ヘッドライトの色温度調整まで可能なスマートフラッグシップ

コーナリングライト装備の凄スクーター! 台湾ヤマハが「AUGUR」の2024年モデルを発表【海外】

ヤマハモーター台湾は、155cc単気筒エンジンのハイテクスクーター「AUGUR」の2024年モデルを発表した。変更点は車体色で、4色すべてがニューカラーになっている。


●文:ヤングマシン編集部(ヨ)

“インテリジェント”な世界観に、今季はダイナミックなカラーリングを

ヤマハモーター台湾がラインナップするスクーター「AUGUR(英語:オーガー/ラテン語:アウグル)」は、トライアングル状のポジションランプと中央にあるY-LLA(Yamaha Lean Light Assist)が大きな特徴となっている“インテリジェント”スクーター。2024年モデルはカラーバリエーションが刷新され、ニューカラーが4色発表された。

ニューカラーは「天邃藍(スカイブルー)」、「夜幕黑(ナイトブラック)」、「星辰鈦(スターチタニウム)」、「曙光白(ドーンホワイト)」の4色。従来色に近いものもあるが、差し色などのグラフィックに変更が加えられている。

AUGURがこのクラスで世界初採用した(と思われる)ヤマハリーンライトアシストは、いわゆるコーナリングライト。カーブに差し掛かると車体のバンク角に応じてカーブの出口方向を適切な範囲で照らすことができるというものだ。さらに、ヘッドライトの色温度を可変できるY-AU(Yamaha Adjustable Color Temperature Unit)によって、雨や霧といった環境に合わせたライティングも可能に。

また、4.3インチTFTスマートメーターはフルカラーで、スマートフォンと連携することで通話、メッセージ、速度制限通知などのほか専用のナビゲーションマップも使用できる。Y-connect TWN APPを使用すると、エンジンオイルやバッテリーなど車両の状態を確認したり、前述のナビ、そして駐車位置などの機能ができる。スマートキーやクイックチャージUSB3.0といった装備もヤマハ155ccクラスの最高峰にふさわしい装備だろう。

そんな高機能を台湾ヤマハは“インテリジェント”と名付け、さらに2024年モデルのカラーリングについては“ダイナミック”のコンセプトを掲げている。

ヘッドライトの色温度変更機能など、日本へそのまま導入するにはハードルが高そうだが、これに乗っていたら目立つこと間違いなし。ヤマハ(国内)さん、ちょっと日本仕様などご検討してみては……?

YAMAHA AUGUR[2024 Taiwan model]

主要諸元■全長1920 全幅760 全高1120 軸距1340 シート高815(各mm) 車重132kg(装備)■水冷4ストローク単気筒SOHC4バルブ 155cc 出力未発表 無段変速 燃料タンク容量6.1L■ブレーキF=φ267mmディスク+2ポットキャリパー R=φ230mmディスク+1ポットキャリパー タイヤサイズF=120/70-13 R=130/70-13 ※諸元は台湾仕様

YAMAHA AUGUR[2024 Taiwan model]Sky Blue

YAMAHA AUGUR[2024 Taiwan model]Night Black

YAMAHA AUGUR[2024 Taiwan model]Star Titanium

YAMAHA AUGUR[2024 Taiwan model]Dawn White

スタイリング

YAMAHA AUGUR[2024 Taiwan model]

YAMAHA AUGUR[2024 Taiwan model]

YAMAHA AUGUR[2024 Taiwan model]

YAMAHA AUGUR[2024 Taiwan model]

YAMAHA AUGUR[2024 Taiwan model]

YAMAHA AUGUR[2024 Taiwan model]

ディテール解説

いわゆるコーナリングライトにあたるY-LLA(Yamaha Lean Light Assist)。

天候などに合わせて色調を変えることができる、Y-AU(Yamaha Adjustable Color Temperature Unit)は可変色温度ヘッドライト。

フルカラー4.3インチTFTメーター。スマートフォンに接続することができ、着信やメッセージなどを表示可能。ターンバイターンのナビゲーションも利用できる。

スマートキーを持っているだけでアクセスできる。車体側のノブでメインスイッチON/OFF、シートオープン、ハンドルロックなどを設定するようだ。

クイックチャージ3.0の急速充電が可能なUSBソケットを備える。

横から見ると矢のようなデザイン。正面から見ると星形になる「シャイニングスター ポジションライト」。

スマートモータージェネレーター=SMGと可変バルブ機構VVAを備えた水冷単気筒エンジン「ブルーコア」を搭載。

滑りやすい路面などでの不意のスリップを抑制してくれるABSも標準装備する。

XフォースやNMAX155と同様にトラクションコントロールシステム(TCS)を備える。

スマートフォンアプリ「Y-Connect TWN App」に対応。TWNは台湾モデルを表現か。

細かなグラフィック処理が施されるほか、シートも控えめなツートーンとして高級感を醸し出す。

特徴的なLEDヘッドライトを中央に配置し、コーナリングに合わせて照射範囲を変える。

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