カワサキは北米で2022年モデルを一挙に発表した。新しいカラーリングのZ900RSカフェやニンジャ650などが目白押しだが、日本や欧州とは排ガス規制が異なることから生き残っているモデルもいくつかある。2019年に国内ファイナルモデルとして入荷されたニンジャZX-14Rは好例だろう。復活の噂もある……?
1441cc、自然吸気のモンスターは北米で健在!
メガスポーツと呼ばれるカテゴリーでは、今年の4月にスズキ「ハヤブサ」が新型になって復活し、大きな話題となったのが記憶に新しいところだが、最大のライバルとされるカワサキ「ニンジャZX-14R(Ninja ZX-14R)」も北米向けモデルは生き残っている。
1441ccの並列4気筒を搭載するニンジャZX-14Rは、998ccスーパーチャージドエンジンのニンジャH2シリーズに取って代わられたかに思えるが、新幹線のグリーン車に乗っているかのような上質感や自然吸気ならではの太く柔らかいトルク特性には、今も14R独自の長所がある。
ハイパフォーマンスなエンジンを搭載するアルミモノコックフレームに、2つのパワーモードやON/OFF可能かつ3段階に調整可能なカワサキトラクションコントロール(KTRC)、ABSなど、電子制御も最新レギュレーションに沿ったものを標準装備している。アシストスリッパークラッチやブレンボ製モノブロックキャリパー、といった装備も一流だ。
これがユーロ5に適合して再び日本でも買えるようになれば……と思わずにはいられないが、どうやらその復活の芽があるのではという噂も。しっかりとした情報としてお届けできるレベルではないが、可能性はゼロではないようだ。これについては引き続き情報を収集していきたい。
KAWASAKI Ninja ZX-14R[U.S. 2022 model]
【KAWASAKI Ninja ZX-14R[U.S. 2022 model]】主要諸元■水冷4ストローク並列4気筒DOHC4バルブ 1441cc 最高出力未発表 変速機6段 燃料タンク容量5.8ガロン(約22L)■タイヤサイズF=120/70ZR17 R=190/50ZR17 ●北米価格:1万5399ドル(約169万円) ※諸元は北米仕様
※本内容は記事公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
あなたにおすすめの関連記事
新型コロナ禍の中、免許を取得 「新型コロナ禍の影響でテレワークとなりプライベートの時間が増えたため、外出自粛期間が解けた'20年6月から教習所に通い、7月に長年の夢だった大型二輪免許を取得しました。そ[…]
※過去の『ヤングマシン』実測テストからデータを集計(主に日本自動車研究所の高速周回路で測定)。 世紀末覇王が未だ君臨も、最新スーパースポーツが壁を超えてきた 『ヤングマシン』本誌名物の実測テストからデ[…]
大空を舞う隼のように 普段は鷹揚に大空を滑空するかのように、そしてイザとなれば獲物を狙う超スピードは生物界最速の猛禽類が隼だ。その生態をマシンコンセプトになぞらえ、1998年に登場したのが初代GSX1[…]
冒頭は鈴木俊宏社長からのメッセージから 「設計者、開発者が次の開発をどうやろうか悩みに悩んで、出てきた回答がこれだよねと。開発途中の車ということでどうかなと思ったけど、非常に乗りやすいバイクに仕上がっ[…]
刺激的な怒濤の加速と快適性を高次元で両立 過給器付きエンジンはテンションが上がる。ある回転域から吸気が加圧され、グワッとパワーが盛り上がるフィーリングは、シンプルに言って楽しい。 カワサキ ニンジャH[…]
最新の記事
- アメリカ初導入はポリス仕様! ホンダ「NT1100 ポリス」北米仕様が登場、価格は約220万円
- ’70sヨシムラが放った世界初のバイク用『集合管』の衝撃【昭和エモ伝Vol.6】
- 東京湾アクアラインの通行料が最大2倍に! 深夜帯は半額の時間帯別 新料金制度を来年4月に導入……〈多事走論〉from Nom
- ヤマハが「YZF-R7」国内2025年モデルを12/5発売! 北米で先行登場のニューカラー×2色
- ホンダ新型「X-ADV」登場! 新しい外観、改良したDCT、クルーズコントロールなどを新採用
- 1
- 2