全日本ロードレース第2戦は三重県鈴鹿サーキットで、四輪SUPER FORMULAと併催の2&4レースとして開催された。前日の雨が残る路面コンディションのなか、大会2日目ART合同走行が行われた。
●文/写真:Racing Heroes(駒井俊之)
駒井俊之(こまい・としゆき)/1963年生まれ。バイクレース専門サイト「Racing Heroes」の運営者。撮影から原稿製作まで1人で行う。“バイクレースはヒューマンスポーツ”を信条に、レースの人間ドラマを追いかけている。
トップ3の顔ぶれが変わったART合同走行。トップ渡辺一樹、2番手に亀井雄大、3番手にルーキー・榎戸育寛!
大会2日目ART合同走行。トップ3の顔ぶれが変わった。トップ渡辺一樹(YOSHIMURA SUZUKI RIDEWIN)、2番手に亀井雄大(Honda Suzuka Racing Team)、3番手にルーキーの榎戸育寛!(SDG Motor Sports RT HARC-PRO.)。
昨日の雨から一転、朝から好天となったがAグループ走行は朝8時から。コースは完全には乾き切らずウエットパッチが残る。そんな中、真っ先に飛び出したのは榎戸。今シーズンJSB1000クラスへステップアップしたルーキーだ。マシンはJSBではなくST仕様で走る。どのセッションも積極的に走行する榎戸。「ST仕様のマシンにブリヂストンのパッケージはまだ誰も乗ったことがないので乗りこなせれば強い武器になる」とシーズン前に言っていたが、パワー的にはどうしても劣るST仕様でこの位置にいるのは徐々にその成果が出てきているようだ。タイムは2分7秒566で総合3番手につける。
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