MV AGUSTA BRUTALE 800 ROSSO×ライドハイ

【MVアグスタ ブルターレ800ロッソ インプレ vol.1】コスパのバランスがいい、MVアグスタのスタンダード

一部の装備を簡略化し、買いやすい価格を実現したMVアグスタのエントリーモデルが「ROSSO」の名を持つシリーズだ。現在、3機種がラインナップされている内、最も敷居が低い「ブルターレ800ロッソ」を紹介しよう。


●文:ライドハイ(伊丹孝裕) ●写真:長谷川徹

最小限の変更でプライスダウンを実現

2020年にMVアグスタのラインナップへ加わった新グレードが「ROSSO」(ロッソ)だ。798ccの3気筒エンジンを搭載する「ブルターレ」、「ドラッグスター」、「ツーリズモヴェローチェ」の3機種に設定されたわけだが、ここでは「ブルターレ800ロッソ」(以下、ロッソ)の概要をお届けしよう。

ROSSOはイタリア語で「赤」を意味する言葉である。語感から刺激的なホットバージョンを想像するかもしれないが、その役割を担っている上位グレードは「ブルターレ800RR」(以下、RR)であり、究極は998cc4気筒エンジンの「ブルターレ1000セリエ・オロ」だ。

では、このモデルのポジショニングはと言えば、ブルターレシリーズのスタンダード、もしくはエントリーに位置。現行のMVアグスタの中、最も買いやすい189万2000円というプライスタグを掲げているところからもそれが分かる。ブルターレ800RRの価格は212万3000円であり、ブルターレ1000セリエ・オロのそれは605万円だ。

気になるのはプライスダウンの中身だろう。MVアグスタを求めるユーザーにとって、安かろう悪かろうは受け入れられるものではない。


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