記事へ戻る

[画像 No.2/2]空前のバイクブームの陰に短命車あり──世界初の可変マス機構を誇った専用設計650ccツイン「スズキGR650」[1983]

2026/03/29
|空前のバイクブームの陰に短命車あり──世界初の可変マス機構を誇った専用設計650ccツイン「スズキGR650」[1983]
RG250Γと同じく’83年に登場のGR650。写真のとおりバーチカルと言う割には前傾したツインエンジンのほか、厚めの段付きシート、大アップ気味のハンドル、キャストホイールの組み合わせが特徴。400並の取り回しと750並の走りという狙いは、乾燥重量178kg、価格47万8000円で当時の400ccクラスに比肩。53psの性能が750並みの走りを実現したかどうか定かではないが、当時の重量級750を峠で取り回すよりも、乗る人が乗るGR650のほうが案外速いという状況は十分想像できる。
RG250Γ(’83年)→GSX-R(400、’84年)→GSX-R750(’85年)と、’80年代にスポーツモデル路線で成功を収めたスズキだが、市販モデルすべてが売れたわけではないのも、現実だった。ヒットモデルの裏には短命に終わるモデルもある。今回はその中から、スズキが放った意欲作にして悲運のモデルを紹介。衝撃のデビューを果たしたRG250Γと同じ’83年、650専用設計の並列2気筒搭載で登場し […]