●文:ライドハイ編集部(小川勤) ●写真:真弓悟史、渕本智信
ライダーを威嚇するようなスタイリングだがその懐は深い。もちろんエンジンを回せばどこまでもワイルドになるが、そのギャップも楽しみたい。
ハイグリップタイヤで待望の全開!
さすがに筑波サーキットのコース1000では全開にできなかった。そのストレスから僕はモトコルセの近藤さんに袖ケ浦フォレストレースウェイでの試乗をお願いした。
前回の試乗時のタイヤはピレリ製スーパーコルサV3。いわゆるパニガーレシリーズのスタンダードだったが、今回は近藤さんがピレリ製ディアブロスーパーコルサのSC1を履かせてくれた。SC1はいわゆるイベントレースなどで使うハイグリップタイヤ。感謝しかない。
とはいってもまずはスポーツモードから。クイックシフトを使いながらまずは中速を繋いで加速。丁寧にタイヤを温めていく。アベレージが上がってもハンドリングは馴染みやすく、はっきり言ってスタンダードのストリートファイターよりも軽量コンパクトで乗りやすい。
BST製カーボンホイールでバネ下重量を大幅に軽量化。マスが集中しバイクとの一体感がとても高い。それがペースを上げるほど明確になっていく。だからもっとスロットルを大きく開けていきたくなるのだ。
ペースを上げていくとトラクションコントロールの介入が大きくなってきた。
一度ピットインしてモトコルセのメカニックを務める伊藤さんにサスペンションを少しだけ調整してもらう。僕のフィーリングを理解してくれ、そのアドバイスも的確だ。ショップのスタッフとこういったコミュニケーションが取れると、安心感が増すのは気のせいではないだろう。
身体とタイヤ、そして気持ちも整ったので、レースモードにして再びコースイン。
結果は……パニガーレより速い!?
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