
2026年10月19日、ついにバイクの「希望ナンバー制」の申し込みがスタートする。愛車に自分だけの特別な4桁を掲げられるこの新制度は、バイクのカスタマイズ文化をさらに熱くさせること間違いなしだ。しかし、「自分のバイクは対象なのか?」「どうやって申しけばいいのか?」といった疑問を持つ人も多いことだろう。そこで本記事では、新制度で「何ができるのか」という対象ルールや費用、そして「どうやるのか」という具体的な申し込み手順を分かりやすく紹介しよう。
●文:ヤングマシン編集部 ●外部リンク:国土交通省
愛車の「顔」を自分でプロデュース。新制度で選べる数字と対象車両区分
これまでは偶然配られた数字を受け入れるしかなかったが、2026年10月19日からは、自分が選んだ「お気に入りの4桁の数字」を愛車に掲げることができる。
この恩恵を受けられる「対象車両」は、125cc超の「軽二輪」および「小型二輪」のクラスだ。ツーリングの主役となるリッター超えの大型バイクから、高速道路に乗れる250ccクラスまでしっかりと網羅されている。
一方で、125cc以下の原動機付自転車(原付)や、特定の商業用車両などは今回の制度からは対象外だ。ここは注意しておきたい。
なお、新しく交付されるプレートは、物理的なサイズ自体はこれまでと変わらない。しかし、希望ナンバーの導入に伴い、プレート枯渇を避けるためにローマ字や数字を追加した「新様式デザイン」が採用される。愛車の印象をさりげなく変える、新しいナンバーカスタムの時代の到来だ。
狙うはゾロ目か、記念日か? 人気番号を巡る「毎週の抽選システム」
希望ナンバー制では、基本的にあなたが思い描く自由な4桁のアラビア数字を申請できる。自分の誕生日や愛車の排気量など、組み合わせは自由だ。しかし、誰もが欲しがる特定のラッキーナンバーやゾロ目といった「人気の数字」については、申請すれば誰でも手に入るわけではない。
伝説のGPライダーたちのゼッケン番号も人気を博しそうだ。バリー・シーンの「7」、ヴァレンティーノ・ロッシの「46」、ケヴィン・シュワンツの「34」、マルク・マルケスの「93」など、愛着のある数字を堂々と愛車に掲げられる喜びは計り知れない。
公平性を担保するため、これら人気が集中する数字に対しては「毎週の抽選システム」が導入される。当選した幸運なライダーだけが、その特別な数字を手にする権利を得るのだ。
もし抽選対象となる人気番号を狙うのであれば、毎週の抽選結果を待つスリリングな心理戦を楽しむ覚悟が必要だ。逆に、自分や家族にしか分からないような記念日などの数字であれば、抽選を避けてスムーズに取得できる可能性が極めて高い。どのような数字で愛車を彩るか、思いを巡らせる時間もライダーにとって楽しい時間となるだろう。
自宅のPCからでも、近くの窓口からでも。希望ナンバーを手に入れる具体的な「やり方」
実際に希望ナンバーを手に入れる手続きは意外と簡単。大きく分けて2つ用意されている。
1つ目は、最も手軽な「オンラインポータル」を利用する方法だ。パソコンやスマートフォンを通じて、24時間いつでも好きなタイミングで希望する数字の申し込み手続きを行うことができる。仕事やツーリングで忙しい現代のライダーにとって、ネット上で完結できるシステムはありがたい。
2つ目は、従来通り「物理的な窓口」へ直接足を運んで申請する方法。ネットでの操作に不安がある場合や、手続きについて直接確認しながら進めたい場合は、窓口のスタッフと対面しながら確実に申請を行うのがおすすめだ。
申し込みが受理され、無事に番号が確定した後は、新しいナンバープレートが作成される。自分だけの特別なプレートが完成するのを待つ時間は、新車を納車するときのワクワク感にも似た高揚感を味あわせてくれるはずだ。
手続きにかかるリアルなコスト。2,500円〜3,000円で手に入る「自己表現」の価値
希望ナンバー制度を利用するために必要な「費用」についても、事前におさらいしておこう。ナンバーの変更に伴う処理手数料は、1枚あたり「2,500円〜3,000円」程度に設定されている。この金額は、申請を行うオンラインポータルや手続きを行う窓口の場所などによって多少の幅があるため、自身の地域での正確な料金は申請時に確認しておくと安心だ。
数万円もするような高額なカスタムパーツに比べれば、3,000円以下で愛車に100%のオリジナリティと特別な意味を付与できるこの制度は、極めてコストパフォーマンスが高い「大人のちょいカスタム」といえよう。
愛車への愛着をさらに深め、ツーリング先で同じバイク乗りとナンバーの数字をきっかけに会話が弾む。そんなプライスレスな体験が、わずか数千円の手数料で手に入るのだ。10月19日の受付開始に向けて、今からお気に入りの4桁を本気で考え始めてみてはいかがだろうか。
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(ニュース&トピックス)
合計19万5000人の大混雑!ネット時代に人々がわざわざ会場に並ぶ理由 ネットを開けば新型車のスペックや動画が手に入る時代。それにもかかわらず、なぜモーターサイクルショーはあれほど人を惹きつけるのか。[…]
評価のために検挙へ走る同僚と新人の複雑な胸中 交通取り締まりに対して「点数稼ぎだ」「反則金目当てのノルマだろ」と悪態をつきたくなる瞬間はある。その疑問に対し、元沖縄県警の女性白バイ隊員・宅島奈津子さん[…]
作品の舞台となった山梨の魅力を訴求する企画展「ゆるキャン△と山梨▲」 本展を担当する山梨県立博物館学芸課の海老沼真治さん自身も『ゆるキャン△』ファンで、今回の企画も「いつか博物館とコラボした展示をやり[…]
2kgの軽量化と6%のパワー向上がもたらす、息をのむような「超・接近戦」のシナリオ モータースポーツを愛する者にとって、最も心が躍る瞬間は、最終ラップの最終コーナーまで誰が勝つか分からない、一瞬の隙も[…]
命と未来を守る20日間の誓い:第51回二輪車安全運転推進運動 生身の体で風を切り、その流れと一体になるバイク。その楽しさを支えるのは、揺るぎない安全と安心だ。一般社団法人 日本二輪車普及安全協会(以下[…]
最新の関連記事(交通/社会問題)
1.【背景・経緯】三ない運動から交通安全教育へ 講習会レポートの前に、埼玉県の三ない運動推進の背景と経緯を振り返っておこう。 バイク事故から高校生の命を守ると共に暴走族への加入といった非行を防ぐために[…]
評価のために検挙へ走る同僚と新人の複雑な胸中 交通取り締まりに対して「点数稼ぎだ」「反則金目当てのノルマだろ」と悪態をつきたくなる瞬間はある。その疑問に対し、元沖縄県警の女性白バイ隊員・宅島奈津子さん[…]
命と未来を守る20日間の誓い:第51回二輪車安全運転推進運動 生身の体で風を切り、その流れと一体になるバイク。その楽しさを支えるのは、揺るぎない安全と安心だ。一般社団法人 日本二輪車普及安全協会(以下[…]
1.千代田区にはどんなバイク駐車場があるのか 前編でお知らせした通り以下の7つの実例について紹介する。 ①歩道を切り下げての区営自動二輪駐車場 ②首都高1号上野線高架下の区営自転車等駐車場 ③JR高架[…]
ツーリング日和に325名が集結した「JAPAN RIDERS CAFÉ 北海道」 日本二輪車普及安全協会が主催する「JAPAN RIDERS CAFÉ」は、2024年度からスタートした取り組みだ。バイ[…]
人気記事ランキング(全体)
1978年に市場に投入。ホンダの英知を集めた名作6気筒モデル「CBX 1000」 多気筒化によるエンジンの高出力化と超高回転化は、1960年代の世界GPロードレースにおいてホンダがその正当性を鮮烈に実[…]
愛車をガード! 安心の防犯&プロテクト系 ◾️パイプエンジンガード Upper / Lower 万が一の立ちごけでも車体へのダメージを最小限に抑える質実剛健なパイプガード。補修用としても頼[…]
秋のバイクシーズンに向けて、E-Clutchでも最高峰の直4サウンドと走りを先取りする 朝夕の風に涼しさが混じる8月下旬、ライダーが心躍らせる秋のツーリングシーズンがまもなく幕を開ける。このベストシー[…]
ロングセラーとなった6気筒ツアラー「カワサキ Z1300」 ホンダのCBX1000とほぼ同時期である1978年のケルンショーで発表され、翌1979年に登場したのがカワサキZ1300である。同じ並列6気[…]
最新の投稿記事(全体)
愛車の「顔」を自分でプロデュース。新制度で選べる数字と対象車両区分 これまでは偶然配られた数字を受け入れるしかなかったが、2026年10月19日からは、自分が選んだ「お気に入りの4桁の数字」を愛車に掲[…]
クルマでもバイクでもない!街中をスイスイ駆ける超コンパクトEV スマートに、スタイリッシュに街を駆け抜ける。 そんな都市型モビリティの未来を現実のものとしたひとつの答えが、今回オートバックスで受注が始[…]
カウル付きロードスポーツも安心の「湾曲(アーチ)形状」 今回リリースされたラダーレールの最大の特徴は、中央部が弓なりに曲がった「湾曲設計」。ストレートタイプのラダーに比べて傾斜の変化が緩やかになるため[…]
レインウエア+αがスッキリ収まる絶妙なサイズ感 今回の新作2種は、日帰りツーリングでの使い勝手を徹底的に追及。雨具、500mlペットボトル、モバイルバッテリーといった「これだけは持って走りたい」という[…]
なぜ「45°」なのか? 絶妙な角度が痒い所に手が届く! すでにラインナップされている60°、90°、135°も絶大な支持を得ているが、車種やホイールデザイン、ディスクローターのクリアランスによっては「[…]
- 1
- 2




































