
●文:ライドハイ編集部(伊藤康司)
アクセルを戻した時にマフラーが発する音は、アフターファイヤー? バックファイヤー?
コーナー手前でスロットルを戻して、エンジンブレーキが効いた場合などに、マフラーから「パラパラパラッ!」と音がしたり、少し昔のキャブレター車だと「パンッ!」と破裂するような音が聞こえることがある。注意してレース映像などを見ると、スタートから第1コーナーに飛び込む際に、「バラバラバラッ」という音とともにマフラーから瞬間的に火を吹くこともある。
これは「アフターファイヤー」と呼ばれる現象。「えっ? それってバックファイヤーじゃないの!?」と思った方も多いはず。昔からなぜか混同され、かつバックファイヤーの方がよく耳にするからかもしれない。
となると、バックファイヤーとはどこから聞こえる音なのか? それはキャブレターやフューエルインジェクションのスロットルボディ、さらに遡ってエアクリーナーボックスから聞こえる場合もある。
というわけで、吸気側から聞こえるのがバックファイヤーで、排気側から聞こえるのがアフターファイヤーとなり、じつは発生する原因も少々異なる。
排気側から聞こえるのがアフターファイヤー
アフターファイヤーは、エンジンのシリンダー内で燃え切らなかった未燃焼ガスが、マフラーのサイレンサー内に溜まり、それがサイレンサーの高温になった部分や排気熱で着火して爆発する症状。混合ガスが濃すぎたり、点火プラグが劣化している場合などに起こりやすい。
また、抜けの良いマフラーに交換すると、排気抵抗が下がることで結果的に混合気が薄くなり、点火限度を下回ることで未燃焼ガスが増加して、アフターファイヤーを起こすこともある。これは昔のキャブレター車に多く見られた現象だ……
※本記事は2021年9月14日公開記事を再編集したものです。※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。
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