文/写真:ゴーライド編集部(池田大二郎)
長年オンロード走行を楽しむライダーの中では、未舗装路の林道やちょっとしたダート道などを走る、いわゆる”オフロード走行”を一度もしたことがないという人はけっこう多いのでは? そんなオンロード走行オンリーでバイクライフを楽しんできたオフロード走行未経験者を代表して、オフロードマシン総合誌『ゴー・ライド』の編集スタッフ・だいじろーが、初めての林道ツーリングに挑戦した。その記念すべき地は、千葉県の有名林道・林道金谷元名線。超・オフロード初心者目線での林道レポートは、これからオフロードデビューする人は必見。詳細地図もついてるゾ!
まずはオフロード走行に適した装備をゲット!
筆者はただのKLXシリーズ好き……ということで、これまで林道ツーリングなどのオフオフしたバイクライフとは皆無。でもそろそろ志を新たに”オフライダー”に昇格しようと、はじめての林道ツーリングに挑戦することにしました!!
視界良好なオフヘルメット&ゴーグル、操作性の高いグローブ、ほどよいホールド感のオンオフ兼用ブーツetc.
まずは、林道初心者のため必要なアイテムを揃えることに。ヘルメットは以前購入したものの使用していなかったHJCのオフヘルメット。ゴーグルは抜群のフィット感&100% UVカット/対傷/防曇/撥水加工、さらには眼鏡にも対応の上位モデル・DFGスロットルゴーグル2.0。
足元はオンロード・オフロードどちらにも使えるオールラウンドショートブーツで動きやすいのが特徴のFOXボンバーブーツをチョイス。グローブはマシンに合わせたカモカラーのダートパウグローブプリズム。高い機能性と安全性でコストパフォーマンスもバツグンでスマホもいじれるのだ。
林道ツーリングを想定した装備品も用意
初心者なりに考えてバックパックに詰め込んだ装備品は、林道内でスマホの電波が圏外の場合を考慮しGoogleマップで場所を印刷したものと、転倒やケガなどの有事の際の連絡手段としてスマホ。そしてなにがあるかわからないからこそ、水分と非常食を携帯しておく。また、林道に入る前には仲間にメッセージを送ることも忘れない。もちろん地名&林道名もしっかり明記だ。
“林道入り口を見つけること自体が初心者には難しい”という事実
さて、「あとは林道に向かうだけ!!」と準備万端意気込みつつ筆者が向かったのは、首都圏の定番林道のひとつであり、初心者でも安心なフラットダート林道だという千葉県の「林道金谷元名線」。
東京から出発すること100kmほどで到着し、館山自動車道「富津金谷IC」から下りた瞬間に、その入り口があるという。他の林道と比べてもかなりわかりやすく、林道の入り口を探すのに慣れていない林道初心者にはやさしいルートだという。
が、実際のところ、高速を降りた瞬間に林道入り口がポッコリとあるわけではなく、富津金谷ICを降りてトンネルを越えたすぐ右手に突如それらしき入り口が現れた。これは、事前に入り口の風体を聞いていなかったらそのまま通り過ぎてしまうか、本当に入っていっていいのか迷ってしまうほど。
“林道入り口の雰囲気”というものがなんとなくわかるようになるまでは、初心者には林道を走る以前に林道入り口にたどり着くことのほうが難しいのでは……と、超・初心者の筆者は思った。
ついに相棒とともに林道デビュー!!
林道入り口にたどり着き、持ってきたGoogleマップを見る。マップでは林道の途中で道の表記がなくなっており、正直にいうとかなり不安な心境なのがホンネ……。
初心者オッサンが林道体験記をリポートすることによる、林道に興味あるオフライダーのすそ野の拡大と、定番林道の最新情報を読者の皆様レポートするのが今回のミッションなのさ、と自らを奮い立たせる。
千葉・林道金谷元名線を完全詳解
「林道金谷元名線」は、基本的には鋸山などの一連に広がる登山道のため、”上り→頂上→下り”という展開になっている。
林道完走! 走っている時は終始緊張で身体はガチガチだった
…というわけで、ついに初の林道突破!? 超初心者ゆえ、林道ダート部分が終わり舗装路に出た時の安心感は、これまでになく格別なものだった。思っていた以上に緊張で身体が硬くこばわっていたり、恐怖心からローギヤで攻めてしまったこともあり普段では感じない疲労感も大きく、実際に「楽しかった!!」と思えたのは、帰りの道中からじわじわと。
今回の林道ツーリングレポートが、これからオフデビューをする人たちの一助になれれば幸いだ。
※本内容は記事公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
オフロードバイク専門誌『オフロードマシン ゴー・ライド』のお買い求めはこちら↓
あなたにおすすめの関連記事
●写真&文:ゴー・ライド編集部(小川浩康) 1stステージ:武蔵五日市駅周辺、横沢小机林道から勝峰山林道へ 今回の近場フラットダートツーリング、相棒として選んだのはホンダADV150だ。PCX150の[…]
●文:ゴー・ライド編集部(小泉 裕子) ●写真:関野 温 御荷鉾スーパー林道詳細マップ〈後編分#4/5〜#5/5〉 関東屈指のプラチナルート・御荷鉾スーパー林道の完全詳解、前編ではみかぼ森林公園を通る[…]
トレッキングシューズのような軽く快適な履き心地とプロテクション性を両立 登山用ブーツメーカーとしてスタートしたアルパインスターズ。その中で岡田商事が取り扱っている「CR-6ドライスターライディングシュ[…]
スマホアプリ経由でユーザー間の交流機能が充実! 「ライダース・スクエア」は、ツーリング時に走行した"ルート"と、撮影した"写真"を記録できる、ログ機能を備えたスマホアプリだ。 アプリを起動し"スタート[…]
抜群の操作性と歩行性を発揮する軽量な全天候型ツーリングブーツ 岡田商事により国内に導入されている「フォーマ」は、ブーツメーカーとして40年以上の歴史を持つイタリアのブランドだ。 この「ADVツアー」は[…]
最新の記事
- 2025年「56レーシング」チーム体制発表! 13歳の富樫虎太郎は全日本J-GP3フル参戦、新たに9歳の木村隆之介も加入
- Wチャンピオンを手土産に世界に再挑戦!【國井勇輝インタビュー】
- 「いつから、いくら下がる?」ついにガソリンの暫定税率廃止へ! 新原付の地方税額も決着……〈多事走論〉from Nom
- 【2024年12月版】シート高780mm以下の400ccバイク10選! 地面に足が着くのはやっぱり安心
- 「これを待ってた」ホンダ新型CB400フルカウル「CBR400RR/CBR400R FOUR」スクープまとめ「かっけー!」
- 1
- 2