一般社団法人日本二輪車文化協会が主催する「第5回 日本バイクオブザイヤー2022」の外国車部門で、ハーレーダビッドソンの「スポーツスターS」が最優秀金賞を、「ナイトスター」が金賞をそれぞれ受賞。昨年の「パンアメリカ1250S」に続き、水冷ハーレー3兄弟がアワードを連覇した!
●文&写真:ウィズハーレー編集部(青木)
好調セールスを牽引するNEWモデルたち
「日本国内における販売が好調です。人気モデルのひとつとなっているのが、水冷モデルたちです。発売前はファンたちに受け入れられるか不安もありましたが、発売するとセールスは順調で、増産が見込める2023年はますます伸びるでしょう」
12月上旬、頬を緩めながらこう話すハーレーダビッドソンジャパンの野田一夫代表取締役社長。11月末日までの年間累計登録台数の速報値で、前年同月時点比で約135%となる新規登録台数が記録され、’22年通年で5年ぶりに1万台を超える手応えを得ていた。
そこにきて「第5回 日本バイクオブザイヤー2022」では、外国車部門で「スポーツスターS」が最優秀金賞を獲得。「ナイトスター」も金賞にノミネートされるダブル受賞となったから、嬉しさもひとしおだ。
両モデルはいずれもハーレーの次世代を担う水冷60度Vツインエンジンを搭載するスポーツモデル。「スポーツスターS」はレボリューションマックス1250Tエンジンが低回転域で太いトルクを発揮し、フラットなトルクカーブと発進時の素早い加速、中速域での力強い走りを実現するパフォーマンス性能が持ち味となっている。
「ナイトスター」はクラシックなスポーツスターのシルエットに、先進機能とレボリューションマックス975Tエンジンを組み合わせた。「スポーツスターS」が倒立フォークとモノショックの足まわりなのに対し、「ナイトスター」はトラディショナルな正立フォークとツインショックという装備で差別化された。
パンアメリカに続く連覇
いずれも日本では特に人気の高いスポーツスターシリーズの新章を飾るにふさわしい、ハーレー渾身のニューモデル。昨年発売し、日本バイクオブザイヤー2021の外国車部門で最優秀金賞を受賞したハーレー初のアドベンチャー「パンアメリカ1250スペシャル」に続き、2年連続で高評価を得たことも野田社長は喜んでいる。
喜びは正規ディーラーと分かち合いたい!
「日頃からハーレーダビッドソン・ブランドを応援してくださるオーナーやファンに感謝したいです。特に正規販売店のみなさまには、ここ何年も続くコロナ、コストの上昇、円安、たいへん厳しい状況のなかで、お客様のために努力をしていただいている。この方達がなくては受賞できなかったと思っておりますので、この喜びは正規販売店のみなさまと分かち合いたと思っております」
表彰式の壇上でも、記者からの問いかけにも、野田社長はこう繰り返した。
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