大排気量の空冷Vツインにこだわってきたハーレーダビッドソンに激変が起きている。水冷60度Vツイン車や電動バイクに加え、アジア向けの小排気量車もスタンバイ中だ! ※ヤングマシン2018年11月号(9月22日発売)より
生き残りを賭けたインド攻略作戦が始まる!
2018年7月30日に、’19〜’22年にかけての怒涛のニューモデル攻勢について発表したハーレーダビッドソン。その中の1台が2年以内にインドでの立ち上げを公言した、250〜500ccの小排気量モデルだ。ハーレーは今後10年間で100のニューモデルを発表し、世界的な売上を50%伸ばすことを目標に据える。そのために攻略が必須なのがアジア、中でも爆発的にモーターサイクル市場が拡大しているインドマーケットだ。
この市場に向け、ハーレーは’15年にインド工場製のストリート500を投入しており、新小排気量車はこの下のモデルとなるはず。インドTVSと提携してG310シリーズを生産するBMWのように、アジアメーカーと共同開発すると発表されているが、本誌は500〜1250ccをプラットフォーム展開するという、新開発の60度水冷Vツインにあえて注目。最小版の500ccを単気筒化したイメージでCGを製作してみた。ハーレーは過去に、1000㏄VツインのビューエルXB9系からリヤシリンダーを取り去った「ブラスト」という500cc単気筒車を販売していたという”前例”もあるのだ。 ※ヤングマシン2018年11月号(9月22日発売)より
インドと言えばスズキ、こちも250を投入か?!
2019年に登場しそうなのは、インドを中心にアジア市場で好調なジクサーシリーズの新フラッグシップ。燃焼室付近にオイルの冷却通路や吸排気ポート間にオイルジャケットを設けた“循環型油冷方式”を採用する250シングルスポーツであると見られ、その油冷に関する新特許も続々と公開が続いている。現行ジクサーの空冷155㏄版と同様にネイキッドとカウル付き(SF)の2本立てが予想され、まずはネイキッド版の方から投入される模様だ。 ※ヤングマシン2018年11月号(9月22日発売)より
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