カワサキは、1000ccクラスのスーパースポーツモデル「Ninja ZX-10R」のレース専用モデルを国内で特別販売すると発表した。前年モデルからはカラー&グラフィックの変更を受け、主要諸元に変更はない。
●文:ヤングマシン編集部(ヨ) ●外部リンク:カワサキモータースジャパン
一体型ウイングレット採用の最新ニンジャ
カワサキは、日本国内でレースやサーキット走行に使用するための専用モデル「ニンジャZX-10R レース専用モデル」を国内で特別発売する。受注期間は2024年10月22日~2024年12月13日で、価格は190万3000円(公道仕様は240万9000円~)だ。
スーパーバイク世界選手権では、ファクトリーチームのKRT(Kawasaki Racing Team)がビモータ「KB998」を使用することになり、チーム名もBbKRT(Bimota by Kawasaki Racing Team)に。これにともない従来のファクトリーマシンはプッチェッティレーシングに預けられることになった。
と、スーパーバイク世界選手権のトップチームに限って言えばビモータ色に染まったわけだが、各国の選手権レースやプライベートライダーたちのサーキット走行用ツールとしては引き続きニンジャZX-10Rが主力。すでに公道向け2025年モデルも発表されており、これに続くレース専用モデルの発売だ。
ニンジャZX-10Rレース専用モデルは北米向けのABSなし仕様で、一体型ウイングレットを装備したカウルや空冷式オイルクーラーなどを装備や主要諸元は前年モデルから変更なし。カラー&グラフィックは公道向け2025年モデルと同じ変更を受けた。
KAWASAKI Ninja ZX-10R レース専用モデル[2025 model]
車名(通称名) | Ninja ZX-10R |
全長×全幅×全高 | 2085×750×1185mm |
軸距 | 1450mm |
最低地上高 | 135mm |
シート高 | 835mm |
キャスター/トレール | 25.0°/105mm |
装備重量 | 207kg |
エンジン型式 | 水冷4ストローク並列4気筒DOHC4バルブ |
総排気量 | 998cc |
内径×行程 | 76.0×55.0mm |
圧縮比 | 13.0:1 |
最高出力 | 未発表 |
最大トルク | 未発表 |
変速機 | 常時噛合式6段リターン |
燃料タンク容量 | 17L |
タイヤサイズ前 | 120/70ZR17 |
タイヤサイズ後 | 190/55ZR17 |
ブレーキ前 | φ330mmダブルディスク+4ポットキャリパー |
ブレーキ後 | φ220mmディスク+1ポットキャリパー |
価格 | 190万3000円 |
受注期間 | 2024年10月22日~2024年12月13日 |
※受注生産車につき注文受付期間経過後の発注は不可。
※ナンバープレートを取得するための書類等は無し。公道走行は一切できない。
※保証(クレーム)対象外。
※当モデルは米国カリフォルニア仕様。レース専用車両のためABSは非搭載。
※画像は実車と仕様などが異なる場合があります。
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(カワサキ [KAWASAKI] | 新型スーパースポーツ)
火曜日からの公式テストに向けて先行発表 ビモータ・バイ・カワサキレーシングチーム=BbKRTは10月21日、スーパーバイク世界選手権の最終戦が行われたスペイン・ヘレスサーキットでのテストに向け、来シー[…]
兵庫県西明石発、エンジニアリングの宝石がここに まだまだ続くよ北米で! 国内では2021年モデルの予約受注をもって販売終了が宣言されたニンジャH2/H2カーボン、およびクローズドコース専用のモンスター[…]
カテゴリーを独走する400スーパースポーツに新色 北米では出力未発表となっているが、日本で販売されるフルパワー仕様では最高出力77ps/14500rpm、ラムエア加圧時には驚異の80ps/14500r[…]
新KRTカラーのほかホワイトも新ラインナップ カワサキは、ライバル勢の600スーパースポーツに対し37ccのアドバンテージを持つ「ニンジャZX-6R」の車体色を変更し、2025年モデルとして2024年[…]
レーシングECUでアクティベートできる可変ファンネル=VAIシステムを搭載 カワサキが誇るスーパースポーツのレースホモロゲーションモデル「ニンジャZX-10RR」の2025年モデルが登場した。すでに北[…]
最新の関連記事(カワサキ [KAWASAKI])
初日にテストライダーが走行し、2日目に本番ライダー2人が初走行! カワサキは、KRT(Kawasaki Racing Team)によるスーパーバイク世界選手権のワークス活動を2024年いっぱいで終了し[…]
1位:50万円台でカワサキ新型「W230」「メグロS1」登場!? カワサキはタイで、ジャパンモビリティショー2023に参考出品していたレトロ軽二輪モデル「W230」および「メグロS1(MEGURO S[…]
北米で新型4気筒Zと思われるティーザー動画が公開された カワサキが日米でティーザーを展開しはじめた。まず、10月30日に正式発表と予告している北米カワサキのYoutube動画では、『EVOLUTION[…]
火曜日からの公式テストに向けて先行発表 ビモータ・バイ・カワサキレーシングチーム=BbKRTは10月21日、スーパーバイク世界選手権の最終戦が行われたスペイン・ヘレスサーキットでのテストに向け、来シー[…]
ニンジャ400/Z400から排気量を451ccに拡大、2023年秋に初登場 カワサキは欧州で「ニンジャ500」および「Z500」の2025年モデルを発表した。日本でも販売中のニンジャ400/Z400の[…]
人気記事ランキング(全体)
1位:50万円台でカワサキ新型「W230」「メグロS1」登場!? カワサキはタイで、ジャパンモビリティショー2023に参考出品していたレトロ軽二輪モデル「W230」および「メグロS1(MEGURO S[…]
困りごとのトップに来るのが”駐車場不足” アキッパが”バイクの日”に行ったアンケート調査では、以下のような事柄についての質問が行われた。 バイクの利用目的 バイク利用の頻度 今夏のツーリングなどバイク[…]
ランドスケープ(東京都狛江市)は、CFMOTOの新型クルーザーモデル「250CL-C」の国内販売を開始した。水冷DOHC単気筒をトレリスフレームに搭載した軽二輪モデルで、価格は61万5000円と戦略的[…]
2気筒にもオートマチック『Y-AMT』を投入!! ヤマハは欧州で新型「MT-07」を発表した。先行して登場している最新MT-09と同様に、クラッチ操作とシフト操作を必要としない『Y-AMT』仕様をライ[…]
1位:ヤマハが新フラッグシップ「YZF-R9」を正式発表 ヤマハは欧州と北米でYZF-R9を発表した。専用にセットアップされたサスペンションやブレンボ製キャリパーを標準装備。R6を上回る空力性能を有し[…]
最新の投稿記事(全体)
アドベンチャー界のキング・オブ・キングが降臨 R1300GSにも上級バージョンのアドベンチャーが満を持して登場した。 航続距離の増大と積載性の向上、それらに伴う走行性能の最適化を図って、1250時代の[…]
一体型ウイングレット採用の最新ニンジャ カワサキは、日本国内でレースやサーキット走行に使用するための専用モデル「ニンジャZX-10R レース専用モデル」を国内で特別発売する。受注期間は2024年10月[…]
ハンドルとソケットが一直線になる丸形ヘッドのスイベルラチェット 丸型ヘッドの中心に支点を置くことで、ハンドルを180度振れるスイベルラチェット。ハンドルと差込部を90度にすれば通常のラチェットと同様に[…]
コヨーテミーティング、2024年は会場を変更して開催 2023年までは渡瀬川の河川敷が会場だったコヨーテミーティング。毎年多くの来客があるイベントとして定着しているが、実は2023年の秋に今回の新会場[…]
みなさん、こんにちは! 靴磨きしながら愛車のヤマハボルトで日本一周している、いとです! 「靴磨きを始めたいけど、どんなアイテムを用意すればいいのか分からない!」なんてお悩みをよく耳にします。昔はミンク[…]
- 1
- 2