
見た目はマッスルクルーザーだが、その実はハイパフォーマンスなビッグネイキッド。イタリアの方言で“悪魔”を意味するディアベルは、開発コンセプトの“メガモンスター”を体現する、ドゥカティの中でも異色の1台だ。その上級モデルであるディアベル1260Sが、アメリカの「グッドデザイン賞」を受賞した。
ドゥカティ全車に通じる、優れたデザインと圧倒的な個性
ド迫力の体躯に159馬力のLツインを搭載し、どう見てもマッスルクルーザーの出で立ちながら、国産ビッグネイキッドを思わせる扱いやすさとドゥカティらしいスポーツ性のミックスに成功しているディアベルは、その独自性の強いデザインでも高く評価されている。
2019年にはフルモデルチェンジし、車体とエンジンをXディアベルベースとしたディアベル1260/Sに。車体はやや大柄になったものの、エンジン搭載位置を40mm後退させることでむしろ軽快なハンドリングを得た。最高出力は159馬力と十二分で、これに最新の電子制御を組み合わせることで街乗りでもイージーかつ安心、そしてワインディングや高速道路ではパワフルな走りを楽しめる。240mm幅の極太リヤタイヤに1600mmのホイールベースという組み合わせからは想像もできないほど自然な操縦安定性は、ジャパニーズビッグネイキッドの進化形を思わせるほどだ。

そしてドゥカティらしくこだわったデザインは、ディアベル1260に国際的なデザイン賞をもたらすことになった。ひとつめは、世界三大デザイン賞のひとつにして欧州で最も権威があるといわれる「レッド・ドット・デザイン賞」の2019年カー&モーターサイクル部門「ベスト・オブ・ザ・ベスト」、いわゆる最優秀賞だ。
そしてもうひとつが、今回の「グッドデザイン賞」。シカゴ・アセニアム(シカゴ建築・デザイン博物館)および建築芸術デザイン/都市研究のための欧州センターが主催する賞で、アメリカで最も権威あるデザイン賞と言われている。
逆U字型のデイタイムランニングライトや縦長のウインカー、きわめて短いテールにマッシブなタンク&ダクトなど、ディアベル1260のデザインは我々のようなその道の素人が見てもハッとするものがある。走りの素晴らしさは実感済みだが、今回の受賞によってさらなる魅力が実証された形といっていいだろう。



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