
バイクのコンディションを維持し、時には古びた愛車を蘇らせるメンテナンスやレストア。ヤングマシンでは、これまで多くのDIY整備ネタを紹介してきた。今回はその中から、とくにライダーたちの注目を集めた人気記事をランキング形式でお届けする。日常のちょっとしたトラブル解決から、目から鱗の裏技、さらには禁断の実験まで、バイクライフを豊かにする珠玉のテクニックを振り返ってみよう。
●文:ヤングマシン編集部
- 1 1位:結束バンドを「切らずに外す」再利用テクニック
- 2 2位:白ボケした未塗装樹脂が黒光り!ヒートガンを使った驚きの復活術
- 3 3位:高ナットが救世主? 専用工具なしで「巨大な六角穴ボルト」を攻略
- 4 4位:恐怖の滑りとおさらば! 走らずに5分で完了する「タイヤ皮むき術」
- 5 5位:【禁断実験】エンジンオイルを規定量の3倍入れたらどうなるか?
- 6 6位:車体5500円から! 伝説の「湘南ジャンクヤード」を遊び尽くす攻略法
- 7 7位:なぜ「猿」? 意外と知らないモンキーレンチの名前の由来
- 8 8位:絶望からの生還! 頭が折れたボルトをハンマーとポンチで外す技
- 9 9位:レストア革命! カチコチのインシュレーターを復活させる魔法のケミカル
- 10 10位:昭和のライダーを熱狂させた「ガンスパーク」という伝説のオカルトパーツ
1位:結束バンドを「切らずに外す」再利用テクニック
メンテナンス現場で欠かせない結束バンドだが、一度締めると切断するしかないのが常識。しかし、千枚通しや細いマイナスドライバーを使い、ロック部分にある「爪」を浮かせれば、ワンウェイタイプでも外すことが可能だ。
とくに作業ミスをした際、手元に予備がない緊急時にはこの知恵が大きな助けとなる。ただし、爪を傷めることで本来の結束力が低下するリスクがある点は、承知の上で試すべきだろう。
いざという時に役に立つ小ネタ「結束バンドの外し方」 こんにちは! DIY道楽テツです。今回はすっごい「小ネタ」ですが、知っていれば間違いなくアナタの人生で救いをもたらす(大げさ?)な豆知識でございます[…]
2位:白ボケした未塗装樹脂が黒光り!ヒートガンを使った驚きの復活術
長年の紫外線で白化した未塗装樹脂パーツは、バイクを古臭く見せてしまう要因だ。これをヒートガンで加熱し、表面の微細なクラックを溶かして平らに均すことで、驚くほど簡単にツヤが戻る。
ケミカルによる一時的なコーティングとは異なり、樹脂の熱可塑性を利用した物理的な補修術といえる。炙りすぎによる変形や焦げには注意が必要だが、数ヶ月から一年以上の効果持続が期待できる、極めて有効なテクニックだ。
未塗装樹脂の白ボケ原因とツヤを復活させる方法 黒かったものが白っぽくなってくると古臭く見えてしまいます。…いいえ、「白髪」ではなくて「黒樹脂(未塗装樹脂)パーツ」のオハナシです。 新車の頃は真っ黒だっ[…]
3位:高ナットが救世主? 専用工具なしで「巨大な六角穴ボルト」を攻略
フロントフォークのトップキャップなど、滅多に使わない大径の六角穴が現れた際、高価な専用工具を買わずに済ませることが実は可能。それがホームセンターで安価に入手できる「高ナット」をボルト穴に差し込み、その外側をスパナやソケットで回すという合理的なアイデアだ。
高ナットは規格品のためサイズが豊富で、現場での対応力も高い。見た目こそチープだが、安価で確実な代用品として、いざという時に役立つ知恵だ。
「特殊ボルト」で困ったこと、ありませんか? 今回は「でかい六角穴のボルト」を特殊工具なしで外してみようというお話。 バイクを整備していると時々変なボルトに出会うことがあります。今回は古い原付オフロード[…]
4位:恐怖の滑りとおさらば! 走らずに5分で完了する「タイヤ皮むき術」
新品タイヤ表面に残るツルツルの離型剤は、走り出しの転倒リスクを高める厄介な存在だ。これを慎重な走行で慣らす代わりに、「研磨パッド(ナイロンたわし)」と食器用洗剤で物理的に洗浄・研磨するテクニックを紹介した。
番手#320程度のパッドで力を入れて洗えば、タイヤの端まで均一にマットな質感が手に入り、本来のグリップ力を発揮しやすくなる。ビクビクしながら倒し込む必要がない、ミニバイクレースでも重宝される技だ。
タイヤの皮むきの必要性 「タイヤを新品に交換したらやるべき」とされているタイヤの皮むき。具体的にどのような必要性があるのかというところから、話を始めたいと思います。 新品タイヤの表面には、製造時に使わ[…]
5位:【禁断実験】エンジンオイルを規定量の3倍入れたらどうなるか?
「オイルは多い方が冷えるのでは?」という疑問を、スーパーカブのエンジンで検証した衝撃のレポートだ。
注入口から漏れる寸前まで入れた結果、アイドリングや吹け上がりに大きな変化はなかったが、抜いたオイルは「泡立ち(エアレーション)」を起こしてクリーミーな状態に変貌していた。この気泡は潤滑不良や油圧低下を招き、最悪のケースではエンジンの焼き付きを誘発する。やはりメーカー指定の「適量」こそが正義である。
【ご注意】本記事は、エンジンオイルの過剰注入がエンジンに与える影響を確認するための実験であり、一般使用車両での実施や再現を推奨するものではありませんのでご了承ください。 オイルの規定量は守らなくちゃイ[…]
6位:車体5500円から! 伝説の「湘南ジャンクヤード」を遊び尽くす攻略法
神奈川県にある、現状販売に特化した「湘南ジャンクヤード」の歩き方を伝授した。整備や保証がない代わりに圧倒的低価格で車両が並び、5500円からという驚きのプライスも珍しくない。
自分のメンテナンス能力と財布を照らし合わせ、膨大な在庫からお宝やレアパーツを探し出すプロセスは、まさにライダーにとってのアミューズメントパークだ。自己責任を楽しめるDIY派なら、一度は訪れるべき聖地といえる。
かつてバイク乗りに親しまれていた「解体屋」文化 ボロボロのバイクが無造作に山に(比喩ではなく本当に山積み)なっていて、客は工具を片手にその山に登って部品を剥ぎ取ってきたり、バラした部品を集めてその場で[…]
7位:なぜ「猿」? 意外と知らないモンキーレンチの名前の由来
誰もが手にする工具だが、その名の由来には諸説ある。発明者の名前「Charles Moncky」にちなんだ説や、天井付近を猿のように飛び回る配管作業員(グリスモンキー)から取った説などが存在する。
中でも有力なのが、工具の頭部形状が猿の横顔に似ているという「見た目説」だ。熟練者ほど「押さえる」工具として重宝するというモンキーレンチ。その歴史と意外な見た目のシンクロを知れば、愛着も一層深まるだろう。
なぜ「モンキーレンチ」って呼ぶのでしょうか? そういえば、筆者が幼いころに一番最初の覚えた工具の名前でもあります。最初は「なんでモンキーっていうの?」って親に聞いたけども「昔から決まっていることなんだ[…]
8位:絶望からの生還! 頭が折れたボルトをハンマーとポンチで外す技
ボルトの頭が折れ、雌ネジの中に残ってしまう絶望的な状況。しかし、頭がないボルトは締結時のテンションが抜けているため、じつは「叩けば回る」ことが多い。
センターポンチをボルトの端に当て、回転方向に少しずつハンマーで叩くのがコツだ。焦らず振動を与え続けることで、サビで固着していない限り、多くの折れ込みボルトを救出できる。特別な抜き取り工具を使わずとも基本道具だけで解決できる、現場の高等スキルだ。
ヤフオクで入手したバイクのフレーム。ネジ穴に折れたボルトが詰まってた!? ヤフーオークションでとあるバイクのフレームを買ったところから話が始まります。 フレーム曲がりや大きな傷もなく、塗装面も小傷があ[…]
9位:レストア革命! カチコチのインシュレーターを復活させる魔法のケミカル
経年劣化で石のように硬くなったゴム部品を、弾性回復剤「ラバゲイン」で蘇らせる検証記事だ。液剤に浸け込んで放置するだけで、新品同様の「ぷにぷに」した柔軟性が戻り、着脱に苦労していたインシュレーターがスムーズに装着できるようになる。
熱で一時的に軟化させるのとは違い、ゴム全体の弾力が回復するのが最大の特徴だ。廃番部品に悩む旧車乗りにとって、レストアの常識を覆す救世主的なアイテムといえる。
古いゴムは硬化するのが自然の節理、だが・・・ ゴム部品は古くなると硬くなります。これは熱・酸素・紫外線などによる化学変化(酸化劣化)で、柔軟性の元である分子の網目構造が変化したり、柔らかくする成分(可[…]
10位:昭和のライダーを熱狂させた「ガンスパーク」という伝説のオカルトパーツ
プラグキャップの間に割り込ませるだけで「猛烈な加速」を謳った、懐かしのカスタムパーツを振り返った。電気を蓄えて強力な火花を作る仕組みだが、当時の広告の勢いは凄まじかった。効果の有無については賛否両論あるが、実体験として始動性向上や低速トルクアップを感じたライダーも少なくない。
現代ではオカルト的扱いを受けることもあるが、愛車を少しでも速くしたいと願った当時の情熱を象徴する夢のアイテムだったのだ。
あったよね~ガンスパーク! 「ガンスパーク」ってありましたね~。覚えてるだけじゃなくて、実際に使ってみたという方も多いのではないでしょうか。1980年代後半~1990年代前半は、どのバイク雑誌を開いて[…]
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(ニュース&トピックス)
「左手の自由」を手に入れた最新シリーズを積極展開。その主役はASA搭載「R1300RS」 バイクの楽しさはそのままに、クラッチ操作だけを機械にお任せする「ASA」は、コンピューターと電気駆動のアクチュ[…]
6万円台から手に入るアライのハイエンドクラス、まもなく登場か アライの新製品「X-SNC」の最大の特徴は、帽体(シェル)の進化にある。 最新の空力解析に基づいた「SNC(ストラクチュラル・ネット・コン[…]
和のテイストを煮詰めた神社仏閣デザイン ホンダ・ドリームといえば、今でこそディーラー名として知られてはいるものの、元をただせば1949年に発売されたホンダの大ヒットモデルです。「ドリーム=夢」と名付け[…]
補助金なしで22万円!ガソリン車に迫る価格破壊 EV 2025年末の生産終了に伴い、新車としては失われてしまった50cc原付。新基準原付も各メーカーから登場しつつあるが、意外とあなどれない選択肢が電動[…]
伝統の「KLE」モデルが華麗に復活 昨年秋に海外で発表された、カワサキ「KLE500」シリーズは、「LIFE’S A RALLY. RIDE IT.」というスローガンを掲げて登場したアドベンチャーモデ[…]
最新の関連記事(メンテナンス&レストア)
固着したネジと会ったら黄金ルールを思い出せ バイクをメンテナンスしたりレストアしたりしているとしょっちゅう出会うのがコレ「固着したネジ」です。 はい、今回も遭遇しました。古いモンキーのクラッチのカバー[…]
使い途の多い「加熱」。サンメカなら持っておきたいヒートガン メンテナンスではサビたネジを緩めたり固着したガソリンを除去したり、パリパリに固まったテープやステッカーを除去するなど、ボルトやビスを回す以外[…]
直ってなかったよリトルカブ 以前、エンジン始動不良になったリトルカブ。スパークプラグを“奥まで”掃除してエンジン始動。太く青白い火花が復活して「やった!原因はカーボンだったか!」と小躍りしていたワタク[…]
急がば回れの「ガソリンタンクのサビ退治」 「ガソリンタンクのサビ退治」つまりタンク内に発生したサビの除去作業以前に、必ずやらなくてはいけないのが、変質した残留ガソリンによるタールやワニス状汚れ除去であ[…]
ノーマルで乗ってもカスタムしても楽しさを実感できるビッグシングル スターターボタンを押せばいつでもすぐにエンジンが掛かるのが当然という中で、わざわざライダー自身がキックペダルを踏んで始動する儀式が必要[…]
人気記事ランキング(全体)
1.「裏ペタ」という不思議なカスタム SS系やストリートファイター系のカスタムバイクで、時折見かけることがある「裏ペタ」。要はナンバープレートを、リヤフェンダーの内側に貼り付けるカスタム(!?)のこと[…]
世界初!カーボンフォーク&カーボンセラミックブレーキの衝撃 今回の目玉は、何といっても足まわりだ。驚くなかれ、フロントフォークのアウターチューブにはカーボンファイバーを採用(オーリンズ製NPX 25/[…]
’80年代の国内市場は短命モデルの宝庫でもあった 若年人口の増加も手伝い、国内でのモーターサイクル販売需要も多かった’80年代。エンジンは空冷から水冷化が進み、サスペンションもフレームも日々進化が見ら[…]
ネオクラの極み!“静謐なエレガンス”を纏った都会派スクランブラー ナイトシフトといえば、カフェレーサー的なフラットシートやバーエンドミラー、そしてスポークホイールが生み出す「夜のストリート」感が持ち味[…]
極太のフレームに仰天 ライバルがアルミフレームで先鋭化する中、ついにヤマハもFZの発展進化形をリリースする。1986年5月に発売されたFZRは、前年に発売されたFZ750やFZ250フェーザーと同様、[…]
最新の投稿記事(全体)
レースは自分の人生そのもの 始まりがあれば、終わりは必ずやってくる。絶対王者として長年、国内最高峰の全日本ロードレース選手権JSB1000クラスに君臨してきた中須賀克行が、今シーズン限りでの引退を表明[…]
ツーリング&キャンプを楽しむ人の強い見方 寒い冬もようやく終わりが見えてきて、春の陽気を感じるこの季節。しばらく遠ざかっていたツーリングに出かけてみたくなるシーズンでもある。気軽な装備で楽しむのもいい[…]
そもそもJOG ONEが区分される“新基準原付”とはなんぞや? 排出ガス規制の強化により2025年11月で50cc原付バイクの国内生産が終了。これに伴い2025年4月から、原付一種に新たな区分“新基準[…]
先代のヨーロッパとは似て非なる生い立ち ロータス・エスプリは言うまでもなく名作「ヨーロッパ」の後継モデルとして、1976年に発売されました。ロータス創設者のコーリン・チャップマンは、新時代のスーパーカ[…]
ぬるい風とは決別だ。「着るクーラー」で未体験の涼しさを じりじりと肌を焦がす直射日光、そしてまとわりつくような不快な湿度。そんな過酷な環境下でファン付きウェアを最大出力にしても、けっきょくは生ぬるい熱[…]
- 1
- 2



























































