続報に注目だ。
BMW F 450 RR (2027model / EU) COLORS
【BMW F 450 RR】●レーシングレッド
BMW F 450 RR (2027model / EU) SPECS
| 項目 | 諸元 |
|---|---|
| シート高 | 790mm(※ローシート775mm / ハイスポーツシート810mm) |
| 車両重量 | 177kg(※装備重量) |
| エンジン形式 | 空水冷4ストローク直列2気筒 |
| 総排気量 | 420cc |
| 最高出力 | 35kW[48hp] |
| 最大トルク | 43N・m / 6750rpm |
| 燃料タンク容量 | 14L |
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(新型スーパースポーツ)
エントリーライダーも意識した軽量スリムなシングルスポーツ インドで先行発売されたモデルに仕様変更を加え、ʼ20年4月に新発売されたのが、ネイキッドのジクサー250と基本構造を共有するフルカウルスポーツ[…]
218ps&15000rpmへパワーアップ! ドゥカティは、第7世代スーパーバイクの進化型となる「パニガーレV4」および「パニガーレV4 S」のMY2027を公表した。ヨーロッパ市場での2027年3月[…]
その気になっちゃう、優しいけど本格派! スチール製フレームに688㏄水冷並列2気筒エンジンを搭載するネイキッドのMT-07をベースに、幅広いライダーが楽しく扱い切れるスーパースポーツとして開発され、日[…]
製造工程の見直しで熟成!スペック維持で登場した最新「2027年モデル」 ヤマハ発動機は、3気筒スーパースポーツフラッグシップ「YZF-R9 ABS」の最新仕様となる2027年モデルを発表した。プロダク[…]
2021年モデルで国内導入が終了した過給モンスターが帰ってきた! 2015年に登場したNinja H2は、「誰も経験したことのない走行体験を実現する」という目標のもと、川崎重工業グループのガスタービン[…]
最新の関連記事(BMWモトラッド)
スーパースポーツだけじゃない!様々なタイプのバイクで楽しめる サーキットというとスーパースポーツのようなモデルばかりと思われがちだが、サーキットエクスペリエンスには多種多様なバイクが参加している。スー[…]
軽さが生む、旅先での扱いやすさ F 450 GSに乗って、まず好印象だったのが車体の扱いやすさです。GSらしいデザインを受け継ぎながら、全体がコンパクトにまとまっています。 F 450 GSの車重は1[…]
雨でバイクに乗れなさすぎて、そろそろ気が狂いそうだった女の1日。 皆様こんにちは~。指出瑞貴です♪ 30日間以上、連続雨という東南アジアのような不思議なお天気ですね。自分の休み[…]
先着200名にBMW Motorrad純正Tシャツをプレゼント 今回のテーマはズバリ「走って感じる。着て楽しむ。」 期間中にディーラーで対象車両(一部を除く現行モデル全車種!)に試乗し、試乗後のアンケ[…]
人を喰らう魔境の地へ 人喰谷。名前からして尋常でない雰囲気の地名が富山県の山中にある。 その名の通り、この谷は多くの旅人の命を奪ってきた“人を喰う谷”だったのだ。まさに魔物が支配する異界の地。また、こ[…]
人気記事ランキング(全体)
水平対向6気筒とダブルウィッシュボーンサスがもたらす独創の走り ホンダのプレミアムツアラーとして君臨するゴールドウイングの2027年モデルが北米で発表された。日本国内で展開されるモデル同様に低重心設計[…]
ZGMF-X10Aを再現!フリーダムガンダムのグラフィックワーク 新大洲ホンダの原付二種スクーターラインナップに加わった「NS125FX フリーダムガンダムコラボ限定版」は、劇中機体の配色とメカニカル[…]
Z1から11年、新基準を打ち立てた カワサキが水冷6気筒のZ1300を発売したのは’79年だったが、この頃からすでにZ1系に代わる次世代フラッグシップが模索されていた。Zに改良を加えて世代交代を進めて[…]
机上航続距離 354.57㎞にどこまで迫れるか !? ワンタンクチャレンジのルール!●完全ガス欠するまでツーリング!●燃費走行&アイドリングストップなし!●一般的なツーリングペースで検証!●マシンのキ[…]
エントリーライダーも意識した軽量スリムなシングルスポーツ インドで先行発売されたモデルに仕様変更を加え、ʼ20年4月に新発売されたのが、ネイキッドのジクサー250と基本構造を共有するフルカウルスポーツ[…]
最新の投稿記事(全体)
高性能ICを採用したバイク専用電源 クラシックデュアルメータールックカバーのサービスホールに取り付け可能な、USB Type-C 1ポートを備えたバイク専用電源。接続機器に合わせて最適な充電を制御する[…]
S 1000 RRのDNAを凝縮したアグレッシブなフォルム EICMA 2026のBMWブースで大きな注目を集めそうなF 450 RRは、上位モデルの意匠を色濃く受け継いだグラマラスなカウリングをまと[…]
DT-アプリの「専用イコライザー」で真価を発揮! 最大の注目ポイントは、スマホ向けアプリ「DT-アプリ」との連携だ。アプリ内に本スピーカー専用のイコライジングプリセットが追加されており、選択するだけで[…]
乗りやすさを優先するべきか、ハードルの高さを楽しむか… 同じようにレトロ調のデザインが与えられたGSX-8TとXSR900 GPですが、その走りには大きな違いがあります。GSX-8Tはバーハンドルの2[…]
悪評を覆し、世界中で熱狂的に迎えられた「GSX1100S KATANA」 GS750・1000はひとまずの成功を収めたが、スズキはさらなる高出力化を求めて研究を開始。新4バルブユニットには GSXの名[…]
- 1
- 2










































