フォーティーエイトファイナルエディションをもってして生産終了となったスポーツスター。心臓部を空冷45度Vツインから水冷60度Vツイン「レボリューションマックス」へ刷新したNEWスポーツカテゴリーが、スポーツスターSとナイトスターの2本立てによって形成されていたが、ナイトスタースペシャルの登場でラインナップがより充実した!
●文:ウィズハーレー編集部
装備を充実させたスペシャルが登場!
ハーレーダビッドソンのNEWスポーツカテゴリーは、水冷60度Vツイン「レボリューションマックス」パワートレインを搭載するスポーツスターSとナイトスターという2本立てだったが、2023年モデルではナイトスター スペシャルが加わる。
排気量1250ccの心臓部を持つスポーツスターSが長兄となるのに対し、ナイトスターシリーズは排気量975ccのエンジンを積む弟分という位置づけだ。
ナイトスター2兄弟は空冷XLスポーツスターのスタンダードがそうだったように、フロント100/90-19/リヤ150/80B16のタイヤサイズとし、リヤサスペンションもトラディショナルなツインショック式としている。
ソロシート仕様だったナイトスターに対し、スペシャルではセパレート式のピリオンシートやパッセンジャー用のステップを追加装備し、タンデムを可能とした。
メーターとインフォテインメント機能を集約する4インチ丸型TFTスクリーンは、スポーツスターSと同型の上級バージョンを搭載。ハンドコントロールを通じ操作する。
ライドモードはナイトスターでは「スポーツ」「ロード」「レイン」の3種がデフォルトで設定されるが、スペシャルではさらにユーザーが任意でカスタムできるモードを2種設定できるようになった。
クルーズコントロールも装備するほか、USB-CポートやBluetooth 接続によるスマートフォンやヘッドセット等の連携も可能。空気圧センサー(TPMS)を搭載する新デザインのアルミキャストホイールを履くのも見逃せない。
’70年代をイメージさせるメダリオン
ナイトスターシリーズは、雨天走行での加速時などに後輪が過度に空転するのを防ぐトラクションコントロールシステム(TCS)や、過度のエンジンブレーキによる後輪スリップを抑制するドラッグトルクスリップコントロールシステム(DSCS)などハイテクな電子制御を搭載する一方で、ナイトスターカスタムでは’70年代を彷彿とするメダリオンが象徴的となるなど、伝統と先進性が融合している。
ナイトスタースペシャルの車体色はビビッドブラックのほか、ブラックデニム、インダストリアルイエロー、ブライトビリヤードブルー、合計4色をナイトスタースペシャルで設定する。
カウルを外した’23年型ナイトスター
’23年型のナイトスターは、ダミータンク(エアボックス)カバーのグラフィックをシンプルなバー&シールドのデザインへと回帰。メーターディスプレイもアナログとなり、ヘッドライトを覆うビキニカウルが取り外されたことも相まって、よりクラシックなスポーツスターとしての印象が強くなっている。
ライドモードは’22年モデルと同様に、スポーツ、ロード、レインの3種から選択が可能。車体色はビビッドブラックとレッドラインレッドが選べる。
動画(走行シーンあり)はコチラ
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