カワサキは欧州でニンジャ1000SXのニューカラーを設定し、2022年モデルとして発表した。2020年モデルで右1本出しマフラーや全灯LEDなどを採用したモデルチェンジを実施し、ユーロ5に適合してから2度目のカラーチェンジとなる。
もはや快適なスーパーバイク! クルーズコントロールやクイックシフターも装備
カワサキは欧州で、1043ccの4気筒エンジンを搭載するスポーツツーリングモデル「ニンジャ1000SX」にニューカラーを設定し、2022年モデルとして発表した。
2020年のモデルチェンジでは、スポーティな4in1エキゾーストの採用やフルLED化、よりエッジの利いたデザインの採用、そして各種電脳装備の充実などでスポーツツーリングモデルとしての資質に磨きをかけ、日本でも好評発売中だ。
足まわりには倒立フロントフォークとホリゾンタルバックリンク式リヤサスペンションを備え、ブレーキにはラジアルマウントモノブロックキャリパーにラジアルポンプ式マスターシリンダーを組み合わせる。アップ/ダウン対応のKQS(カワサキクイックシフター)装備もうれしい。
アクセサリー設定の左右パニアケースは合計56Lの大容量で、外したときに不格好にならないよう“クリーンマウントシステム”を採用している。座り心地のいいシートや調整式スクリーンなどにより快適性も上々だ。
電子制御は6軸IMUを核としたアシストシステムを各種揃えた。選択可能なライディングモードとコーナリングマネジメントシステムが搭載され、パワーモード、トラクションコントロールシステム、スーパースポーツレベルのABSを備えている。もちろんクルーズコントロールも。TFTカラーメーターにはライディオロジーアプリを介したスマートフォン接続が可能だ。
欧州での特徴として、各種アクセサリーをパッケージした3つの仕様がラインナップされている。アクラポヴィッチ製マフラーとシングルシートカウルを装備した“パフォーマンス”、パニアケースと大型スクリーンを備えた“ツアラー”、そして両方を兼ね備える“パフォーマンスツアラー”だ。
日本仕様の2022年モデルについてはまだ情報がないが、同様のカラーチェンジが実施される可能性は高い。これについては続報が入り次第お伝えしていく。
KAWASAKI NINJA 1000SX[2022 EU model]
主要諸元■全長2100 全幅825 全高1190(ハイスクリーン1225) 軸距1440 シート高835(各mm) 車重235kg(装備)■水冷4ストローク並列4気筒DOHC4バルブ 1043cc 142ps/10000rpm 11.3kg-m/8000rpm 変速機6段 燃料タンク容量19L■タイヤサイズF=120/70ZR17 R=190/50ZR17 ●参考価格:1万1399ポンド~(英国) ※諸元は欧州仕様
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