保安部品を装着した、市販バージョンはいつ見られる?!

140万円前後で2025年秋発売?!「ホンダCB1000Fコンセプト」詳細解説(9)〈プライス予想編〉

140万円前後で2025年秋発売?!「ホンダCB1000Fコンセプト」詳細解説(9)〈プライス予想編〉

CB1000Fコンセプト・詳細解説編のラストは、誰もが気になる価格と発売時期。ヤングマシンのズバリ予想をお伝えしよう!!


●文:ヤングマシン編集部 ●CG作成:SRD

※価格や発売時期は独自の情報に基づく本紙予想です。販売店へのお問い合わせはご遠慮ください。

ターゲットはZ900RS。プライスも真っ向勝負?!

5年前に「CB-Fコンセプト」を目にした時の歓喜は忘れられない。…と同時に「もし発売したら価格は?」と一抹の不安を感じたのも事実。ベース車となるCB1000Rのプライスが167万900円(2020モデル)だっただけに、“F化”の改装コストを加算すると、かなりの高額モデルと予想できたからだ。

CB-Fコンセプトは市販化されなかったが、それでは車名から”コンセプト”が外れ、「CB1000F」として市販された場合のプライスはいかに?

ヤングマシンでは、ズバリ「税込140万円前後」と予想する。その理由は、ベースとなるCB1000ホーネット(STDで134万2000円)からの変更点。外装パーツの他、マフラーやステップなども専用品に換装しているが、極力部品を共通化してコストを抑えることに注力しているのが窺えるからだ。

とはいえ、CB1000Fの直接ライバルとなるカワサキのZ900RSの価格は148万5000円(STDモデル)で、こちらはベース車のZ900の127万6000円(2024年モデル)から20万9000円のアップ。この比率で考えると「さすがに140万円は無理では…」と思われるかもしれない。

しかし、Z900RSは外装パーツのみならず、アナログタイプのメーターをはじめ、エンジンも冷却フィン加工を施したシリンダーヘッドや、エンジンカバー/シリンダーヘッドカバーなどの意匠を変更している。足まわりもZ900と異なるホイールやブレーキシステムを採用するなど、レトロ感を強く演出するために専用パーツを多用し、相応にコストをかけている。それだけに人気を博しているとも言えるが、後発のCB1000FがZ900RSの牙城に挑むには、抑えたプライスが大きな武器となるのは間違いない。

宿命のライバル・カワサキZ900RSは、CB1000Fコンセプトよりもレトロよりな仕立てが特徴だ。(画像はCG)

2025年秋の発売に向け、夏頃には何かある?!

加えてヤングマシンでは、CB1000Fコンセプトの開発陣にインタビューした際に「(価格は)ホーネットと近しいところを頑張りたい」とのコメントを得ており、さらに「ホーネットより安いセンはあるか?」と畳みかけたところ、返ってきた反応は苦笑い…という反応も得ている。140万円(切りもありえる?)という予想は、こうした状況証拠から導き出したのだ。

ホンダはこのバイクを若い世代にも手が届く商品にしたいと考えているようで、なおのこと”意思を込めた”価格を提示してくれるハズ。また、2024年に話題を集めたヤマハのXSR900GPは143万円なので、こちらともプライスで真っ向勝負できるし、スーパースポーツ由来の強力エンジン搭載という点で共通性のあるスズキのKATANAは166万1000円なので、コスパ的にもアドバンテージを持てるだろう。

【ヤマハXSR900】カウル付きのGPは143万円だが、丸目ネイキッドのSTDは132万円(写真の限定アイボリーカラーは135万3000円)。価格的にCB1000Fはこのあたりも視野に入れる?!

【スズキKATANA】ネオクラ最強の150psを標榜するKATANA。ホーネット(152ps)がベースとなるCB1000Fは、出力はKATANAに近く、価格ではアドバンテージを持つ?!

発売は2025年秋以降と予測。ただし、そこまでホンダが何の露出もしないとは考えにくい。たとえば鈴鹿8耐あたりで何がしかの仕掛けがあると考えるのが普通だろう。CB−Fと言えば…な”あのお方”がデモランしたりすれば最高なのだが…。いずれにせよ今年の夏は、待ち焦がれたFがいっそう熱くしてくれる?!

嗚呼、待ち遠しい…。

【CB1000F市販版|IMAGE CG】CB1000Fコンセプトにミラー/ウインカー/ナンバープレートなどの保安部品を装着するとこんな感じ?! 違和感ナシで今にも走り出しそうだ!

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