スズキは、水冷Vツインエンジンを搭載するミドルクラスのカフェレーサー「SV650X」にニューカラーを設定し、2023年モデルとして2月3日に発売した。
●文:ヤングマシン編集部(ヨ) ●外部リンク:スズキ
排出ガス規制適合はすでに最新!
スズキは、645ccの水冷V型2気筒エンジンを搭載するカフェレーサースタイルの「SV650X」にニューカラーを設定。従来のブラックは廃番になる。
新色のマットソードシルバーメタリックは、メーターバイザー部分をツートーンに見立てたカラーリングが特徴で、フレームは従来のブロンズ色からブラックアウト。代わりにホイールをブロンズ色とすることで、全体にメタリックな雰囲気を増した。
SV650Xは、ベースモデルのスポーツネイキッド・SV650にヘッドライトカウルやセパレートハンドル、タックロールシートを採用することでレトロモダンなカフェレーサースタイルに仕立てたもの。黒に統一されたレバー、ステップ&ペダル類もSV650X独自の装備だ。スタータースイッチを押し続けることなくエンジン始動が可能なスズキイージースタートシステム、前後ブレーキのABSなどはSV650と共通。
1998年にSV400、1999年に初代SV650が発売されて以降、元気がよく扱いやすいエンジンとニュートラルなハンドリング、そしてお財布に優しい価格で欧州を中心に絶大な支持を集めてきたスズキのミドルVツインスポーツ。幾度かのモデルチェンジを繰り返し、途中で“グラディウス”を名乗ったりしながら、現行世代のSV650が登場したのは2016年だった。
欧州のみならず北米や日本でもクロウト受けするキャラクターで根強い人気があり、2018年にはカフェレーサースタイルのSV650Xを追加、そして欧州では2021年モデル、日本仕様では2022年モデルで、それぞれ最新の排出ガス規制に適合している。
SUZUKI SV650X[2023 model]
車名 | SV650X |
型式 | 8BL-VP55E |
全長×全幅×全高 | 2140×730×1090mm |
軸距 | 1450mm |
最低地上高 | 135mm |
シート高 | 790mm |
キャスター/トレール | 25°/106mm |
装備重量 | 199kg |
エンジン型式 | 水冷4ストロークV型2気筒DOHC4バルブ |
総排気量 | 645cc |
内径×行程 | 81.0×62.6mm |
圧縮比 | 11.2:1 |
最高出力 | 72ps/8500rpm |
最大トルク | 6.4kg-m/6800rpm |
変速機 | 常時噛合式6段リターン |
燃料タンク容量 | 14L |
WMTCモード燃費 | 24.4km/L(クラス3、サブクラス3-2、1名乗車時) |
タイヤサイズ前 | 120/70ZR17 |
タイヤサイズ後 | 160/60ZR17 |
ブレーキ前 | 油圧式ダブルディスク |
ブレーキ後 | 油圧式ディスク |
乗車定員 | 2名 |
価格 | 84万7000円 |
発売日 | 2023年2月3日 |
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