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【12/31】【マン島TT 出張便り】世界に先駆けてバイクを進化させてきたイギリスの歴史がずらりと並ぶ博物館を見よ!

ヴィンセント(Vincent)は、H.R.D.モーターズを買収した1928年に『ヴィンセントH.R.D.』として誕生し、1955年までバイクを製造した。ハーレーダビッドソン(HD)との混同を避けるため、1950年から社名をヴィンセントに変更している。そのため前期と後期ではタンクのロゴが異なる。そして、1948年に発売したブラックシャドウは、998cc空冷50度V型2気筒エンジンを搭載。最高出力は55.8ps、乾燥重量は208kgと軽く、最高速度は125mph(約201.2km/h)を誇る、当時の世界最速バイクだった。今もエンスージアストに人気があり、高額で取引されている貴重な車両だ。