●記事提供: ライドハイ編集部
A.万一の場合で日常的な作動はありません。でもリカバーできる範囲はさらに拡がっています!
ABS(アンチロック・ブレーキ・システム)とは、急なハードブレーキングで起きるホイールロックをコンピューターが前後のホイールの回転差から検知、自動的にブレーキ圧を抜いたり加えたりを高速で繰り返して、安全な制動距離で停止してくれる装置です。
二輪車では2018年10月からの新型車、継続生産車も2021年10月から標準装備を義務付けられています。しかし装備されているABSが作動する状況は”起こり得る可能性”はあるものの限定的な状況が多く、恩恵を今まで感じたことがない、もしくはどれぐらいの強さでブレーキをかければABSが作動するのかわからない方がほとんどだと思います。
ABSが作動する状況として、まず思い浮かぶ場面といえば雨の日で路面が濡れていたり、道路に砂が浮いている滑りやすい路面状態でしょう。また乾いていた路面だったのが、木立に覆われたコーナーに差し掛かったら路面が濡れていることもよくあります。
そんな突然の変化に慌ててブレーキをかけたとき、ホイールがロックするかしないかでは雲泥の差があります。特にビッグバイクにとって前輪ロックは命を失う大事故にもなりかねません。
※本記事は“ライドハイ”が提供したものであり、文責は提供元に属します。※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
あなたにおすすめの関連記事
どうせ効かないから使わない、は間違い 「どうせフロントブレーキの前のめりで後輪は浮きかかってるからリヤブレーキは効かない。だからリヤブレーキは使わない」と聞いたり、自分の身でもフロントブレーキで緊張し[…]
これまでのキャリパーと何が違うのか? 最新スーパースポーツの上位機種が装備する「モノブロック・ブレーキキャリパー」。レース用やカスタムパーツとしても目にする機会が増えたが、従来のブレーキキャリパーと何[…]
ブレーキディスクは熱歪みで外周ほど反り返る スポーツバイクのフロントブレーキには、制動面のディスクと内側でホイールをマウントするハブ(インナーローターとも呼ぶ)とを連結するフローティングピンが挟まって[…]
思った以上に役目が多い!? いまやスポーツバイクはオンロード・オフロード問わず、原付2種のスクーター等でもディスクブレーキを装備している。そしてディスクローターには、もれなくプツプツと小さな穴が開いて[…]
リヤブレーキは効かないから使わない、そんなことを豪語していたらかなり後れてるライダーだ MotoGPマシンがピット前で後輪を高々と持ち上げて止まったり、コーナーへの進入でフルブレーキングしている映像で[…]