記事へ戻る
本田宗一郎に「これだ!」と言わせたスケッチ。入社したばかりの若造は使い走りにされることが多く、絵を描いている時間がなかった。そのまま何年も過ごすことになりかねないと感じた森岡さんは、人知れず自宅で絵を描いて、ほんの10分で描きましたよという顔で提出する、そんなことを繰り返した。このスケッチが社長(本田宗一郎)の目に留まるよう、タイミングを見計らって机の端に置いておいたことも功を奏した。