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ライダーの使用条件に特化したものから、デイリーユースにも着回せるものまで幅広くウエア製品を取り揃えるワークマン。’21-’22秋冬「フィールドコア」ラインナップの中から、「ユーロアルティメットデュアルフーディー」「コーデュラユーロウォームパンツ」を紹介する。
●文:ヤングマシン編集部(大屋雄一) ●写真:山内潤也 真弓悟史 小見哲彦 ●外部リンク:ワークマン
【テスター:大屋雄一】テスター歴20年以上のバイクジャーナリストで、ワークマンの公式アンバサダー。一部の製品は北海道に持ち込んでテストを実施している。
フィールドコア ユーロアルティメットデュアルフーディー:この暖かさ、驚くべきダークホース
’19年に登場して以来、ライダーにも人気が高いというデュアルフーディー。フライトジャケットを彷彿させるデザインで、フードと袖はファスナーにて着脱可能だ。実際に走ってみて驚いたのは、360°リフレクトシリーズに匹敵するほどの高い防寒性だ。中綿に使われているファイバーボールは、弾力性に富んでいるので走行風でつぶれにくく、デッドエアを常に確保してくれる。縫い目を廃した表地の溶着加工によって冷気が浸入しにくいうえ、裏地の起毛フリースも防寒性を助けているのは明らか。防水性や透湿性こそないが、この暖かさは魅力だ。
防寒性:★★★★★(5)/フィット感:★★★★(4)
【フィールドコア ユーロアルティメットデュアルフーディー HJ007】●機能:撥水 保温 ストレッチ 再帰性反射 ●サイズ:M L LL 3L ●色:ホワイト ブラック スモークネイビー リフレクトカモ ●価格:4900円 ※写真色はホワイト
【カラーバリエーション】ブラック[上左]/スモークネイビー[上右]/リフレクトカモ[左]
中綿入りのフードはファスナーで着脱できるほか、ファーのみをフードから取り外すことも可能。襟はMサイズで実測約10cmと高く、内側にまで裏地のフリースが使われており肌触りが良い。
ホワイト/ブラック/スモークネイビーの表地には伸縮率120%のストレッチ生地を採用。ダウン並みの膨らみと弾力性を持つシームレスファイバーボールを中綿に使用する。
袖はファスナーにて着脱でき、ご覧のようにベストとして着ることも可能。これがデュアルフーディーという名の由来だ。大容量の胸ポケットには開閉がスムーズなファスナーを使用。
裏地は毛足の長い起毛フリースで、肌触りが非常に良い。中綿の仕切りにはステッチではなく溶着加工が用いられており、縫い目がないので冷気の侵入を最小限に抑えられる。
フィールドコア コーデュラユーロウォームパンツ:収納力で圧倒する防寒パンツ
コーデュラユーロシリーズに属するパンツで、最大のポイントは収納力。計10か所のポケットをはじめ、工具などを下げるのに便利なホルダーやカラビナループ、膝にはパッドを装備するなどギミックが満載だ。生地が肉厚なうえに裏面がフリースなので、気温が15℃ぐらいまでなら耐えられるほどの防寒性がある。ただし、股下と膝裏に使われているストレッチニットから冷気が入り込むので、真冬は下にタイツを穿くなど何らかの対策が必要かも。テストしたのは新色のダークグリーンで、色合い的にはキャンプシーンにも似合いそう。これで3900円はお買い得だ。
防寒性:★★★(3) フィット感:★★★(3)
【フィールドコアコーデュラユーロウォームパンツ HP005A】●機能:保温 ストレッチ 耐摩耗 ●サイズ:M L LL 3L ●色:ダークグリーン ブラック ジオデニム ●価格:3900円 ※写真色はダークグリーン
【カラーバリエーション】ブラック[左]、ジオデニム[右]
コーデュラナイロンで補強された膝の中にはパッドを装備。この上にあるカーゴポケットとヒップポケットは、物を入れたときの窮屈感を軽減するフローティング構造を採用。
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