ホンダは欧州で、新型ミニモト「ST125 DAX(ST125ダックス)」を正式発表した。日本では大阪モーターサイクルショーで世界初公開が予告されており、実車を初めて見ることができるのはインテックス大阪で間違いなさそうだ。しかし、スペックやディテールは早くも公開されたぞ!
モンキー125に続く1970sプレイバック!
ホンダは欧州で新型「ST125 DAX(ST125ダックス)」を正式発表。年式としては2023年モデルと表記されていることから、発売は日本のほうが早くなる可能性がある。とはいえ、モーターサイクルショーを心待ちにしているこの段階での正式発表はまさしくサプライズ!
欧州では1969年に導入されたダックスシリーズだが、1980年代早々に姿を消しており、日本で生産された1995年~2003年のダックスを欧州で見られることはなかったようだ。そこへきて、モンキー125と同様にMSX125(グロム)系エンジンを使用した1970sリバイバルの次の一手がST125ダックスというわけだ。
欧州でも若者にレトロブームが巻き起こっており、12インチホイールのST125ダックスは大歓迎されることになりそう。「ダックスフンド」をもじって「ダックスホンダ」になったというエピソードも好意的に紹介されている。残念ながら価格までは明かされていないが、カラーバリエーションやスペックは明記されている。以下に詳しく紹介しよう。
HONDA ST125 DAX[2023 EU model]解説&写真Gallery
新型スーパーカブC125やモンキー125と同じボア50.0mm×ストローク63.1mmのロングストロークな空冷単気筒を搭載する、ミニサイズのファンモデルがST125ダックスだ。トランスミッションはクラッチレバーレスの自動遠心クラッチ+4速ロータリー式を採用し、WMTCモード燃費はなんと63.7km/Lを誇る。燃料タンク容量3.8Lと掛け合わせた航続距離は240km超えだ。もちろんユーロ5排出ガス規制に適合。低中速トルク重視のキャラクターのようだが、欧州のリリースでは90km/h巡行が可能と謳う。
ホイールベース1200mm/車重107kgのコンパクトな車体は、グロムと同じ前後12インチホイールに前後油圧式ディスクブレーキとフロントのみ働くシングルチャンネルABSを組み合わせ、フロントにはφ31mm倒立フロントフォークを奢る。フレームは横から見て“T”の字を描くスチール製プレスフレームで、灯火類はフルLED。メーターはモンキー125と同様に反転表示タイプのLCDを採用する。
車体カラーはパールネビュラレッド(Pearl Nebula Red)とパールカデットグレー(Pearl Cadet Grey)の2色をラインナップ。
【HONDA ST125 DAX[2023 EU model]】主要諸元■全長1760 全幅760 全高1020 軸距1200(本誌推定/リリース記載は1020) 最低地上高180 シート高775(各mm) 車重107kg(装備)■空冷4ストローク単気筒SOHC2バルブ 124cc 9.38ps/7000rpm 1.10kg-m/5000rpm 変速機4段ロータリー 燃料タンク3.8L■キャスター24.9°/トレール84mm ブレーキF=φ220mmディスク+2ポットキャリパー R=φ190mmディスク+1ポットキャリパー タイヤサイズF=120/70-12 R=130/70-12 ●価格&発売時期:未発表 ●色:赤、灰 ※諸元等は全て欧州仕様
【動画】New 2023 Dax 125
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