KAWASAKI ZXR750 1989~1995model

いきなりZXR-7レプリカ!! カワサキは「ZXR750」でついにナナハンレプリカへ参入した!

いきなりZXR-7レプリカ!! カワサキは「ZXR750」でついにナナハンレプリカへ参入した!

●記事提供: ライドハイ編集部 ●文:根本健 ●写真:カワサキ

レプリカに手を出していなかったカワサキがワークスマシンZXR-7から製品化!

1988年、秋のIFMAケルンショーでカワサキのZXR750がセンセーショナルなデビューを飾った。

なぜ衝撃的だったかといえば、カワサキはスーパースポーツにレーシングマシンのフォルム、いわゆるレプリカを持たなかったからだ。

750ccクラスにはGPX750Rがありmそれ以前のNinja系でも、レーシングマシンをイメージさせるモデルはなく、サーキットと一般道路では舞台が違うと明確な一線を引いていた。

それがいきなり、ワークスマシンとして参戦していたZXR-7に市販車用の灯火類を装備した、紛う事無きレプリカで姿を姿を現したのだ。

エンジンはGPX750Rがベースで、68.0×51.5mmの748ccは107PS/10,500rpm(国内向けは77PS/9,000rpm)と7.0kgm/6,500rpmのスペック表示。

最も大きな違いは、バルブをロッカーを介した駆動方式だったのを、バケット直押しとしてヘッドカバーまわりを思いきりコンパクト化、キャブレターをダウンドラフトタイプとしてストレート吸気のレイアウトを可能にしていることだろう。

さらにクラッチをワークスマシンからのフィードバックで、バックトルクリミッター(K-BATL)を装備したのも、レース参戦を意識しているのが伝わってくる。

フレームは新開発のアルミe-BOXフレーム。メイン部分は100×32mmの内部に横リブのある日の字断面で、ダウンチューブもアルミでボルトオン、シートレールを含み16.5kgと超軽量に収まる。

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