11月8日に開幕したEICMA(ミラノショー)にて、ロイヤルエンフィールドは空冷648ccのツインエンジンを搭載した新モデル「Super METEOR 650」を発表した。
●文:ミリオーレ編集部(村田奈緒子) ●写真:ロイヤルエンフィールド ●外部リンク:ロイヤルエンフィールド東京ショールーム
1901年創業の老舗が提案する新しいクルーザー
EICMA(ミラノショー)のロイヤルエンフィールドブースは、天井から流星が輝く星空をイメージした黒幕が掲げられ、2020年に登場したMeteor 350(メテオ・サンゴーマル)のファミリーが発表されるであろうことを物語っていた。
今月より日本でも新色が追加されたメテオ350の予約および販売がスタートしたが、このクルーザーバイクは年齢や性別、キャリアなどに関係なく、世界中のライダーを夢中にさせてきた。『流星(METEOR)』という名の如く、輝かしいデビューを経て認知度をアップしてきた。そのファミリーに新しく加わったのが、今回発表されたSuper METEOR 650だ。
「INT 650」と「コンチネンタルGT650」のエンジンを継承
スーパーメテオ650は、INT650とコンチネンタルGT650に搭載されている648ccの空冷パラレルツインエンジンを採用。数々の受賞歴をもつこのエンジンをベースに、クルージング用に最適化した新しいシャシーを開発。このシャシーは、ロイヤルエンフィールドの子会社であるハリスパフォーマンスが設計を手がけている。
豊かなトルクに定評のあるエンジンとエレガンスな流線型のフォルム、人間工学に基づく細かなデザイン設計によって、長時間の高速走行でも快適性を提供する。
ロイヤルエンフィールドのクルーザーの系譜と開発製造へのアプローチについて、アイシャー・モーターズのマネージングディレクターであるシッダールタ・ラル氏は次のように語っている。
「私たちは常に差別化したアプローチを戦略的に考えてきましたが、新しいクルーザーのスーパーメテオ650も例外ではありません。このバイクは、歴史を通じて構築してきたいくつかの優れたクルーザーと実際のライダーからインスピレーションをフィードバックして開発をしており、フォーム、要素、デザインのすべてがサラブレッドのクルーザーです。これまでクルーザーをあまり考えたことのないライダーでも、クルージングを楽しく、アクセスしやすくすることを目的とした、スタイリッシュで洗練された楽しいバイクです」
日本での発売時期や価格などは未発表だが、ミドルサイズのモーターサイクルで大きなシェアを誇るロイヤルエンフィールドの新型には期待が高まるばかりだ。
2つのモデル、全7つのカラーバリエーション
【ROYAL ENFIELD Super METEOR 650/Super METEOR 650 Tourer】主要諸元■全長2260 全幅890(ミラー除く) 全高1155 軸距1500 シート高740(各mm) 車重241kg(装備)■空冷4ストローク並列2気筒SOHC4バルブ 648cc 47ps/7250rpm 5.33kg-m/5650rpm 変速機6段 燃料タンク容量15.7L ■タイヤサイズF=100/90-19 R=150/80 B 16 ●価格:未発表
【動画】Royal Enfield at EICMA 2022
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