ホンダはベストセラーのレブル250、レブル500に続き、ブランニューモデルの「レブル1100/DCT」を国内正式発表。アフリカツイン系の並列2気筒エンジンを搭載したリッターマシンでありながら、極限まで無駄を排したつくり込みで、価格は110万円/121万円を実現した。
↓↓国内モデルが正式発表されました↓↓ ビッグレブルのエンジンはアフリカツインがベース、価格は3分の2以下?! ホンダは欧州と北米でブランニューモデルの「REBEL 1100(欧州名はCMX1100 […]
+11万円のDCTも登場し、国産の同クラスではライバル不在!
本誌が以前からスクープしていたレブル1100が、ついに正式発表された。搭載するアフリカツインベースの270度クランク並列2気筒エンジンは低中速寄りにリファインし、力強いトルクを実現。もちろんDCT版もラインナップ(発売はDCTが先行)する。
シート高は700mmで、250/500よりも10mm高いだけ。車重もMT仕様で223kgと、NC750Xよりも2kg重い程度に収まっている。このクラスとしては異例の軽さだ。また、前後16インチホイールの250/500に対し、前18/後16インチホイールを採用し、見た目のロング&ローも強まっている。
何より注目したいのは価格だろう。レブルシリーズは250が日本で2018〜2019年のベストセラーになるなど世界中で好評(海外では300も販売)を博しているが、1100も同様のミニマリズムを継承し、MTモデル=110万円/DCT=121万円という価格を実現しているのだ。
オーバーリッタークラスでありながら豪華さや過剰な装備は追わず、レブルらしいシンプルさを、デザインだけでなく価格でもスペックでもきっちり追求しているところが新しい。それでいて、クルーズコントロールやグリップヒーターも標準装備している。
国産にガチンコとなる同クラスのライバルは不在。さらには独自のAT機構DCTなどで、ハーレーのスポーツスターシリーズまでも食ってやろうという気満々に感じられる。日本における国産クルーザーはラインナップが手薄になる一方だったが、久々の新風が吹くことになりそうだ。
気になる発売日は、先行発売されるDCTが2021年3月11日、MT仕様は2021年5月13日となっている。ディテール解説は関連記事を参照されたし。
HONDA REBEL 1100 / Dual Clutch Transmission(DCT)[2021 model]
【HONDA REBEL 1100 / Dual Clutch Transmission(DCT)[2021 model]】主要諸元■全長2240 全幅850[830] 全高1115 軸距1520 最低地上高120 シート高700(各mm) 車重223kg[233kg](装備)■水冷4ストローク並列2気筒SOHC4バルブ 1082cc 87ps/7000rpm 10.0kg-m/4750rpm 変速機常時噛合式6段[電子式6段] 燃料タンク容量13L■キャスター28°/トレール110mm ブレーキF=φ330mmディスク+4ポットキャリパー R=φ256mmディスク+1ポットキャリパー タイヤサイズF=130/70-18 R=180/65-16 ※[ ]内はDCT ●価格:MT=110万円/DCT=121万円 ●色:黒、赤 ●発売日:MT=2021年5月13日/DCT=2021年3月11日
※車体色はガンメタルブラックメタリック(黒)およびボルドーレッドメタリック(赤)の2色がMT/DCTそれぞれに用意される。
ディテール解説は関連記事を参照されたし。
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