WEBヤングマシンでは既にレポート済みだが、スズキは往年の名モタード&トレール・DR-Z400S/SMの復活を模索していたらしき特許出願を行っている。カワサキがZX-4Rを投入し、ホンダも新型を開発中と盛り上がりを見せつつある400ccクラス、スズキの参戦も熱望いたします!
●CG製作:鰭崎真司(不許複製/All rights reserved)
研究開発の痕はアリ。俺たちは待ってるぜ!
カワサキがZX-4Rで火を付け、そしてホンダがCB400を新開発と、今後過熱していきそうな400cc戦線。このビッグウェーブにはぜひスズキも乗って欲しいと、希望も込めて”最強モタード”DR-Z400SMと、そのトレール版Sの復活を提言したヤングマシン。これは様々な方面に刺さってくれたようで「DR-Z復活?」と大いに話題になってくれた(しめしめ)。
とはいえもちろん”復活”の根拠はある。まず、DR-Z400系は今も現役。国内仕様こそ2009モデルで最終型となったが、北米ではなんとキャブ仕様のまま2024モデルもラインナップされているのだ。さらにスズキは2022年に、DR-Z400系のエンジンを用いた排気系の触媒に関する特許を出願している。この図はFI化されているような描写もあり、何らかの形でDR-Z400系の進化が模索されていたことを示唆しているのだ。
というわけで、ヤングマシンとしてはDR-Z400の復活は可能性アリと予測する。内容的には3代目ハヤブサのような、従来型の徹底リファインによる戦闘力の向上だ。FI化はもちろん、ドライブモードやトラコン、リヤABSオフ機能など最新の電子制御を盛り込んだ新世代の400モタード&デュアルパーパスなら、スズキらしい独自性もPRできるハズ。となれば車名は…最新スズキの流儀に沿って”DR-Z4S/SM”でどうでしょうか?!
北米で現役のキャブモデルがベースか
ヘッドライトやマフラーは大型化されているが、それ以外は国内最終の2009モデルをほぼ踏襲する内容で販売中の2024北米仕様。SもSMも生き残っており、しかも両車ともキャブレター仕様というのが驚きだ。
欧州系シングルとガチ当たりライバルとなるか?
400ccクラスは、インドや中国市場などの攻略機として世界的にも増殖中の排気量帯。その多くは単気筒かパラツインなだけに、仮にDR-Zが復活すればこれらが先行する市場も狙いに行くハズ。元気のよさやキャラクターの親しさでは、KTMとトライアンフがよきライバルとなりそうだ。
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。
最新の関連記事(スズキ [SUZUKI] | 新型小型二輪 [251〜400cc])
1位:2024秋発表のヤマハ新型「YZF-R9」予想CG 2024年10月に正式発表となったヤマハのスーパースポーツ・YZF-R9。2024年2月時点で掴めていた情報をお伝えした。これまでのYZF-R[…]
400ccのDR-Zが帰ってきた! モトクロス競技の主導権を4ストロークが握り始めて間もない2000年、公道市販車として産声を上げたのは水冷398cc単気筒を搭載するハイスペックなデュアルパーパスモデ[…]
16歳から取得可能な普通二輪免許で乗れる最大排気量が400cc! バイクの免許は原付(~50cc)、小型限定普通二輪(~125cc)、普通二輪(~400cc)、大型二輪(排気量無制限)があり、原付以外[…]
16歳から取得可能な普通二輪免許で乗れる最大排気量が400cc 400ccクラスは、普通二輪免許を取ってから間もないビギナーも選ぶことができる排気量帯で、16歳から乗ることができる。 そんな400cc[…]
スカイウェイブ400誕生から26年、装備充実のバーグマン400 スズキは、ビッグスクーターの「バーグマン400 ABS」を価格改定し、2024年9月6日に発売すると発表した。バーグマン400は、国内初[…]
人気記事ランキング(全体)
電熱インナートップス ジャージタイプで使いやすいインナージャケット EK-106:1万5000円台~ ポリエステルのジャージ生地を採用した、ふだん使いをしても違和感のないインナージャケット。38度/4[…]
欧州で登場していたメタリックディアブロブラック×キャンディライムグリーンが国内にも! カワサキモータースジャパンが2025年モデルの「Z900RS」を追加発表した。すでに2024年9月1日に2025年[…]
モデルチェンジしたKLX230Sに加え、シェルパの名を復活させたブランニューモデルが登場 カワサキは、KLX230シリーズをモデルチェンジするとともに、KLX230Sとしては3年ぶり(その他の無印やS[…]
誕生から10年、さまざまなカテゴリーで活躍するCP2 MT-09から遅れること4か月。2014年8月20日に発売されたMT-07の衝撃は、10年が経過した今も忘れられない。新開発の688cc水冷パラツ[…]
クリップリフター:クリップ対応の溝幅設定が細かく、傷をつけにくいクロームメッキ仕様 自動車のドアの内張やモール類のクリップをピンポイントで狙って取り外すための5本組リフター。クロームメッキ仕上げの本体[…]
最新の投稿記事(全体)
ZX-25Rターボの250km/hチャレンジに続くZX-4Rターボ トリックスターが製作したZX-4Rターボは、2024年4月の名古屋モーターサイクルショーで初披露された。すでにZX-25Rのターボ化[…]
誕生から10年、さまざまなカテゴリーで活躍するCP2 MT-09から遅れること4か月。2014年8月20日に発売されたMT-07の衝撃は、10年が経過した今も忘れられない。新開発の688cc水冷パラツ[…]
クリップリフター:クリップ対応の溝幅設定が細かく、傷をつけにくいクロームメッキ仕様 自動車のドアの内張やモール類のクリップをピンポイントで狙って取り外すための5本組リフター。クロームメッキ仕上げの本体[…]
何がいま求められているのか、販売の現場で徹底リサーチ! 「ステップをミニフットボードに交換するのに伴って、シフトチェンジペダルをカカトでも踏み下ろせるようにシーソー式にしたいという要望を耳にしますね」[…]
モデルチェンジしたKLX230Sに加え、シェルパの名を復活させたブランニューモデルが登場 カワサキは、KLX230シリーズをモデルチェンジするとともに、KLX230Sとしては3年ぶり(その他の無印やS[…]