
カワサキは、スーバーチャージャーを搭載のスポーツツーリングモデル「Ninja H2 SX SE」にニューカラーを設定するとともにナビ機能などを新採用し、2026年モデルとして2025年11月1日に発売すると発表した。
●文:ヤングマシン編集部(ヨ) ●外部リンク:カワサキモータースジャパン
スマホ連携機能で魅力を増した、ボッシュ製ARASを備える最高峰ツアラー
カワサキは「ニンジャH2 SX SE」の2026年モデルを11月1日に発売する。カラー&グラフィックの変更およびスマートフィンアプリリ「RIDEOLOGY THE APP MOTORCYCLE」の「音声コマンド」、「ナビ機能」を利用可能になったのが主な変更点で、機能追加をしつつ価格上昇は+1万1000円とされている。
ニンジャH2 SX SEは、カワサキ史上最も進化した”バランス型”スーパーチャージドエンジンを搭載するスポーツツーリングモデルで、アダプティブクルーズコントロールやブラインドスポットディテクションを含むボッシュ製ARAS(アドバンスト・ライダー・アシスタンス・システム)によってあらゆる環境下でライダーにメリットを提供する。
ARASはアダプティブクルーズコントロール (ACC)、フォワードコリジョンワーニング/前方衝突警告(FCW)、ブラインドスポットディティクション(BSD)からなり、このほかKCMF、KTRC、KLCM、KIBS、KQS、KEBCを含むライダー支援技術、インテグレーテッドライディングモードなどを備えている。
また、坂道発進をサポートするビークルホールドアシスト(VHA)、エマージェンシーストップシグナル(ESS)、タイヤプレッシャーモニタリングシステム(TPMS)、スマートキーのKIPASS、LEDコーナリングライト、グリップヒーター、ETC2.0車載キットを標準装備。2023年モデル以降はオートハイビーム(AHB)を採用している。
スタンダードモデルのニンジャH2 SXに対しては、ブレンボ製ラジアルモノブロックキャリパー「Stylema」、およびショーワ製スカイフック式EERA(電子制御ライドアジャスト)テクノロジーを搭載した、カワサキエレクトロニックコントロールサスペンション (KECS)を追加装備してあらゆる走行条件に対応する。
このたびのマイナーチェンジでは、これにスマートフォン連携が加わった形だ。
なお、ニンジャH2 SX SEは1か月点検に加え3年間の定期点検とオイル交換(フィルター含む)が無償で受けられる『カワサキケアモデル』に指定されている。
ニンジャH2 SX SE のスタイリング
KAWASAKI Ninja H2 SX SE[2026 model]メタリックカーボングレー×メタリックディアブロブラック(GY1) ※一部ハイリーデュラブルペイントを使用
KAWASAKI Ninja H2 SX SE[2026 model]メタリックカーボングレー×メタリックディアブロブラック(GY1) ※一部ハイリーデュラブルペイントを使用
KAWASAKI Ninja H2 SX SE[2026 model]※純正アクセサリー装着車
ニンジャH2 SX SE のスペック
車名 | Ninja H2 SX SE |
型式 | 8BL-ZXT02P |
全長×全幅×全高 | 2175×790×1260mm |
軸距 | 1480mm |
最低地上高 | 130mm |
シート高 | 820mm |
装備重量 | 267kg |
エンジン型式 | 水冷4ストローク並列4気筒DOHC4バルブ |
総排気量 | 998cc |
内径×行程 | 76.0×55.0mm |
圧縮比 | 11.2:1 |
最高出力 | 200ps/11000rpm (ラムエア加圧時:210ps/11000rpm) |
最大トルク | 14.0kg-m/8500rpm |
変速機 | 常時噛合式6段リターン |
燃料タンク容量 | 19L |
WMTCモード燃費 | 18.4km/L(クラス3-2、1名乗車時) |
タイヤサイズ前 | 120/70ZR17 |
タイヤサイズ後 | 190/55ZR17 |
ブレーキ前 | φ320mmダブルディスク+4ポットキャリパー |
ブレーキ後 | φ250mmディスク+2ポットキャリパー |
価格 | 313万5000円 |
色 | 灰×黒 ※一部ハイリーデュラブルペイントを使用 |
発売日 | 2025年11月1日 |
KAWASAKI Ninja H2 SX SE[2026 model]
KAWASAKI Ninja H2 SX SE[2026 model]
KAWASAKI Ninja H2 SX SE[2026 model]
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