![敗戦から2年後に生まれたホンダ初の自社製品・Model A(A型)[’47年製造]〈走行映像あり〉](https://young-machine.com/main/wp-content/uploads/2025/04/honda_model-a_1947.jpg?v=1745898190)
2018年7月16日、ツインリンクもてぎの南コースにてホンダコレクションホール開館20周年記念イベントが開催。20周年記念ということで市販製品特別走行が実施され、ホンダの黎明期から現在までのエポックとなるバイク34台、自動車29台が動態走行を披露した。
●文:ヤングマシン編集部 ●取材協力:本田技研工業/ホンダモーターサイクルジャパン
ホンダが初めて設計したA型エンジン
敗戦から1年後の1946年の夏、ホンダの創業者である本田宗一郎は、早くも復興を目指して旧陸軍の小型発電機用2ストエンジンを改造して自転車に取り付け、自転車補助用エンジンの発売を始めた。販売は好調だったがベースとなる発電機用エンジンの数が約500個と限られていたため、その後も供給するためには、自社でエンジンを開発し生産するしかなかった。そこで誕生したのがMoldel A(A型)となる。ホンダA型は、販売店が自転車に取り付けて販売するエンジン単体の製品で、1947年末に1号機が完成し翌年の3月頃から浜松の野口工場で本格生産がスタートした。当時はまだ原付一種という規定がなかったため、50.3ccという中途半端な排気量を採用していたという。
エンジン開発当初は「他社に真似のできないものを作ろう」ということで、エントツエンジンと呼ばれた凸型ピストンと凸型シリンダーを持つユニークな中央掃気式エンジンが試作された。しかし当時の技術ではエントツ部の焼き付きを解決できず、駆動部分をそのまま流用して掃気方法をデフレクター付きピストンによる横断掃気方式に変えたA型が設計されたのだ。
【HONDA Moldel A(A型) 1947年型】本田技研工業株式会社設立前年の1947年、初めてホンダの名で製品化した自転車補助用エンジン。市販の自転車に簡単に取り付けられ、1951年まで継続生産されたロングセラー。■空冷2ストローク単気筒ロータリーバルブ50cc 0.5ps/5000rpm 車重10kg
A型には、独自のベルト式クラッチ&無段変速機構が採用されていた。これは一般的なスクーターで採用されている遠心式のベルトコンバーターの変速を、ウェイトローラーではなくタンクの左側に取り付けられたレバーで行うもの。低速側の最後の位置ではベルトがたるむようになっており、クラッチとしての機能も備えている。
【動画】ホンダ初の製品 1947年に製造のModel Aが走行
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。
人気記事ランキング(全体)
※画像はイメージです 配線不要で取り付けが簡単。クラファンでも大人気のドラレコ クルマはもちろんだが、バイクなどもドライブレコーダーで走行中の動画を記録するのは必須とも言える。未搭載の車両やバイクでの[…]
我慢できずに単独で全開走行! 1982年にAMAデイトナ100マイルレースを空冷CB750F改で制し、翌1983年には参戦2年目となるWGP500でヤマハのケニー・ロバーツと死闘を演じて当時史上最年少[…]
最新バイクにはない「味」と「所有感」。なぜ今、空冷直4を語るのか 現代のバイクは確かに高性能で壊れない。水冷エンジンは夏場の渋滞でも安心だし、電子制御のおかげで雨の日だって不安はほぼなく走れる。だが、[…]
メンテフリーで静粛。高級車さながらの「ベルトドライブ」 定期的に行うチェーンのメンテナンス。油まみれの手は作業の実感を呼んでくれるけれど、ちょっと煩わしいのも確か。ヒョースンが放つ新型「GV250X […]
止められても切符処理されないことも。そこにはどんな弁明があったのか? 交通取り締まりをしている警察官に停止を求められて「違反ですよ」と告げられ、アレコレと説明をしたところ…、「まぁ今回は切符を切らない[…]
最新の投稿記事(全体)
参加のハードルは極限まで低い! 驚くべきは、これだけのボリュームがありながら「事前申込不要」かつ「参加費無料」という太っ腹な設定だ。 手厚いサポート: スタッフによる丁寧な車両解説。初心者でも気負わず[…]
大幅な飛躍を実現した第二世代の空冷2バルブZ 第二世代の空冷Zとして、’81年から発売が始まったZ1000JとZ1100GPは、’73年型Z1に端を発する第一世代の問題点を解消し、ライバルに対するアド[…]
PCX160ベースのクロスオーバースクーター ADV160が、先代モデル・ADV150の後継機種として初登場したのは2023年のこと。ベースモデルとなったPCX160と同様に、トラコンに相当するホンダ[…]
ボルトやナットが落ちないナットグリップ機能も魅力 ソケット外周のスプリングとスチールボールを組み合わせた、コーケンならではのナットグリップソケットと、六面式ボールジョイント機構を組み合わせたソケット。[…]
オートバイ乗りの春といえば、モーターサイクルショー 先日は、東京モーターサイクルショーへ行ってきました! プライベートでも衣装でも着ているSPIDIのブースで、写真撮影会とステッカー配り。 きちん[…]
- 1
- 2

![ホンダ|Model A|A型|敗戦から2年後に生まれたホンダ初の自社製品・Model A(A型)[’47年製造]〈走行映像あり〉](https://young-machine.com/main/wp-content/uploads/2018/07/002-16-768x553.jpg)
![ホンダ|Model A|A型|敗戦から2年後に生まれたホンダ初の自社製品・Model A(A型)[’47年製造]〈走行映像あり〉](https://young-machine.com/main/wp-content/uploads/2018/07/003-16-768x486.jpg)






















