専用パーツを多数投入

’20ホンダ新型CT125はシャーシ・足まわり一新【CT110″ハンターカブ”新旧比較】

  • 2020/1/11
ホンダCT125[コンセプト]

’19年9月に発表され、その後の東京モーターショーでも大きな話題を集めたホンダのコンセプトモデル「CT125」。前稿のエンジン編に続き、本稿では名車”ハンターカブ”の系譜に連なるCT110と新旧2台のシャーシや足まわりを比較する。CT125は、スーパーカブC125をベースにしながらもシート周辺の造形が大きく異なる。サブフレームや前後ディスクにも注目だ。

●まとめ:沼尾宏明 ●写真:真弓悟史、鶴身健 ●取材協力:ホンダモーターサイクルジャパン

独自フレームでタンク容量アップ!?

CT125とスーパーカブC125を見比べると、バックボーンフレームの付け根からシート下までがスリム化され、シート下部の燃料タンクが拡大したように見える。シートレール以降が専用設計となる可能性がありそう。なおC125のフレームは、スーパーカブ110をベースに剛性を最適化した設計だ。一方CT110は、リヤフェンダーが一体化した往年の鋼板プレスフレームとなる。

ホンダ スーパーカブ C125

CT125のベースとなる、スーパーカブ C125のフレーム

ホンダCT110

CT110のフレームはリヤフェンダー一体型だ

フレームとガードの追加で車体も強化

CT110と同様、補強や保護のためのサブフレームと、ガレ場などで石のヒットからエンジンを守るスキッドガードを125も採用。これもまた専用設計だ。110はメッキを施したスチール製。125はツヤ消しで、アンダーガードに穴がないなどデザインは異なる。

ホンダCT125[コンセプト]

ホンダCT110

パンチング仕様のヒートガードを採用

125のアップマフラー+ヒートガードは専用設計。若干110より角度が付き、ガードがパンチングメッシュ仕様となっている。CT110は縦スリットだが、より安全性を重視した結果だろう。マフラーとガードの材質は、110が鉄製。125も同様か。一見、足元が熱そうに思えるが、「110は触媒がない時代のマシンのため、全く問題ない」(夏)という。ちなみに、燃料タンクの溶接の繋ぎ目まで2車ともソックリだ。

ホンダCT125[コンセプト]

ホンダCT110

タンデムとカバーに期待

CT125のスイングアームはスチール製の模様。タンデムステップ取り付け用と思われるボス部があり、国内仕様は2人乗りに期待。CT110は鉄プレス材を用いたモナカ合わせタイプ。豪州仕様はソロ仕様で、チェーンカバーが標準装備だ。「125でもカバーはぜひカスタムしたいポイント」(CT専門店モノチリンドロ・夏川社長)とのこと。

ホンダCT125[コンセプト]

ホンダCT110

国内カブ初のABS導入。フォークブーツも完備

CT125は、CT110に合わせ鉄製フロントフェンダーを新投入。質感が高く、スタビライザーの役目も併せ持つ。正立フロントフォークは、アウターの形状がC125やクロスカブと異なり、CT110と同様にフォークブーツを履く。またフロントブレーキは国内仕様カブで初のABS付き。キャリパーは片押し1ポットだ。ホイールはアルミ製H断面リムに黒アルマイトを施したものだろう。CT110のAG仕様は、アウタースプリング式のサスで、硬めの設定。ブレーキはドラムだ。

ホンダCT125[コンセプト]/CT110

ホンダCT125[コンセプト]/CT110

リヤディスクブレーキも初。オフロードに歓迎だ

CT125のリヤサスは、2段バネを採用。一方のCT110は、調整機構はないが5段階のイニシャルアジャスターを備えており、同程度の調整機構を希望したい。特筆すべきは、リヤのディスク化。C125を含め、従来のカブ系はドラムのため、シリーズ初の試みとなる。オフ向きだけに市販版でもお願いしたい!

ホンダCT125[コンセプト]/CT110

ホンダCT125[コンセプト]/CT110

次稿では、CT125コンセプトモデルに盛り込まれた装備を紹介する。

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