
デイトナが’20年11月から販売している2輪車専用GPS搭載ドライブレコーダー・マイタックの「ミオ マイビュー(Mio MiVue)M760D」の評判が良いということで、試してみた。ソニー製スタービスCMOSセンサー/F1.6大口径レンズ/29.1fpsのフルHD録画など、ドライブレコーダーとしてはほぼフルスペックの性能を誇る。
●まとめ:ヤングマシン編集部(大屋雄一) ●写真:真弓悟史 ●外部リンク:デイトナ
[◯] 暗くても映像がクリア。ログが残せるのは便利
前後カメラやGPS搭載はもはや当たり前。今や本体にモニターを持つものも珍しくない2輪車用ドライブレコーダー。今回テストした「ミオ マイビューM760D」は、少し前の’20年に発売された製品のためかモニターこそないものの、一般的なものと比べて4倍もの明るさを実現するソニー製スタービスCMOSセンサーを搭載するなど、録画品質で他社製品との差別化を図っている。
実際に録画された映像は、暗所でも他車のナンバーがはっきり読めるほどクリアだ。また明暗差が大きいトンネル前後の走行でも、白飛びや黒つぶれがほとんどなく、アクションカムとしても十分に使える。画角は130度で、隣りの車線までしっかりカバー。29.1fpsというフレームレートにより、全国のLED信号に対応しているのも心強い。
後続車にあおられたときなど、緊急時には手元のボタンですぐにイベント録画機能を起動できたり、スマホアプリを経由してSNSに動画を投稿できたりと、事故に遭わないとしても使える機能がいくつもある。個人的に気に入ったのはGPSの走行ログが残せることだ。PCで読み込むためSDカードをいちいち取り出す必要はあるが、グーグルマップに軌跡が表示されるのは見ていて楽しい。
[△] 大口径レンズなのでカメラの存在感大だ
同価格帯の製品と比べるとカメラがやや大きく感じられ、スマートに取り付けるには工夫が必要かも。
[こんな人におすすめ] デイトナが取り扱っているという信頼感
大手通販サイトでは、海外ブランドの2輪車用ドライブレコーダーが多数販売されており、そのほとんどが1万円台だ。マイビューM760Dはそれらよりも高価だが、デイトナに選ばれたという信頼性と補修パーツの入手性において大きくリードする。
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