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[画像 No.4/13]個性が光る1990年代カワサキ250ccツインに注目〈エリミネーター&アネーロ〉

|個性が光る1990年代カワサキ250ccツインに注目〈エリミネーター&アネーロ〉
他社のアメリカンスタイルよりもドラッガーテイストへの未練を残しているようにも感じられるエリミネーター250V。驚くべきは水冷DOHC4バルブVツインエンジンが専用設計であること。当時も今も、ひとつのエンジンを多機種に搭載するのはニューモデル開発の定石だが、並列2気筒ではマグナやドラッグスターに対抗できないと考えたのだろうか。低速でドコドコ…というより高回転まで気持ちよく伸びる特性もドラッガーにふさわしく、排気ガス規制に対応できず2007年モデルで最終となったのが惜しい存在だ。
レーサーレプリカ/ネイキッド/アメリカン/ビッグスクーターなどなど、時代ごとに訪れたブームやトレンドに乗って星の数ほどのニューモデルが登場し、一部の人気車種を除けばその大半は記憶からこぼれ落ちてきたというのが歴史の実情だ。だが新車販売台数の多寡や中古車市場での人気の有無とは別に、個々のライダーには「思い出の1台」があるはず。そうしたこだわりの1台を探し出すのも、バイク乗りにとっては楽しみなものであ […]