
2022年8月のインド・ヒマラヤツーリングをのんびり振り返るばかりで、気づけば免許取得から1年ちょっと経過。ロイヤルエンフィールドのヒマラヤに乗り始めて、1年が経過した。非日常の旅だったヒマラヤツーリングではなく、帰国後のバイクライフとして前回は京都までのソロツーリングを紹介したが、オフロードパーク編も振り返ってみたいと思う。
●文:ミリオーレ編集部(村田奈緒子) ●外部リンク:ロイヤルエンフィールド東京ショールーム
今春オープンのオフロードパーク「ONTAKE EXPLORER PARK」へ
前回の記事では初となるロング&ソロツーリング(京都編)をお届けしたが、途中雨に打たれながらもスムーズに旅を終えることができた。
2023年6月より一般の受け入れを予定している「ONTAKE EXPLORER PARK」。御嶽スキー場内に、バイカーのためのオフロードコースを整備している。クシタニはこのオフロードパークの整備に協力し、パーク内にはオフロードウェア開発のためのラボを併設する。 [写真タップで拡大]
楽しかったと思う反面、うーん、なんだろう、この感じ……インド・ヒマラヤツーリングに感化されたのか、もっといろんな道を走りたい! と思う自分もいるのである。バイクに慣れたとはいえ、まだまだライディングスキルが高いわけでもないのは百も承知だが、冒険心が掻き立てられるのだ。
そんなとき、2023年6月に一般オープン予定の「ONTAKE EXPLORER PARK(オンタケエクスプローラーパーク)」に試走できるイベントが開催されることを知った。インド・ヒマラヤツーリングでオフロードを経験したとはいえ、はたして山を登ることはできるのだろうか? といささか不安も覚えながらも、せっかくの機会なので長野県の御嶽山を目指した。
スマホホルダーに続いてはインカムをお試し! バイクライフが充実!
この日の試走イベントは、KUSHITANI COFFEE BREAK MEETINGとのコラボで開催だった。KUSHITANI COFFEE BREAK MEETINGは朝7時から正午までの開催なので、前日に現地入り。東京から片道約4時間半ほどかけて、ソロツーリングを楽しんだ。
東京から長野への道中は音楽を聞きながらバイクに乗ってみたいという願いをかなえるために、サイン・ハウスのインカム「B+COM SB6X」を用意! これがなんとも爽快で、どこまでも走れる感じ〜。好きな音楽があるだけで気分上々、ナビのアナウンスを聞きながらなので道に不安を覚えることもなくノーストレス!
ちなみに「B+COM SB6X」がさらにバージョンアップした最新インカム「B+COM SB6XR」は、今春発売されるそうなのでポチッと予約した次第。2年目のバイクライフを充実させるべく、これで準備は万全だ!
このツーリングは紅葉が美しい2022年秋の頃。東京から御嶽まではソロツーリングしたが、サイン・ハウスのインカム「B+COM SB6X」とスマホホルダー「MOUNT SYSTEM」のおかげで道にも迷わず、ご機嫌に到着! [写真タップで拡大]
バイクで山を登り、そして下る。ただただ楽しい!
翌朝は6時半頃に宿を出発。朝イチはバイクのシートだけでなく路面もところどころ凍結していたため、前を走るメンバーとインカムでコミュニケーションを取りながら、「ONTAKE EXPLORER PARK」を目指した。
10月末とはいえ標高の高い御嶽山だから、朝イチはシートも凍っていて、路面も凍結がちらほら。朝7時から始まるKUSHITANI COFFEE BREAK MEETINGで、美味しいホットコーヒーをいただく。 [写真タップで拡大]
今回走行したのは、アドベンチャーコースと名付けられた初中級コース。とにかくヒマラヤでトコトコ登り、下りてくる。言葉にするとシンプルだが、ヒマラヤって山登ることできるんだ! と感心したのも束の間、斜度のある道を恐る恐る下る。こわいー、こわいーと1人つぶやきながら、なんとかスタート地点に戻ってくることができた。
初回走行で味をしめたのか、2回目、3回目とコースに再び繰り出すと、周囲の景色を少しばかり味わう余裕も生まれてきた。ススキが揺れるオフロードを進むと、青空に吸い込まれていくような感覚に陥る。そしてコースの頂上から見渡す山々の景色も美しく、かすかに聞こえるのは風の音だけ。登りと下りではバイクの鼓動と自分自身の呼吸に集中しているので、頂上での静かな時間はより贅沢に感じられたのだろう。
ライディングスキルと体力的に1往復でもなかなかにハードで、後半一度下りで大きく転倒……。幸いススキが密集する場所だったので、バイク自体は大丈夫そう! と思っていたら、恥骨をタンクに強打しており、そこだけ大きく凹んだ。
大きなケガや致命的な故障などに至っていないから言えることだし、転倒はできればしないに越したことはないのだが、1年を経てキズがついていくヒマラヤも愛おしいなと思う自分もいるのだった。また、オフロード走りたいっす!
I want to go to the Himalayas again with Himalayan!
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