御嶽スキー場を運営するシシが、クシタニプロデュースによる「ONTAKE EXPLORER PARK(オンタケ・エクスプローラー・パーク)」を2023年6月11日(日)にオープン! スキー場のグリーンシーズン活性化のため、スキー場内にバイクのオフロードコースを整備。クシタニショップとカフェも同時にオープンする。
●文:ミリオーレ編集部(小川勤) ●外部リンク:ONTAKE EXPLORER PARK
オフロードコースをオープンし、本格オフロードウエアを開発!
クシタニがバイクウエアの総合ブランドになるべく、25年ぶりに本格オフロードプロダクツの開発をスタート。そのために、まずは長野県と岐阜県にまたがる御嶽山に専用のテストコースである『ONTAKE EXPLORER PARK(オンタケ・エクスプローラー・パーク)』を展開。2022年からテスト走行など限定開放を行なってきたが、ついに2023年6月11日に一般開放、グランドオープンする。
発端は御嶽スキー場がウインターシーズンの売上だけに頼らない、グリーンシーズン活性化のためのプロジェクトをクシタニに依頼したこと。また、クシタニがつくるプロダクトの品質が認められ、クシタニ製バイクウエアが2021年の冬に御嶽スキー場のスタッフウエアに採用されたこともきっかけだった。
御嶽山の南斜面に設計された御嶽スキー場の標高最高部は2240m。標高の高さゆえの絶景や雪質の良さも有名だが、過酷な冬の環境を過ごすスタッフにはより高機能なウエアが求められた。防風防寒性だけでなく、運動性やジャケット内の蒸れを軽減させる透湿性などあらゆる機能が考慮されたウエアが必要だったのだ。バイクで培ってきたクシタニが大切にしている「アクティブ・セーフティー」の一環を具現化したウエアは御嶽スキー場のスタッフにも好評で、バイクシーンだけでなく、スキー場の過酷な環境下にも十分に活用できることがわかったのだ。
この『オンタケ・エクスプローラー・パーク』で開発されたオフロードウエアは先日発売され、まずはオフロードジャージとパンツをラインナップ。今後アドベンチャーウエアなどもここで開発を進めていく。
様々なコースを用意。オフロードバイクからアドベンチャーが楽しめる
『オンタケ・エクスプローラー・パーク』は、標高2000m級の雲の上を走るコースで、約63万m<sup>2</sup>の広大な敷地を走破することが可能。難易度で分けた全部で14本のコースを用意する。
ビッグアドベンチャーからモトクロッサー/エンデュランサーまでが楽しめ、マイペースで自分の技量と相談しながらステップアップしていけばいいのだ。また、レンタルバイクを使ってオフロードデビューするのもあり。バイクの知らない一面を見ると、バイク趣味の新たな世界にハマるはず。タイヤが土を蹴る感触、坂を登る力強さ、そんな土の上で見せるバイクの挙動に少しずつ慣れていくのを楽しんでいただきたい。ステップに立ち、スタンディングして走る意味、ロードにはないバランスをとりながら先進の電子制御を味わうのもいいだろう。
また、ロードにはない魅力のひとつは四季や天候でコースがガラリと変わるところ。だから何度来ても新しい発見があるはずだ。
【ONTAKE EXPLORER PARK】
営業時間:9:00~16:00
定休日:水曜日/木曜日
※貸し切りも受付可
TEL:0264-48-2240
料金
走行料:3000円(一般)/2000円(学生)
レンタルバイク:8000円(一般)/4000円(子供)
レンタルウエア:5000円
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
あなたにおすすめの関連記事
今春オープンのオフロードパーク「ONTAKE EXPLORER PARK」へ 前回の記事では初となるロング&ソロツーリング(京都編)をお届けしたが、途中雨に打たれながらもスムーズに旅を終えるこ[…]
ネイキッドの最小排気量モデルはホワイトを基調にした新グラフィックも KTMの2023年モデルはネイキッド7機種、スーパースポーツ4機種、スーパーモト1機種、スーパーツアラー1機種がすでに発表されている[…]
ドゥカティの本格オフロードバイクに乗る日がくるなんて…… これまで新旧問わず多くのドゥカティに試乗し、その度に魅了されてきた。ドゥカティほど走りに割り切っているメーカーはなく、そのバイクづくりはとても[…]
スプロケットメーカーが手掛けるチェーンだから安心! ワングレードで選びやすく! お財布にやさしい価格も実現 サンスターのチェーンは520/525/530の3サイズを用意。現行スポーツバイクなら250c[…]
バイクに終わりは必要ない! 冒険、いまだ完結せず。 私の中では、上がりバイクという言葉はあまり心地よい響きではない。上がりという言葉を改めて考えると、「仕上がる」「終わり」「勝つこと」などという意味で[…]
最新の関連記事(オフロード&林道)
1分でわかる記事ダイジェスト バイク専用ナビゲーションアプリ「MOTTO GO」 充実した音声情報としてきめ細かいナビゲーション機能を提供し、ライダーが走りたくなる、楽しいツーリングをサポートしてくれ[…]
緑が深く濃い最果ての林道。文化的にも見どころが多い 幕府の直轄領(天領)であり、現在でいうガスのように江戸庶民の生活を奥多摩の炭が支えていた頃、また戦後の高度経済成長期、林業華やかなりし頃がもっとも集[…]
研究開発の痕はアリ。俺たちは待ってるぜ! カワサキがZX-4Rで火を付け、そしてホンダがCB400を新開発と、今後過熱していきそうな400cc戦線。このビッグウェーブにはぜひスズキも乗って欲しいと、希[…]
1分でわかる記事ダイジェスト 楽しいはずのツーリングが一瞬で暗転する「転倒」 転倒したら、フロントタイヤが変な向きに曲がっていたという経験をしたことはないだろうか。転倒の衝撃でシャフトやフロントフォー[…]
1分でわかる記事ダイジェスト 雨のテント泊でよく聞くトラブル…… 雨のテント泊で「ココを押さえておけばまず問題なしッ」なポイントを紹介。結露したテント内の壁面で濡れてしまう、出入りの時に雨が吹き込んで[…]
最新の関連記事(クシタニ)
新東名高速・清水PAにオープンしたパフォーマンスストアが新機軸となった 前編でお伝えしたように、主力商品はテキスタイルに移行していても、社員は「レザースーツのクシタニ」に憧れて入社した人がほとんど。だ[…]
浅間高原レースに参戦するスズキの依頼で…… 日本が誇る二輪メーカーのうち、ホンダ、スズキの2社が産声を上げた静岡県・浜松。クシタニもまた、’40年代に浜松で誕生し、以来、その地で社業を営み続けている。[…]
STRICT-G KUSHITANI『機動戦士ガンダム』アーカナトラックジャケット 肉厚な綿タッチの素材採用と特徴的な立体カッティングで仕立てた、パテッドトラックジャケットです。従来のデザインに対し、[…]
完全受注生産!「2WAY LEG BAG EXALITO LEATHER MODEL」が登場! KUSHITANI LIMITED EDITION(クシタニリミテッドエディション)とは、プレミアムモデ[…]
バイクカスタムとファッション、2つの取り組みに関して中嶋さんにお話を伺いました K-2431W 46worksアーカナジャケット:アーカナシリーズの46worksコラボデザイン オーセンティックライン[…]
人気記事ランキング(全体)
タイや欧州、北米で先行発表済みのW230とメグロS1 カワサキモータースジャパンは、新型モデル「W230」と「メグロS1」をタイ、欧州、北米に続き日本でも2024年11月下旬に発売すると発表。これと併[…]
先代譲りの緻密さは最新電脳で究極化?! 旧CB400はハイパーVTECやABSこそあったものの、従来型(NC42)の登場は2007年だけに、近年の最新電脳デバイスは皆無だった。しかし新型CB400は電[…]
1441cc、自然吸気のモンスターは北米で健在! かつてZZ-R1100とCBR1100XXの対決を軸に発展し、ハヤブサやニンジャZX-12Rの登場からのちにメガスポーツと呼ばれたカテゴリーがある。現[…]
エンジンもシャーシも一気に時代が進む 第1回の記事では、新型CB400がトータルバランス路線を取り、77psを発揮するカワサキZX-4Rのような高性能路線には踏み込まない…という情報に対し、プロは「バ[…]
水冷GVシリーズのGV125S/GV300Sに加え、250モデル×3機種を追加 ヒョースンモータージャパンは、新型水冷250cc・V型2気筒エンジンを搭載したクルーザーモデル「GV250」シリーズ3機[…]
最新の投稿記事(全体)
各国の手本となるマザー工場・磐田ファクトリー 2024年10月現在、ヤマハ発動機は世界各国に2輪の生産拠点を有しており、その多くが需要伸長の著しい東南アジアに集中している。2023年、ヤマハが全世界で[…]
全国から70名を超えるベネリスタがバイカーズパラダイスに集結 1911年に生まれた、イタリア伝統のメーカーであるベネリ。現在はボルボ、ロータスなどを傘下に収めるGEELYの資本参加を受け、「新生ベネリ[…]
唱えてますか?「ネンオシャチエブクトウバシメ」 突然ですが、愛車の点検していますか? 「車検パスしてるから問題なし」「普通にエンジンかかって走っているから大丈夫」・・・と思っている、そんな貴方にこそぜ[…]
元世界チャンピオンが全日本トライアルに参戦、先行して参戦しているヤマハに挑む ホンダが開発中の電動トライアルバイク「RTLエレクトリック」で、藤波貴久さんが全日本トライアル選手権に参戦する。そんなニュ[…]
水冷GVシリーズのGV125S/GV300Sに加え、250モデル×3機種を追加 ヒョースンモータージャパンは、新型水冷250cc・V型2気筒エンジンを搭載したクルーザーモデル「GV250」シリーズ3機[…]
- 1
- 2