現行モデルのインジェクションチューニングから旧車のレストアまで、幅広いカテゴリーに対応するブルズアイ(愛知県)。ワンオフパーツの製作から塗装まで、一手に引き受けるパワーは、これまで実に様々なカスタムバイクを生み出してきた。今回は、’81 FXSローライダーのロングフォークチョッパー仕様を紹介する。
NEWモデル SOFTAIL STANDARD 試乗インプレッション!! いかにもハーレーらしいミニエイプハンドルバーとチョップドフェンダー、ソロシートやクロススポーク仕様のホイールを備え、シンプルな[…]
’70年代アメリカ西海岸で流行ったスタイルを表現
リジッドフレームにショベルエンジンを搭載するチョッパーと聞けば、徹底的なオールドスクールというシルエットを思い浮かべてしまうものだが、これはそんなステレオタイプなイメージで製作されたバイクではない。
使用するパーツの多くは70年代のアメリカ西海岸で流行ったスタイルを表現するためのものばかり。しかし、そのままビンテージチョッパーを追うのではなく、新しいイメージも追求することと、実際の走行性能において快適さも徹底的に作り込まれているのである。
スプリンガーのロングフォークは実に大きな特徴だが、フレームをワンオフ製作するにあたって、走行中のハンドリングに支障をきたさぬよう絶妙なアライメントが求められる。
普通、ロングフォークの取り付けには、角度の付いたトリプルツリーを装着する場合が多いのだが、それではハンドルを切り込んだ際に不具合を生じることから、ブルズアイでは絶対に採用しないという。
フレームの製作は、パウコ製からのカスタムだが、トリプルツリーの取り付け角は平行を維持しているのだ。これほどまでに奇抜なスタイルでありながら、ニュートラルなハンドリングを実現しているのは絶妙なアライメントを徹底的に追求した成果である。
このインパクト抜群で乗りやすいチョッパーは、オーナーに長年愛され続けて現在に至るのだということである。
●取材協力:ブルズアイ ※本内容は記事公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
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