農業・牧畜向けのオフローダー

働く4スト! カワサキKLXベースの「ストックマン」がインドネシアで登場、タフな造りが魅力

カワサキインドネシアは、空冷単気筒エンジンを搭載したトレールバイク・KLX230をベースとした働くバイク「ストックマン」を発売。いわゆる“アグリカルチャーバイク”、つまり農業や牧畜での使用に最適化したバイクだ。


●文:ヤングマシン編集部(ヨ)

右にもサイドスタンドがあるよ!

KLXといえば、初代KLX250が登場したときのキャッチコピー“闘う4スト”を覚えているベテランライダーも多いことだろうが、今回カワサキインドネシアが発売したのは“働く4スト”といってもいいかもしれない「ストックマン」だ。

ベースモデルは日本でも販売されている空冷単気筒のKLX230で、農場や牧場で使うのに適した頑丈なスキッドプレートやエンジンガード、大型キャリア、大型リヤフェンダーなどを備えている。

さらに、前後にはエンデューロタイヤを履き、左右にアルミ製レバーガード、ギヤを入れっぱなしで停車しておけるクラッチレバーロック、、デュアルサイドスタンド(左右にスタンドがある!)と、使い勝手も一般的なトレールバイクと異なるのが特徴だ。

ストックマンの車名は以前からあり、直近ではスーパーシェルパをベースとした250cc版がオーストラリアなど各地で販売されている。

上記発表から数日遅れて新型ストックマンの詳細も公開された。

※当初からエンジン出力の19ps/7600rpm・2.0kg-m/6100rpm、インドネシア価格5750万ルピア(日本円換算約50万3000円・12/1現在)、2022年12月発売などが明らかになっている

日本では2007年まで販売されたスーパーシェルパ。KLX250のエンジンを空冷化し、低中速トルク重視のキャラクターとした。ヤマハのセローに近い路線で、ひと回りパワフルなエンジンが特徴だった。

スーパーシェルパをベースとした現行ストックマン(オーストラリア仕様)。農場などクローズドな場で使用されるのが前提のためウインカーなどは装備していない。これはインドネシア仕様の新型も同じ。

KAWASAKI STOCKMAN[2023 Indonesia model]

KAWASAKI STOCKMAN[2023 Indonesia model]

KAWASAKI STOCKMAN[2023 Indonesia model]

車名STOCKMAN
型式
全長×全幅×全高2105×920×1110mm
軸距1350mm
最低地上高220mm
シート高845mm
キャスター/トレール
装備重量137kg
エンジン型式空冷4ストローク単気筒SOHC2バルブ
総排気量233cc
内径×行程67.0×66.0mm
圧縮比9.4:1
最高出力19ps/7600rpm
最大トルク2.0kg-m/6100rpm
変速機6段リターン
燃料タンク容量7.5L
WMTCモード燃費
ブレーキ前φ265mmディスク+2ポットキャリパー
ブレーキ後φ220ディスク+1ポットキャリパー
タイヤサイズ前80/100-21
タイヤサイズ後100/100-18
乗車定員
価格5750万ルピア(参考)
発売時期2022年12月(インドネシア)

バルブ式の大型ヘッドライトで夜の農場でも安心。フロントにはフラップ付きのキャリアを装備する。

アルミ製レバーガードやクラッチレバーロックを備える。ウインカーはないがウインカースイッチはある模様。

シンプルなメーターはKLX230譲り。リヤABSをカットできることがわかる。

リヤキャリアはいかにも頑丈そう。各々が仕事に合わせてカスタムできる。


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