ヘアピンとか前輪から滑って転びそうな気がするので怖くてリーンできません……。
●記事提供: ライドハイ編集部
A.アウト側の下半身で車体ホールド、バンクせずにセルフステアへ誘導すれば大丈夫です!
まず前輪から滑って転んでる人は、実は意外に多くいません。停車寸前に砂や濡れた路面に足をとられたりと、ほとんどが低い速度でバランスを失っている状況。30km/hもでていれば、オイルに乗ったとか特別なことがないかぎり、前輪から滑ることは滅多にありません。
ご存じのように、オートバイはハンドルを切って曲がる構造とは違います。後輪が傾いて旋回する軌跡に沿って、前輪が同心円の外をトレースする、いわば支え棒の役割をしています。
なので、ブレーキをかけているとき以外に、フロントタイヤには大きな負荷がかかることはないのです。
しかし車体がスムーズに曲がるために機能しているセルフステアを思いきりハンドルに力を入れるなどして妨げると、思うように曲がらない、もしくはそれをきっかけにフロントタイヤからスリップダウンする可能性はあります。
これが基本的な条件なので、何となく前から滑りそう……という感触や気持ちはとてもわかるのですが、滅多に起きない前提で、そう感じてしまう状態の改善から考えましょう。
※本記事は“ライドハイ”が提供したものであり、文責は提供元に属します。※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
あなたにおすすめの関連記事
レバーが近いほど、急に効いたり前のめりの怖い思いをすることに フロントブレーキが怖くてかけられない……ビギナーあるあるだが、そこそこキャリアを積んだライダーでもスポーツバイクだと強烈に効いてしまうので[…]
A.万一の場合で日常的な作動はありません。でもリカバーできる範囲はさらに拡がっています! ABS(アンチロック・ブレーキ・システム)とは、急なハードブレーキングで起きるホイールロックをコンピューターが[…]
まずは急のつく操作をしないことですが…… 確かに濡れた路面は滑りやすく、恐怖感に陥りがちです。でもこの怖さは緊張感というか、自己防衛本能が正常に機能しているワケで、怖さを取り除きたい気持ちはわかります[…]
A.左手の外指2本ホールドと手首をまっすぐで驚くほど曲がれます! よくハンドルからチカラが抜けていないと、うまく曲がれないといわれています。なぜならバイクはハンドルで前輪を左右に切って曲がる構造ではな[…]
レースシーンではコーナーの奥までブレーキをかけている? レースシーンは色々な意味で誤解されやすいのも事実。コーナーのかなり奥のほうまでフロント・ブレーキをかけているのもそのひとつ。 前後スリックタイヤ[…]