
現行の原付一種規格のスーパーカブ50はもうすぐ勇退。2024年6月には、一般紙でも取り上げられ、一時騒然となったのは記憶に新しいところだ。そろそろファイナルの噂もある今、2024年第二四半期(7~9月)の間にあったヤングマシンへのアクセスを基に、読者の反響が良かった順にランキング形式で、スーパーカブ50の記事について紹介するぞ。
●文:ヤングマシン編集部
- 1 1位:スーパーカブ50ファイナルエディション」は今秋登場?!
- 2 2位:スーパーカブは永久に不滅!! “新基準原付”で50も続投
- 3 3位:【2024年8月版】50cc原付バイクおすすめ12選!
- 4 4位:さらば原付スーパーカブ!! ’24年8月にラストモデル登場か
- 5 5位:じつは57年ぶりの登場だったホンダ CT125ハンターカブ
- 6 6位:初めて『カブ』に乗ったとき感じること6選!
- 7 7位:カブの左手のところにレバーがないのはなぜ?
- 8 8位:「第26回 カフェカブミーティングin青山」イベントレポート
- 9 9位:ホンダ スーパーカブ50、66年の歴史にピリオドを打つか
- 10 10位:スーパーカブ50のシート&サスペンションをリフレッシュ
1位:スーパーカブ50ファイナルエディション」は今秋登場?!
1958年の初代C100から66年にわたって愛されてきた、スーパーカブ50が消えるということに、涙を拭いきれない方も多いことだろう。そんな熱烈ファンのために、スーパーカブ50ファイナルエディションが用意されるというスクープ。
車体色は50ccカブ初のOHC車である1966年式C50をモチーフとした水色で、具体的には過去に限定車のスーパーカブ・ストリートなどに採用実績のある”ボニーブルー”をまとうことになりそうだ。
ファイナルとなれば、最後を飾るにふさわしい専用エンブレムなども期待したい。おそらく過去の記念車系と同様の受注期間限定となるハズ。価格は+5万円程度と予想。発売時期は、今秋ぐらいになるとのウワサだ。
50マニアは見逃がせない最後の至宝アイテム 2024年6月末の大手新聞紙報道でも騒ぎになった50ccバイク消滅のニュース。これは'25年11月から適用される排ガス規制への対応が困難であるためで、やはり[…]
2位:スーパーカブは永久に不滅!! “新基準原付”で50も続投
2024年6月22日以降に複数の新聞社系ネットニュースが報じた「ホンダが50ccの生産を終了する」という報道と、それに伴う“スーパーカブも生産を終える”という誤解を解消する記事。
あくまで、生産を終了するのは50cc版のスーパーカブ。ではなぜそんな騒ぎになっているのかというと、2024年6月19日に開催されたホンダの株主総会での「50cc車の生産は終了する」というやりとりを“世界一売れたバイク・スーパーカブが終了する”かのように報じた媒体が多数あったため、混乱が起こったのだ。
50cc版の代替として、新基準原付版のスーパーカブは、110ccをベースに登場予定。50ccの新しい排ガス規制は2025年の11月に導入されるから、その数ヶ月前にはお目見えするはずだ。
新聞社さん、ホンダさんが困ってますよ 「すべてのスーパーカブが生産終了するように誤解されてしまい、とても困っているんです」。ここ1週間ほど、ホンダの関係者に会うたびにそんな話を聞いてきた。何のことかと[…]
3位:【2024年8月版】50cc原付バイクおすすめ12選!
学科試験のみで取得できる原付免許、または普通自動車免許でも運転できる50cc=原付一種クラスのバイクは、スクーター系とホンダ カブ系に大別できる。そのメリット/デメリットと、現在新車で買える国産50ccを12種紹介した。
2018年にヤマハの「ジョグ」がホンダ製になったのを皮切りに、現在はビーノもホンダ製のエンジン&車体となっている。デザインはヤマハ製。
ホンダに目を向けると、多様な機種をラインナップ。クラッチ不要の4速トランスミッションを搭載したカブ系も人気だ。スズキは独立独歩を保っており、安価でコンパクトなレッツシリーズやアドレスV50をラインナップしている。
50ccクラスは16歳から取得可能な“原付免許”で運転できるほか、普通自動車免許でもOK バイクを運転するための免許は原付(~50cc)、小型限定普通二輪(~125cc)、普通二輪(~400cc)、大[…]
4位:さらば原付スーパーカブ!! ’24年8月にラストモデル登場か
スーパーカブ50ファイナルエディション登場を伝えた第2報。この時点での販売時期予想は外れてしまったが、1966年式スーパーカブC50のカラーリングを踏襲する方向性は、2024年10月現在でも残されている。
1958年の初代スーパーカブC100がレジェンドだとするなら、スーパーカブC50は多くの世代が“はたらくバイク”として、長きにわたって親しんできたデザインの原型的な存在だ。初代の誕生から8年後に登場したC50は、エンジンがOHVからOHCに変更され、2012年にフルモデルチェンジを受けるまで、こうした基本が踏襲され続けた。
予想CGでは2種のブルーを公開しているので、ぜひチェック!
1966年式をモチーフとした最終仕様で歴史にピリオド ホンダが50ccのバイクを2025年5月に生産終了するというニュースが駆け巡ったのは6月22日。情報を集めてみると2025年11月までに生産終了と[…]
5位:じつは57年ぶりの登場だったホンダ CT125ハンターカブ
オフロード性能を高めたアドベンチャーなカブで、アウトドアテイスト溢れた、ホンダのスーパーカブシリーズの一員「ハンターカブ」の歴史を紹介。その源流は、アウトドアスポーツショップ向けにアメリカホンダが企画した、トレイル仕様に改造したHONDA50(スーパーカブC100)だ。
自動遠心クラッチによる手軽な操作性と、現地の険しい地形すら物ともしない走破性から大ヒット。その反響が、オフロードカブである「CTシリーズ」の登場につながった。日本にも、1968年のCT50から導入。その後、排気量を拡大したCT110が、1981年に発売されたが、2年足らずで絶版に。以降、CTシリーズの火は、2020年のCT125ハンターカブ登場まで、国内では途絶えることになる。
1分でわかる記事ダイジェスト ハンターカブという通り名 ホンダのスーパーカブシリーズの一員「ハンターカブ」。オフロード性能を高めたアドベンチャーなカブで、アウトドアテイスト溢れている。その歴史と由来を[…]
6位:初めて『カブ』に乗ったとき感じること6選!
独特のカタチをしているスーパーカブ。「左手のところにレバーがない!」「じつは逆シフト!」「自動遠心クラッチだけどマニュアル操作もできる!?」「燃費よすぎ!」「2人乗りした感じがちょっと特殊」「ニーグリップできない?!」等、初めて乗るとどんなことを感じるのかについて、設計面やそこに込められた開発者の意図を紐解きながら、紹介した。
7位:カブの左手のところにレバーがないのはなぜ?
スーパーカブシリーズは、一貫してハンドル左手側にレバーが装備されていない。つまり、通常のモーターサイクルでいうクラッチ、スクーターなら後輪ブレーキに相当するレバーがないのだ。この「なぜ?」を解説。その答えは、本田宗一郎氏による「そば屋さんの出前持ちが片手で運転できるように」という、開発当初の命題にあった。
8位:「第26回 カフェカブミーティングin青山」イベントレポート
1997年から、東京青山のホンダウェルカム プラザ青山で年に一回開催されている、スーパーカブのオーナーミーティング「カフェカブミーティング」をレポート。第26回目には、200台以上のスーパーカブが集結し、新旧に加えて仕様もさまざまな“株主”自慢の愛機がところ狭しと並べられた。
コロナ禍のWEB開催や中止を経て、今年2月に3年ぶりの開催となったカフェカブミーティングin青山。今年2回目となる同イベントが10月14日(土)、15日(日)の2日間に渡ってホンダ本社にて行われた。参[…]
9位:ホンダ スーパーカブ50、66年の歴史にピリオドを打つか
2025年11月に50cc車の排出ガス規制が改定されることをふまえて導入される、“新基準原付(新原付)”を基に、スーパーカブ50の終売と後継モデルを予想した。一時はジャンル消滅すら危惧されていた原付一種が新原付として存続できるのだから、関係者の努力には本当に頭が下がる。
※2024年3月にWEBヤングマシンで大きな反響を呼んだ記事をあらためて紹介します。こちらは第5位の記事です(初公開日:2024年3月24日)。 日本から50ccが消える日 骨肉のライバルも今は兄弟機[…]
10位:スーパーカブ50のシート&サスペンションをリフレッシュ
実用車としてだけでなく、カスタムバイクとしてのポテンシャルも高い、ホンダ スーパーカブ。その走りを支えているのがサスペンションとシートだ。経年劣化も味とはいえ、乗り心地に影響する部分は、早急に修復したいもの。そこで役立つのが、コスパに優れるNTBの「規格部品」だ。
表皮の厚み/柔軟性/優れたフィット感で仕上がり抜群。NTBの「規格部品」でくたびれたシートをリフレッシュ! 実用車としてだけでなく、カスタムバイクとしてのポテンシャルも高い、ホンダ スーパーカブ。その[…]
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(ホンダ [HONDA])
徹底的なアップデートで最新技術とコストパフォーマンスを両立 2015年に欧州市場へ導入されて以来、10年間で8万2000台以上が販売された人気のベーシックモデル「CB125F」が、2026年モデルで大[…]
圧倒的に軽いCB1000Fコンセプト。足着き性も良好だ CB1000FコンセプトをCB1300スーパーフォアと比較すると、前者の方がコンパクトで引き起こしも圧倒的にラク。ただ跨ってみると意外と大柄な印[…]
フェイスリフトと前後サスペンションの再設定 ホンダが「XL750トランザルプ」の国内2025年モデルを発売する。CB750ホーネットに似た2眼ヘッドライトを新たに採用し、センターダクトを設けたウインド[…]
実は”ホンダエンジン”時代からの愛車だった マンセルがF1のパドックで乗っていたのは、ホンダのダックス70(CT70)でした。1988年モデルとも、1987モデルとも言われていますが、いずれにしろ当時[…]
その姿、まるでGB400TT MkIIの正統後継者! 欧州ホンダは、2025年も例年通りカスタムコンテスを開催。これは正規ディーラーがホンダ車をベースにカスタムを手がけ、オンライン投票で最優秀マシンを[…]
最新の関連記事(新型原付一種 [50cc以下])
50ccクラスは16歳から取得可能な“原付免許”で運転できるほか、普通自動車免許でもOK バイクを運転するための免許は原付(~50cc)、小型限定普通二輪(~125cc)、普通二輪(~400cc)、大[…]
110ccベースの4kW制限モデル=新基準原付 2025年11月の新排出ガス規制導入によって50cc原付・現行モデルの継続生産が困難になり、新たに110~125ccのモデルをベースとした車両に4kW([…]
根強い人気のズーマー 2000年代、若者のライフスタイルに合ったバイクを生み出すべく始まった、ホンダの『Nプロジェクト』。そんなプロジェクトから生まれた一台であるズーマーは、スクーターながら、パイプフ[…]
PEV600のおすすめポイントをご紹介 さて、本題に入る前に昨今の電動車事情について簡単に触れておきますね。 乗り物の電動化が徐々に加速していく中で、昨年夏には特定小型原付が新たな車両区分として加わり[…]
50ccクラスは16歳から取得可能な“原付免許”で運転できるほか、普通自動車免許でもOK バイクを運転するための免許は原付(~50cc)、小型限定普通二輪(~125cc)、普通二輪(~400cc)、大[…]
人気記事ランキング(全体)
通勤からツーリングまでマルチに使えるのが軽二輪、だからこそ低価格にもこだわりたい! 日本の道に最適なサイズで、通勤/通学だけでなくツーリングにも使えるのが軽二輪(126~250cc)のいいところ。AT[…]
ライディングポジション関連を変更。実用性もアリ!! 基本構成はCB1000ホーネット譲りだが、各部のパーツは専用品が多い。とくに注目すべきはスマートキーだ。ホーネットでは物理キーを鍵穴に挿し込む一般的[…]
半クラッチは熱膨張で繋がる位置が変わる! ほんとんどのバイクは、エンジンのシリンダーよりちょっと後ろに丸い膨らみがある。これがクラッチ。 丸い膨らみの中には、エンジンのパワーを発生するクランクシャフト[…]
日本映画史の記憶に残り続ける『トラック野郎』シリーズ第1作 『トラック野郎 御意見無用』は、1975年に公開された鈴木則文監督による日本映画。東映製作/配給の『トラック野郎』シリーズの記念すべき第1作[…]
250A1、350A7に続く最速チャレンジャー真打ち登場!! 1966年に250ccA1サムライで、先行していたホンダCB72、ヤマハYDS3、スズキT20の性能を上回り、次いでボアアップした338c[…]
最新の投稿記事(全体)
スズキは、5月から7月にかけて横浜・名古屋・オンラインで開催される「人とくるまのテクノロジー展 2025」(主催:公益社団法人自動車技術会)に出展する概要を発表した。 今回のスズキブースでは、2025[…]
ヤマハ発動機は、5月21日(水)~23日(金)にパシフィコ横浜で開催される国内最大級の自動車技術展「人とくるまのテクノロジー展2025 YOKOHAMA」(主催:公益社団法人自動車技術会)に出展し、同[…]
徹底的なアップデートで最新技術とコストパフォーマンスを両立 2015年に欧州市場へ導入されて以来、10年間で8万2000台以上が販売された人気のベーシックモデル「CB125F」が、2026年モデルで大[…]
圧倒的に軽いCB1000Fコンセプト。足着き性も良好だ CB1000FコンセプトをCB1300スーパーフォアと比較すると、前者の方がコンパクトで引き起こしも圧倒的にラク。ただ跨ってみると意外と大柄な印[…]
バイクを愛するすべての人へ BMW Motorradは、『NIGHT RIDER MEETING TOKYO 2025』を、2025年6月7日(土)、BMW GROUP Tokyo Bay(江東区青海[…]
- 1
- 2