まだまだ頑張る空冷エンジン!

SR400にセロー250、TW200、ビラーゴ250も! 実は海外で生き残っているヤマハ車×5選

稀少な空冷Vツイン! ドラッグスター250というよりXV250ビラーゴの「Vスター250」

1988年に発売されたXV250ビラーゴ(Virago)は、のちにSRV250などにも搭載されたロングストロークの空冷Vツインエンジンを搭載。250㏄クラスながらロー&ロングの本格的なアメリカンスタイルで人気を博した。2000年には後継機種のドラッグスター250が登場し、のちに生産が終了した。

ドラッグスター250はディープフェンダーを採用したクラシックスタイルになったが、シンプルなデザインのXV250ビラーゴを好むライダーも多かった。そんなビラーゴのスタイルを継承するモデルが、北米で生き残るVスター250だ。

北米では当初、「XV250 Route66」や「Virago 250」として販売され、2008年以降に「Vスター250(V-Star 250)」として販売。軽快なスタイリングはそのままに、2023年モデルも4699米ドルで発売された。

YAMAHA V-Star 250[2023 US model]

YAMAHA V-Star 250[2023 US model]■空冷4ストロークV型2気筒SOHC2バルブ 249cc 車重147kg ●北米現地価格:4499ドル

YAMAHA V-Star 250[2023 US model]

元祖SUVスクーター! ヤマハ新型「ZUMA 125」台湾で発売された新型BW’Sの北米モデル

台湾で販売されている最新「BW’S(ビーウィーズ)」の北米版がZUMA 125だ。

日本では旧モデルがBW’S 125として2020年モデルまで販売されたが、2021年に新型に切り替わった時点でカタログ落ち。ホンダADV系が人気を博すなか、忸怩たる思いをしているヤマハファンもいることだろう。

ZUMA 125は、本記事の中では唯一の水冷エンジンを搭載するのも特徴だ。VVA(可変バルブ機構)を採用した『ブルーコア』エンジンは燃料消費率101mpg(101マイル/1ガロン)=約42.9km/Lを実現し、燃料タンク容量1.6ガロン(約6L)と掛け合わせると、航続距離は約257kmになる。

スタイリングは頑丈さをアピールしつつモダンに仕立てられ、“コンパクトでタフなアドベンチャーモデル”という独自の立ち位置を確立。前後ABSのほかセンタースタンドとサイドスタンド、イグニッションスイッチカバー、フルフェイスヘルメット1個を収納可能なシート下スペース、USB充電ソケットを備えたフロント小物入れといった便利な装備も標準採用している。

YAMAHA ZUMA 125[2023 US model]

YAMAHA ZUMA 125[2023 US model]

YAMAHA ZUMA 125[2023 US model]■水冷4ストローク単気筒SOHC4バルブ 125cc 車重128kg ●北米現地価格:3799ドル

YAMAHA ZUMA 125[2023 US model]


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