
ハーレーダビッドソンの2023年モデルをまるごと紹介。今回レポートするのは、ヘリテイジクラシック114/ストリートグライドST/ロードキングスペシャルの3機種だ。
●文:ウィズハーレー編集部(青木タカオ) ●外部リンク:ハーレーダビッドソンジャパン
ヘリテイジクラシック114|四半世紀を超えるラインナップ歴を誇る“遺産”
前後16インチのスポークホイールに、エレガントなディープフェンダーを組み合わせ、大柄なウインドシールドやトリプルライト、クラシカルなデザインのレザーサドルバッグを備えた。
ノスタルジックなスタイルは、誰が見ても「これぞハーレーダビッドソン」とわかるもので、いつの時代も注目の的。普遍的なスタイルはオーナーとなっても飽きが来ないもので、年月が経てばいっそうの愛着が湧く。
長く乗り続けられるのは機能的に見ても納得がいく。サドルバッグはしっかりとした剛性が持たせられ、ワンタッチバックルを隠し持つなど使い勝手がいい。積載力があり、ツーリング時も重宝。オートクルーズコントロールを備え、防風効果も高い。
「ヘリテイジを選んでよかった」と満足ができるのだ。現行モデルではクロームを抑え気味にし、ブラックパーツで引き締めているのも見逃せない。
人気モデルであることはカラーバリエーションの充実ぶりで一目瞭然。プロスペクトゴールドといった従来とはまた異なるムードのニューカラーが設定され、レトロモダンなデザインを際立たせている。
【’23 HARLEY-DAVIDSON HERITAGE CLASSIC 114】[New Color]プロスペクトゴールド(ブラックトリム) 326万4800円
[New Color]アトラスシルバーメタリック(クロームトリム) 320万9800円
ストリートグライドST|スタイルからして軽快かつスポーティ
ハーレーダビッドソン伝統のバットウィングフェアリングが誇らしげなアメリカングランドツーリング。2022モデルで新登場したストリートグライドST(スポーツツーリング)は、ミルウォーキーエイト114(1868cc)を搭載するストリートグライドスペシャルに対して、1923ccもの排気量を誇るミルウォーキーエイト117を搭載。
各部をブラックアウトし、ブロンズのホイールを履き、さらにソロシート化している。カラーバリエーションは2023モデルもシンプルで、ビビッドブラックとの2色展開は変わらないものの、ガンシップグレーがなくなり、ホワイトサンドパールが新色として選べるようになった。
【’23 HARLEY-DAVIDSON STREET GLIDE ST】[New Color]ホワイトサンドパール 403万4800円
ビビッドブラック 394万6800円
ロードキングスペシャル|最高級のパワーと存在感がほとばしる
ブラックアウトされた車体に、ミニエイプバーやフロント19/リア18インチのプロディジイホイールをセットしたホットロッドバガー。両腕を高く持ち上げつつも前屈気味な姿勢で駆け抜ける様は、まさにストリートバイクのそれ。
高輝度白色のDaymaker LED ヘッドランプが睨みを効かせ、大胆かつワイルドだ。強烈なトルクを放つ最新パワーユニット・ミルウォーキーエイト114をどうやって操るか、ライディングの度に胸が高鳴る。ミッドナイトクリムゾンとミネラルグリーンデニムがカタログ落ちし、2023モデルではブライトビリヤードブルー、インダストリアルイエローが加わった。
【’23 HARLEY-DAVIDSON ROAD KING SPECIAL】[New Color]ブライトビリヤードブルー 366万800円
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
ハーレーダビッドソン専門誌『ウィズハーレー』のお買い求めはこちら↓
あなたにおすすめの関連記事
ショベル用4POTビレットバナナキャリパー:’70sムードで性能は現代のハイパフォーマンス! サンダンスは約2年前に「ミニバナナキャリパー」(-1999用/2000-用)をリリースし、最高の制動力とコ[…]
ファットボーイ114|クロームパーツを効果的に用いたファットカスタム ファットボーイは、1990年のデビュー以来、長きに渡ってラインナップに欠かせぬ存在として名を馳せるロングセラーモデル。最新式は18[…]
バイク好きなら誰でも参加できる ハーレーダビッドソン創業120周年、さらにハーレーオーナーズ グループ(H.O.G.)設立40周年となる2023年、H.O.G.オフィシャルイベントが、より盛大に、誰で[…]
宜野湾市から那覇空港のすぐ近くへと移転 テープカットの後、モトギャルソン沖縄の赤嶺毅代表取締役は、「1999年に(宜野湾市)大山でオープンして以来23年。ハーレーダビッドソンの創業120周年という節目[…]
別々の趣味も持ちながら、ハーレーを楽しむ Tさんのご家族は4人。ご夫婦と長男長女という構成である。今回の取材で待ち合わせをした山梨県のハーレーショップ「マイパフォーマンス」店頭には、娘さんも一緒に遊び[…]
最新の関連記事(ハーレーダビッドソン)
ロードグライド131RRか? いいや違う、 さらに上回る143だ クラッチミートするや否や、極低回転域から図太いトルクでロードグライドの巨体が力強く押し出される。クイックシフターのアシストもあり、ス[…]
ハーレー乗りじゃなくても大歓迎! ブルースカイミーティングは、ハーレーオーナーのみならず、ライダー/ノンライダーに関わらずどなたでも大歓迎のカルチャーイベント。 北陸初の開催となる今回は、景勝地の東尋[…]
「ハーレーダビッドソン東大阪」と「AELLA」が共同開発 ブラックに塗装されたメガホン形状のサイレンサーは、ハーレーダビッドソン東大阪と京都のカスタムパーツメーカー「AELLA(アエラ」)が共同で開発[…]
FLHTCUTG TRI GLIDE ULTRA:直感的にハーレーとわかる威風堂々のスタイル バットウイング・フェアリングを備える「トライグライドウルトラ」は、堂々たる装いと快適な乗り心地が楽しめるモ[…]
バトル・オブ・ザ・ツインの歴史に刻まれる存在 1981年に米国、デイトナスピードウェイで第一回が開催され、その熱が日本に伝わり、1984年に日本の筑波サーキットでも火蓋が切られることとなったレース“バ[…]
最新の関連記事(新型バイク(外国車/輸入車))
箱根の賑わいに背を向けて、ハードすぎる箱根外輪山の懐へ 秋の箱根、いいですよね。湯本から宮ノ下や強羅を経由して芦ノ湖で遊覧船とか。箱根の秋といえばこんな観光ルートを思い浮かべるだろう。しかし、ツーリン[…]
オフロードでASAはプラスに感じられる場面が多い! 驚いたのは写真の緑の機体・オートマチックのASAを積んだR1300GS ツーリングASAのオフロード性能。微妙なクラッチ操作を多用するオフロードでA[…]
スポーティなライディングを気軽に楽しむ最初の1台に! 英国にルーツを持ち、現在はインドの二輪メーカーとして活動するロイヤルエンフィールド。このうちハンター350は、ブリットやメテオやクラシックといった[…]
四輪のBMWと同様、モーターサイクルも高性能エンジン車とEVの二本立てで未来へ駆ける!! 10月30日(木)から11月9日の11日間、東京ビッグサイトに101万人にも及ぶ来場者が集り大盛況のうちに閉幕[…]
低中回転域とリヤブレーキがスムーズな走りにつながる 新生BSAのゴールドスターは、ビッグシングルエンジンを搭載した新型ネオクラシックモデル。レースではこれまで単気筒エンジンばかり操縦してきたので、そも[…]
人気記事ランキング(全体)
KTMの進化ポイントを推測する 第17戦日本GPでマルク・マルケスがチャンピオンを獲得した。ウイニングランとセレブレーションは感動的で、場内放送で解説をしていたワタシも言葉が出なかった。何度もタイトル[…]
ナナハン並みの極太リヤタイヤに見惚れた〈カワサキ GPZ400R〉 レーサーレプリカブーム真っ只中の1985年。技術の進化に伴い、各社はレースで培ったテクノロジーをフィードバックさせたモデルを多く打ち[…]
前バンクはクランクリードバルブ、後バンクにピストンリードバルブの異なるエンジンを連結! ヤマハは1984年、2ストロークのレプリカの頂点、RZシリーズのフラッグシップとしてRZV500Rをリリースした[…]
ボルドールカラーのCB1000Fがアクティブから登場 アクティブが手掛けるCB1000Fカスタムが発表された。CB-Fといえば、純正カラーでも用意されるシルバーにブルーのグラフィックの、いわゆる“スペ[…]
超高回転型4ストローク・マルチのパイオニアはケニー・ロバーツもお気に入り 今回ご紹介するバイクは1985年春に登場した超高回転型エンジンを持つヤマハFZ250 PHAZER(フェーザー)です。 フェー[…]
最新の投稿記事(全体)
EICMAで発表された電サス&快適装備の快速ランナー ホンダが年1回のペースで実施している『編集長ミーティング』は、バイクメディアの編集長のみが参加するもので、ホンダの開発者らと一緒にツーリングをしな[…]
ダートや自然や冒険も気軽に楽しめる秀逸作! 1960年代から展開されてきたハンターカブの発展形として、日本では1981年10月から約2年間販売されたのがホンダのCT110。このモデルをモチーフとしなが[…]
箱根の賑わいに背を向けて、ハードすぎる箱根外輪山の懐へ 秋の箱根、いいですよね。湯本から宮ノ下や強羅を経由して芦ノ湖で遊覧船とか。箱根の秋といえばこんな観光ルートを思い浮かべるだろう。しかし、ツーリン[…]
新しい時代を切り開いたヤマハならではの技術 現代の目で見れば、至ってオーソドックスなネイキッドと思えるものの、’79年のパリ/東京モーターショーでプロトタイプが公開され、翌’80年から発売が始まったR[…]
GSX-S1000GT 2026年モデルは新色投入、より鮮やかに! スズキはスポーツツアラー「GSX-S1000GT」の2026年モデルを発表した。新色としてブリリアントホワイト(ブロンズホイール)と[…]
- 1
- 2
























































