
ニンジャ650ベースの400版派生モデルだったニンジャ400が、ニンジャ250と共通の車体を採用するフルモデルチェンジを敢行したのは2018年のこと。以来、操りやすいスーパースポーツとして人気を集め続けている同モデルの魅力を振り返る。毎年グラフィックやカラーリングが変化しており、1年しかないレアなカラーも多いぞ。
●文:ヤングマシン編集部
- 1 軽量化とパワーアップの両面を果たしたフルモデルチェンジ:カワサキ「ニンジャ400」【2018モデル】
- 2 全車ツートンカラー展開:カワサキ「ニンジャ400」【2019モデル】
- 3 レーシングカラーKRT登場:カワサキ「ニンジャ400」【2020モデル】
- 4 ツール感のあるティール色が目を引いた:カワサキ「ニンジャ400」【2021モデル】
- 5 再ツートンカラー化:カワサキ「ニンジャ400」【2022モデル】
- 6 白はエヴァ風!?:カワサキ「ニンジャ400」【2023モデル】
- 7 ラインパターンが映える:カワサキ「ニンジャ400」【2024モデル】
- 8 ダーク系の2色展開化:カワサキ「ニンジャ400」【2025モデル】
- 9 KAWASAKI Ninja 400/KRT Edition最新相場情報
軽量化とパワーアップの両面を果たしたフルモデルチェンジ:カワサキ「ニンジャ400」【2018モデル】
発売は、2018年2月1日。2017年モデルまでのニンジャ400は、海外向けのERシリーズをベースにしており、ニンジャ250とは名称以外に姉妹的なつながりはなかった。
ベースを同じくする排気量違いのモデルとしてフルモデルチェンジしたのは、このモデルからだ。ボディデザインは、同時代のニンジャZX-10Rと同様のシャープな面構成で、ニンジャH2をイメージさせるトレリスフレームなどを採用していた。
48ps/10000rpmを発揮する、398ccの水冷並列2気筒のエンジンにしても2017年モデルまでのそれとはまったくの別物。車両重量も大きく変化し、前モデルの211→167kgと、まったくの別物といえるほどの軽量化が図られていた。
【KAWASAKI Ninja 400/KRT Edition[2018 model]】主要諸元■全長1990 全幅710 全高1120 軸距1370 シート高785(各mm) 車重167kg ■水冷4ストローク並列2気筒DOHC4バルブ 398cc 48ps/10000rpm 3.9kg-m/8000rpm 変速機6段 燃料タンク容量14L ■タイヤサイズF=110/70R17 R=150/60R17 ●色:橙、黒[緑×黒] ●価格:69万9840円~[71万640円] ●発売日:2018年2月1日 ※[ ]内はKRTエディション
軽量化とパワーアップの両面を果たしたフルモデルチェンジ フルモデルチェンジが実施された2018年モデルの発売は、2018年2月1日。2017年モデルまでのニンジャ400は、海外向けのERシリーズをベー[…]
全車ツートンカラー展開:カワサキ「ニンジャ400」【2019モデル】
発売は、2018年10月1日。250ccと基本設計を共通化した2018年モデルにおけるフルモデルチェンジ時のスペックを引き継ぎつつ、カラーバリエーションを一部変更。まず、ニンジャ400KRTエディションは、2018年モデルと同様に、ライムグリーンのカラーを採用していた。
一方で、スタンダードモデルは2018年モデルに存在したブラックの単色がなくなり、黒×グレーと赤×グレーの2つのツートンカラー化。69万9840円で販売されていた最安値の単色がなくなったが、それ以外の価格は据え置きとなっていた。
【KAWASAKI Ninja 400/KRT Edition[2019 model]】主要諸元■全長1990 全幅710 全高1120 軸距1370 シート高785(各mm) 車重167kg ■水冷4ストローク並列2気筒DOHC4バルブ 398cc 48ps/10000rpm 3.9kg-m/8000rpm 変速機6段 燃料タンク容量14L ■タイヤサイズF=110/70R17 R=150/60R17 ●色:黒×緑、黒×赤[緑×黒] ●価格:71万6040円[71万640円] ●発売日:2018年2月1日 ※[ ]内はKRTエディション
250と共通設計としたことでツアラーから変貌した400 2019年モデルの発売は、2018年10月1日。250ccと基本設計を共通化した2018年モデルにおけるフルモデルチェンジ時のスペックを引き継ぐ[…]
レーシングカラーKRT登場:カワサキ「ニンジャ400」【2020モデル】
発売は、2019年9月1日。カラーチェンジが実施され、KRTエディション(ライムグリーン)と黒×灰、白×黒の3色展開となった。なかでも注目だったのは、2019年7月28日に決勝が行われた2019“コカ・コーラ”鈴鹿8時間耐久ロードレース(第42回大会)で26年ぶりの優勝を遂げた、カワサキレーシングチームのカラーをまとったKRTエディションだ。
グラフィックも2019年モデルまでのKRTエディションから刷新され、ジョナサン・レイ選手とレオン・ハスラム選手が走らせたNinja ZX-10RRと同様の赤い差し色が施された。カワサキファンならずとも、あの8耐終盤の緊張感と興奮を思い出させるカラーリングということもあり、話題を呼んだ。
【KAWASAKI Ninja 400/KRT Edition[2020 model]】主要諸元■全長1990 全幅710 全高1120 軸距1370 シート高785(各mm) 車重167kg ■水冷4ストローク並列2気筒DOHC4バルブ 398cc 48ps/10000rpm 3.9kg-m/8000rpm 変速機6段 燃料タンク容量14L ■タイヤサイズF=110/70R17 R=150/60R17 ●色:黒×灰、白×黒[緑×黒] ●価格:71万2800円 ●発売日:2019年9月1日 ※[ ]内はKRTエディション
8耐の熱い走りを思わせるライムグリーンと赤の差し色 2020年モデルの発売は、2019年9月1日。250ccと基本設計を共通化した2018年モデルにおけるフルモデルチェンジ時のスペックを引き継ぐ形で登[…]
ツール感のあるティール色が目を引いた:カワサキ「ニンジャ400」【2021モデル】
発売は、2020年10月1日。同年9月にはニンジャZX-25Rが登場しており、250クラスは2気筒のニンジャ250から4気筒へと移り変わりつつあったが、400クラスはニンジャ400がベストセラーのままだった。
2021年モデルでは、3つのカラーバリエーションすべて変更。ライムグリーン×エボニーのKRTエディションはアンダーカウルに白をあしらったニューグラフィックに。また2020年モデルでは黒×灰のツートンがラインナップされていたが、単色のメタリックスパークブラックと置き換わり、価格が1万1000円安くなった。
中でも注パールナイトシェードティール×メタリックスパークブラックというニューカラーが注目を集めていた。
【KAWASAKI Ninja 400/KRT Edition[2021 model]】主要諸元■全長1990 全幅710 全高1120 軸距1370 シート高785(各mm) 車重167kg ■水冷4ストローク並列2気筒DOHC4バルブ 398cc 48ps/10000rpm 3.9kg-m/8000rpm 変速機6段 燃料タンク容量14L ■タイヤサイズF=110/70R17 R=150/60R17 ●色:緑×黒、青緑×黒[緑×黒] ●価格:71万5000円~[72万6000円] ●発売日:2020年10月1日 ※[ ]内はKRTエディション
再ツートンカラー化:カワサキ「ニンジャ400」【2022モデル】
発売は、2021年9月10日(一部カラーは10月15日)。スペックは据え置きで、KRTエディションが2021年モデルから継続色となり、他の2色がニューカラーに置き換わった。無印から単色ブラックがなくなったことにより、2019年以来となるオールツートーンのラインナップに。これにより価格が72万6000円に統一された。
【KAWASAKI Ninja 400/KRT Edition[2022 model]】主要諸元■全長1990 全幅710 全高1120 軸距1370 シート高785(各mm) 車重167kg ■水冷4ストローク並列2気筒DOHC4バルブ 398cc 48ps/10000rpm 3.9kg-m/8000rpm 変速機6段 燃料タンク容量14L ■タイヤサイズF=110/70R17 R=150/60R17 ●色:灰、青×灰[緑×黒] ●価格:72万6000円 ●発売日:2021年9月10日 ※[ ]内はKRTエディション
ライトウェイト&ハイパワーな400が装いを新たにした 2022年モデルの発売は、2021年9月10日(一部カラーは10月15日)。並列2気筒エンジンを採用し、ニンジャ250とほぼ共通の167kgの軽量[…]
白はエヴァ風!?:カワサキ「ニンジャ400」【2023モデル】
2022年9月20日に発売。最大のトピックは、令和2年排出ガス規制適合したことで型番が変更になったこと。ただし、スペック自体に変更はなかった。
またカラーリングはKRTのグラフィックも変更されたことで、ラインナップすべてがリニューアル。無印はライングラフィックが映える白と黒の2色展開となった。中でも、エヴァのアレを彷彿とさせるようなホワイトの新色が話題を呼んだ。
【KAWASAKI Ninja 400/KRT Edition[2023 model]】主要諸元■全長1990 全幅710 全高1120 軸距1370 シート高785(各mm) 車重167kg ■水冷4ストローク並列2気筒DOHC4バルブ 398cc 48ps/10000rpm 3.9kg-m/8000rpm 変速機6段 燃料タンク容量14L ■タイヤサイズF=110/70R17 R=150/60R17 ●色:白×灰、黒×灰[緑×黒] ●価格:75万9000円 ●発売日:2022年9月20日 ※[ ]内はKRTエディション
ライトウェイト&ハイパワーな400が装いを新たにした 2022年モデルの発売は、2021年9月10日(一部カラーは10月15日)。並列2気筒エンジンを採用し、ニンジャ250とほぼ共通の167kgの軽量[…]
ラインパターンが映える:カワサキ「ニンジャ400」【2024モデル】
発売は、2023年9月15日。令和2年排出ガス規制適合を受けた2022年モデルのスペックを引き継ぎつつ、カラーバリエーションを変更していた。ラインパターンのグラフィックが映える緑×黒のKRTエディションに、白×灰/黒×緑の無印による3色展開となった。
【KAWASAKI Ninja 400/KRT Edition[2023 model]】主要諸元■全長1990 全幅710 全高1120 軸距1370 シート高785(各mm) 車重167kg ■水冷4ストローク並列2気筒DOHC4バルブ 398cc 48ps/10000rpm 3.9kg-m/8000rpm 変速機6段 燃料タンク容量14L ■タイヤサイズF=110/70R17 R=150/60R17 ●色:白×灰、黒×緑[緑×黒] ●価格:77万円 ●発売日:2023年9月15日 ※[ ]内はKRTエディション
250と共通設計としたことでツアラーから変貌した400 2023年モデルの発売は、2023年9月15日。令和2年排出ガス規制適合を受けた2022年モデルのスペックを引き継ぐ形で登場した。 ニンジャ25[…]
ダーク系の2色展開化:カワサキ「ニンジャ400」【2025モデル】
発売は、2025年4月26日。2023年モデルと同様に、令和2年排出ガス規制適合を受けた2022年モデルのスペックを引き継ぐ形で登場したが、長らく続いたライムグリーンが映えるKRTエディションが廃止。無印のみとなり、ダーク系のニューカラー2色展開となった。
【KAWASAKI Ninja 400[2025 model]】主要諸元■全長1990 全幅710 全高1120 軸距1370 シート高785(各mm) 車重167kg ■水冷4ストローク並列2気筒DOHC4バルブ 398cc 48ps/10000rpm 3.9kg-m/8000rpm 変速機6段 燃料タンク容量14L ■タイヤサイズF=110/70R17 R=150/60R17 ●色:灰×黒、黒×灰 ●価格:79万2000円 ●発売日:2025年4月26日
長年愛されたKRTエディションが廃止 2025年モデルの発売は、2025年4月26日。2023年モデルと同様に、令和2年排出ガス規制適合を受けた2022年モデルのスペックを引き継ぐ形で登場した。 ニン[…]
KAWASAKI Ninja 400/KRT Edition最新相場情報
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。
最新の関連記事(カワサキ [KAWASAKI] | 新型小型二輪 [251〜400cc])
11/1発売:カワサキ カワサキ ニンジャH2 SX SE カワサキの最高峰スポーツツアラー「ニンジャH2 SX SE」の2026年モデルが、11月1日に発売された。スーパーチャージャー搭載のバランス[…]
11/1発売:カワサキ W800 カワサキが50年以上にわたり培ってきた「W」ブランドの最新進化系「W800」の2026年モデルが11月1日に発売される。この国産クラシック系の旗艦モデルは、美しいベベ[…]
11/1発売:カワサキ Z250 カワサキ「Z250」はニンジャ250と骨格を共有するこの軽二輪スーパーネイキッドは、アグレッシブな「Sugomi」デザインを継承。軽さと力強さを併せ持つ本格的スーパー[…]
10/1発売:カワサキ「Ninja ZX-25R SE/RR」 250ccクラスで孤高の存在感を放つ4気筒モデル、「Ninja ZX-25R」の2026年モデルが早くも登場する。今回のモデルチェンジで[…]
ダーク系カラーに異なる差し色 カワサキモータースジャパンは、ニンジャ250と共通の車体に398ccの並列2気筒エンジンを搭載し、タイヤをラジアルに換装したフルカウルスポーツ「ニンジャ400」の2026[…]
最新の関連記事(ニンジャ400/KRT)
ダーク系カラーに異なる差し色 カワサキモータースジャパンは、ニンジャ250と共通の車体に398ccの並列2気筒エンジンを搭載し、タイヤをラジアルに換装したフルカウルスポーツ「ニンジャ400」の2026[…]
16歳から取得可能な普通二輪免許で乗れる最大排気量が400cc! バイクの免許は原付(~50cc)、小型限定普通二輪(~125cc)、普通二輪(~400cc)、大型二輪(排気量無制限)があり、原付以外[…]
長年愛されたKRTエディションが廃止 2025年モデルの発売は、2025年4月26日。2023年モデルと同様に、令和2年排出ガス規制適合を受けた2022年モデルのスペックを引き継ぐ形で登場した。 ニン[…]
16歳から取得可能な普通二輪免許で乗れる最大排気量が400cc! バイクの免許は原付(~50cc)、小型限定普通二輪(~125cc)、普通二輪(~400cc)、大型二輪(排気量無制限)があり、原付以外[…]
ダーク系カラーに異なる差し色 カワサキモータースジャパンは、ニンジャ250と共通の車体に398ccの並列2気筒エンジンを搭載し、タイヤをラジアルに換装したフルカウルスポーツ「ニンジャ400」の2025[…]
人気記事ランキング(全体)
距離もブランドも関係なし!50人同時通話を実現 EVA Rモデルは、EVANGELION RACINGをモチーフとした特別デザイン(初号機A/B、2号機A/Bの全4モデル)をまとい、ナイトランでも存在[…]
最新の安心感と46worksテイストを両立した「究極のコンプリートモデル」 この『#02』は、2024年に限定販売された初代モデルに続くコンプリートカスタムモデル。今まで46worksが得意としてきた[…]
未塗装樹脂の白ボケ原因とツヤを復活させる方法 黒かったものが白っぽくなってくると古臭く見えてしまいます。…いいえ、「白髪」ではなくて「黒樹脂(未塗装樹脂)パーツ」のオハナシです。 新車の頃は真っ黒だっ[…]
APトライク250って高速道路で通用するの? チョイ乗り系トライクとして知られるAPトライク125は、125ccという排気量ながら「側車付き軽二輪」という区分のおかげで高速道路を走れます。しかしながら[…]
防寒着に求められる3要素を網羅 真冬のバイク乗りにとって、防寒は死活問題だ。アウターで風を遮断しても、その内側、つまりミドルレイヤーやインナーの選択次第で、ツーリングの快適度は天と地ほど変わってしまう[…]
最新の投稿記事(全体)
スズキCNチャレンジのファクトリーマシンと同じウイングを装着(一部地域でオプション設定) スズキは今回、初代GSX-R750から40周年にあたる今年、「GSX-R1000」「GSX-R1000R」の復[…]
鮮やかなブルーでスポーティな外観に グローバルサイトでの2026年モデル発表、北米での正式発表に続き、英国でもスズキ「ハヤブサ」の2026年モデルが正式発表された。2026年モデルとしてレギュラーカラ[…]
背中をしっかり支える高反発スポンジを採用 本製品のバックレストパッドは、高密度かつ高反発のスポンジ素材が採用されている。柔らかすぎず、長時間寄りかかっていても型崩れしにくいため、腰や背中をしっかり支え[…]
ロング形状&凸面鏡で後方視界がしっかり確保できる KEMIMOTOのバーエンドミラーは、ロングアーム形状と広角な凸面鏡により、バーエンドミラーとしては後方の視認性が高い。ハンドルグリップの外側からしっ[…]
最新の安心感と46worksテイストを両立した「究極のコンプリートモデル」 この『#02』は、2024年に限定販売された初代モデルに続くコンプリートカスタムモデル。今まで46worksが得意としてきた[…]
- 1
- 2















































