カワサキモータースジャパンは、大人気モデルのZ900RSにブレンボ製フロントブレーキパッケージとオーリンズ製リヤショックを装備するハイグレード仕様「Z900RS SE」の2024年モデルを発表した。イエローボールを彷彿とさせるカラーリングや基本スペックに変更はない。
●文:ヤングマシン編集部(ヨ) ●外部リンク:カワサキモータースジャパン
2023年モデルで排出ガス規制に適合したほかは不変!
カワサキ「Z900RS SE」が2024年モデルも引き続きラインナップされることが判明した。初登場は2022年1月発売の2022年モデルで、翌年モデルで令和2年排出ガス規制に適合したほか新たにカワサキケアモデルに設定。ハイグレードな装備やカラーリングには変更を受けず、孤高の存在としてZ900RSシリーズに君臨してきたが、2024年モデルも変更を受けることなく7月15日に発売される。
スタンダード仕様からの変更点は、ハイグレードなオーリンズ製S46リヤショック、ゴールドカラーのアウターチューブと専用セッティングが施された倒立フロントフォーク、ブレンボ製フロントブレーキパッケージ(ディスク、キャリパー、パッド)、小径のニッシン製ラジアルポンプ式マスターシリンダー&ステンレスメッシュブレーキホース、ブラック&イエローの専用カラー、ゴールドホイールだ。
価格は昨今の物価上昇に合わせて5万5000円上昇し170万5000円に。カワサキケアモデルに設定されることから、1か月目点検と3年間の定期点検&オイル交換(フィルター含む)が無償で受けられる。
KAWASAKI Z900RS SE[2024 model]
車名 | Z900RS SE |
型式 | 8BL-ZR900K |
全長×全幅×全高 | 2100×865×1150mm |
軸距 | 1470mm |
最低地上高 | 140mm |
シート高 | 810mm |
キャスター/トレール | 25°0′/98mm |
装備重量 | 215kg |
エンジン型式 | 水冷4ストローク並列4気筒DOHC4バルブ |
総排気量 | 948cc |
内径×行程 | 73.4×56.0mm |
圧縮比 | 10.8:1 |
最高出力 | 111ps/8500rpm |
最大トルク | 10.0kg-m/6500rpm |
変速機 | 常時噛合式6段リターン |
燃料タンク容量 | 17L |
WMTC燃費 | 18.8km/L(クラス3-2、1名乗車時) |
タイヤサイズ前 | 120/70ZR17 |
タイヤサイズ後 | 180/55ZR17 |
ブレーキ前 | φ300mmダブルディスク+4ポットキャリパー |
ブレーキ後 | φ250mmディスク+1ポットキャリパー |
乗車定員 | 2名 |
価格 | 170万5000円 |
色 | メタリックディアブロブラック |
発売日 | 2023年7月15日 |
※本記事の文責は当該執筆者(もしくはメディア)に属します。※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
あなたにおすすめの関連記事
最新の関連記事(Z900RSシリーズ)
大型二輪免許は18歳から取得可能! バイクの免許は原付(~50cc)、小型限定普通二輪(~125cc)、普通二輪(~400cc)、大型二輪(排気量無制限)があり、原付以外には“AT限定”免許も存在する[…]
水平ゴールドラインのニューカラーが2色展開しSEも同時発表、半年後には50周年車! カワサキは2021年8月にZ900RS/カフェの2022年モデルを発表。Z900RSには1975年型Z1Bで採用され[…]
その手があったか! 2005年型「ゼファー1100/750/χ」をオマージュ カワサキは2020年10月にZ900RS/カフェの2021年モデルを発表。Z900RSでは人気の“イエロータイガー”ことキ[…]
大型二輪免許は18歳から取得可能! バイクの免許は原付(~50cc)、小型限定普通二輪(~125cc)、普通二輪(~400cc)、大型二輪(排気量無制限)があり、原付以外には“AT限定”免許も存在する[…]
2020年モデルでシリーズ全カラーを総入れ替え! カフェは3色→2色に “火の玉”Z900RSとヴィンテージライムグリーンのZ900RSカフェが牽引してきた初代2018年モデル~2019年モデル。すで[…]
最新の関連記事(カワサキ [KAWASAKI])
大型二輪免許は18歳から取得可能! バイクの免許は原付(~50cc)、小型限定普通二輪(~125cc)、普通二輪(~400cc)、大型二輪(排気量無制限)があり、原付以外には“AT限定”免許も存在する[…]
400ccクラス並みのスタートダッシュを誇るパワーユニット搭載 カワサキは、原付二種クラスに同社が初めて投入した公道走行可能な電動スポーツバイク「ニンジャe-1」およびネイキッド版「Z e-1」の20[…]
2018 カワサキ ニンジャ400:250と共通設計としたことでツアラーから変貌(2018年8月30日公開記事より) 2018年型でフルモデルチェンジを敢行した際、従来の650共通ではなく250共通設[…]
2018 カワサキ ニンジャ250:電スロなしで全域をカバー/限界性能もアップ(ヤングマシン2018年1月号より) 伸び上がる! レッドゾーン以降もキッチリ回り、従来型より明確に高回転パワーがアップし[…]
カワサキモータースジャパンは、SHOEIとのコラボレーションモデル『カワサキ X-Fifteen ESCALATE(エスカレート)』を2025年1月8日より全国のカワサキプラザ限定で予約受付を開始する[…]
人気記事ランキング(全体)
私は冬用グローブを使うときにインナーグローブを併用しています。防寒目的もありますし、冬用グローブを清潔に保つ目的もあります。最近、長年使い続けたインナーグローブが破れてしまったこともあり、新品にしよう[…]
TRIJYA(トライジャ):カフェレーサースタイルのX500 パンアメリカやナイトスターなど水冷ハーレーのカスタムにも力を入れているトライジャ。以前の記事では同社のX350カスタム車を掲載したが、今回[…]
高回転のバルブ往復にスプリングが追従できないとバルブがピストンに衝突してエンジンを壊すので、赤いゾーンまで回すのは絶対に厳禁! 回転計(タコメーター)の高回転域に表示されるレッドゾーン、赤くなっている[…]
従来は縦2連だったメーターが横2連配置に ヤマハは、2004年に欧州で誕生し、2017年より日本を含むアジア市場へ(250として)導入されたスポーツスクーター「XMAX」の2025年モデルを欧州および[…]
2018 カワサキ ニンジャ400:250と共通設計としたことでツアラーから変貌(2018年8月30日公開記事より) 2018年型でフルモデルチェンジを敢行した際、従来の650共通ではなく250共通設[…]
最新の投稿記事(全体)
アッパーカウルはフランスで882.5ユーロ 1980年代のGSX1100S KATANAをモチーフにしたスペシャルモデルを製作することは、S2コンセプトのスタッフが何年も温めていたアイデアだった。それ[…]
元々はブレーキ液の飛散を防ぐため フロントブレーキのマスターシリンダーのカップに巻いている、タオル地の“リストバンド”みたいなカバー。1980年代後半にレプリカモデルにフルードカップ別体式のマスターシ[…]
ライトグレーのボディにライトブルーのホイールが新鮮! ヤマハが「MT-25」の2025年モデルをインドネシアで世界初公開した。欧州で発表済みの兄弟モデル・MT-03に準じたモデルチェンジ内容で、現地価[…]
欧州&北米で昨秋登場した新型YZF-R3の250cc版 ヤマハはインドネシアで新型「YZF-R25」を発表した。2024年10月に欧州&北米で登場した新型YZF-R3と同様のモデルチェンジ内容とした2[…]
【’09VMAX開発秘話】2リッター「音魂(オトダマ)」は失敗だった 新VMAXの開発には実に十数年の歳月が費やされた。このプロジェクトを長い間推し進めてきた中心人物は開発の経緯をおよそ次のように語る[…]
- 1
- 2