
カワサキは、欧州で9月15日に発表した新型電動バイク「Ninja e-1」をジャパンモビリティショー2023にて国内初公開。専用バッテリー2個を通常の燃料タンク位置に収納し、満充電で72kmの走行が可能だ。
●文:ヤングマシン編集部(ヨ) ●外部リンク:カワサキモータースジャパン
12psのパワーユニットを搭載、車重は140kg、15秒限定でエクストラパワー加速が可能
カワサキ「ニンジャe-1」が国内初公開だ! 15秒の加速強化『eブースト』付きで登場し、大きな話題になったのは9月15日、欧州での発表時だったが、ジャパンモビリティショー2023で実車が展示されている。同時発表のZ e-1については見送られたようだが、いずれもカワサキモータースジャパンが国内導入に向けて準備を進めている。
ニンジャe-1は、カワサキ初の公道走行可能なEVスポーツモデル。4.1kg-mという最大トルクを0-1600rpmで発生し、パワーユニットは最高出力12ps/2600-4000rpm。定格出力は6.8ps/2800rpm(いずれも欧州発表値)だが、国内導入時には125ccクラスの定格出力に収めると思われる。
400cc並みのトルクを発揮することから、スタートダッシュは400ccクラス並みといい、eブースト使用時の瞬発力も爽快な加速が期待できそう。
また、取り回しを支援するウォークモード、ダミータンク上の小物入れといったEVならではの新機能を採用し、バッテリーは取り外して家庭用コンセントで充電可能。早く試乗してみたいぞ!
Ninja e-1
Ninja e-1
Ninja e-1
Ninja e-1
Ninja e-1
参考:Ninja e-1(欧州仕様)のスペック
車名 | Ninja e-1 |
全長×全幅×全高 | 1980×690×1105mm |
軸距 | 1370mm |
最低地上高 | 160mm |
シート高 | 785mm |
装備重量 | 140kg |
モーター | 空冷 永久磁石同期モーター |
定格出力 | 6.8ps/2800rpm |
最高出力 | 12ps/2600-4000rpm |
最大トルク | 4.1kg-m/0-1600rpm |
変速機 | なし |
バッテリー | リチウムイオン(30Ah)×2個/各11.5kg |
WMTCモード電費 | 49Wh/km(クラス1) |
航続距離 | 72km |
キャスター/トレール | 24.4°/93mm |
タイヤサイズ前 | 100/80-17 |
タイヤサイズ後 | 130/70-17 |
ブレーキ前 | φ290mmディスク+2ポットキャリパー |
ブレーキ後 | φ220mmディスク+2ポットキャリパー |
価格 | 未発表 |
発売時期(英国) | 2023年10月 |
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
あなたにおすすめの関連記事
スタートダッシュは400ccクラス並み?! 車重はわずか140kg/135kg 国産初のモーターサイクル型電動バイクをカワサキが正式発表した! まだ欧州での出来事に過ぎないと思うかもしれないが、続いて[…]
量産車で世界初のストロングハイブリッド搭載 欧州で先行発表されていた「Ninja 7 Hybrid」が日本初公開された! 451ccの並列2気筒エンジンとトラクションモーター&バッテリーを組み合わせた[…]
まさかのZX-Rシリーズから始まった『Ninja』40周年記念モデル カワサキはジャパンモビリティショー2023で「ニンジャZX-4RR 40周年記念エディション(Ninja ZX-4RR 40th […]
”PREPARE FOR TAKE-OFF”って……オイ! 最初に言っておきたい。これは光栄にもバイク界の東●ポと呼ばれるヤングマシンが、妄想力を逞しく発揮した記事である。カワサキが直列6気筒ターボ搭[…]
惚れるぜカワサキ! ガソリンエンジンは作り続ける! エンジン好きには何とも嬉しいニュースだ。カワサキは電動車やハイブリッド、水素エンジンの投入展望など、カーボンニュートラルへのビジョンを明確に述べたう[…]
最新の関連記事(新型EV/電動バイク)
初の電動スクーターが「C evolution」 2017年、BMWモトラッドは初の電動スクーター「C evolution(Cエボリューション)」を発売。それまでのガソリンエンジンを搭載したC650に通[…]
Honda CUV e:(2025) Hondaが「2050年カーボンニュートラル社会の実現」に向けた取り組みの一環として進めている、2輪車の電動化。その歴史は1994年の「CUV-ES」から始まり、[…]
車重217kgに600ccクラスの動力性能 2週間前の9月2日に、欧州で「EV FUN Concept」の走行テスト映像を公開したばかりのホンダが、その量産バージョンのブランニューモデルを発表した。ホ[…]
両手を自由に使うことができる、新パーソナルモビリティ ホンダが2025年9月24日より、法人向けに販売を開始したのがパーソナルモビリティの「UNI-ONE(ユニワン)」です。 法律的には「移動用小型車[…]
ホンダ初の本格的電動モーターサイクルが間もなく……? 2024年秋のEICMAで世界初公開された電動二輪車のコンセプトモデル「EV Fun Concept(イーヴィー ファン コンセプト)」は、202[…]
最新の関連記事(新型原付二種 [51〜125cc])
原付でエンジンがかからない主な原因 「原付 エンジン かからない 原因」とネット検索する方が多いように、バッテリー上がりやプラグの劣化、燃料不足など、複数の原因によってエンジンを始動できなくなるケース[…]
地面を感じる直進安定性で日常の移動を安心快適に 決勝レース1で自己最高となる2位を獲得した第3戦を終え、全日本ロードレース選手権は8月下旬まで約2ヵ月間の夏休み。その間もいろいろと忙しいのですが、やっ[…]
原付バイクのオイル交換目安とは? 交換頻度のポイント 内燃エンジンにとって、潤滑/冷却/密封/清浄分散/防錆を担うエンジンオイルは、まさに血液とも言うべき重要なパーツです。 常に高温にさらされてエンジ[…]
通勤エクスプレスには低価格も重要項目! 日常ユースに最適で、通勤/通学やちょっとした買い物、なんならツーリングも使えるのが原付二種(51~125cc)スクーター。AT小型限定普通二輪免許で運転できる気[…]
125ccのMTバイクは16歳から取得可能な“小型限定普通二輪免許”で運転できる バイクの免許は原付(~50cc)、小型限定普通二輪(~125cc)、普通二輪(~400cc)、大型二輪(排気量無制限)[…]
人気記事ランキング(全体)
低く長いデザインが個性マシマシ! レトロモダンなボバークルーザー 中国から新たな刺客がやってきた! ベンダは2016年設立の新興メーカーで、独自設計のエンジンを搭載したクルーザーを中心に、ネイキッドな[…]
ネイキッドブームの立役者もライバル続出で遂に対抗刷新! 1989年、カワサキがリリースしたZEPHYR(ゼファー)は、レーサーレプリカ熱が冷めたタイミングもあって、瞬く間に400ccクラスの販売トップ[…]
フレディ・スペンサー、CB1000Fを語る ──CB1000Fのインプレッションを聞かせてください。 とにかくすごく良くて、気持ちよかったよ。僕は何年もの間、新しいバイクのテストをしてきた。HRCのテ[…]
ゼファーとは真逆のコンセプトで独り勝ちを掴む! 1989年のカワサキZEPHYR(ゼファー)をきっかけに、カウルのないフォルムをネイキッドと呼ぶカテゴリーが瞬く間に人気となった。 続いて1991年に、[…]
前年モデルでTFTディスプレイを獲得した無印 北米スズキは、2005年型GSX-R1000(通称K5)由来の痛快な並列4気筒エンジンを搭載するスポーツネイキッド「GSX-S1000」およびスポーツツア[…]
最新の投稿記事(全体)
ライダーの「不安」を解消する全方位監視性能 「Driveman DD-1000」の開発責任者は、「秋のライダーが直面する『後方の不安』と『夜間の不安』、この両方を解消したいという想いで開発した」と語っ[…]
秋向けライディングギア 機能性抜群なライディングパーカー JK-604:1万2000円台~ ヨーロッパで人気の気軽にはおれるケブラー裏地入り、スリーシーズン向けスエットパーカ。肩と肘にはCEレベル2ソ[…]
テレスコピック×フラットツインは1300cc化でより軽やかに! まず正直に言うと、残念ながらR1300RS&Rの試乗はフルウエットのみで、試乗時間も2台合わせて45分という限られた時間だった。各車のお[…]
必要なのはキャブ本体とパーツリスト! 燃調キット開発プロセスとは 日本製自動車の性能は優秀で、日本国内で役目を終えた後も中古車として世界各地に輸出され、何十年という時を経ても現役で活躍していることが多[…]
出展テーマは「By Your Side」 スズキは、2025 年10 月30 日から11 月9 日まで、東京ビッグサイトで開催されるJapan Mobility Show 2025 (ジャパンモビリテ[…]
- 1
- 2