夏の革ジャン/ブーツの大敵!? 今から始められる革のカビ対策を伝授します

●文:[クリエイターチャンネル] 伊藤由里絵
皆さんこんにちは! 愛車のヤマハボルトで日本一周しながら靴磨き職人として働くいとです! 暑~いこの季節、皆さんいかがお過ごしですか~??
さてさて、この季節にお客様からよくこんな相談を受けます。夏の間に出番が少なくなってくるブーツや革ジャンなどのレザーアイテム、秋頃になってさぁ使おうと思っていたら、まさかのカビが生えてる!!! もう捨てたほうが良いのでしょうか・・・と。
皆さんもそんな経験がありますか? お気に入りのアイテムにカビが生えてしまうとかなーりショックですよね・・・。夏は湿気が多いのでカビがとっても生えやすい! でもじつは、ちょっとした工夫でカビが生えにくくなるんです! 今回は今から始められるカビの予防策とカビてしまった時の対処法を伝授しますよ~!
レザーにカビが生えてしまう原因とは!?
カビはある3つの原因を満たすと発生してしまうのです。
①湿度が高い場所で保管している
湿度70%を超えるあたりからカビ菌が活動し始めると言われています。 日本の夏は高温多湿なこともあり、すぐに70%を超えてしまうことも・・・。
②汚れが付いている
ライディングで付いてしまった土汚れやホコリ、そして革ジャンの皮脂汚れなどをそのままにしてしまうことも、カビ菌の栄養になってしまいます!
③油分が多い
革の油が多い状態で保管していると急激にカビ菌が繁殖してしまうことが! 革に元々含まれている油分のほか、メンテナンスで塗り込んだオイルも該当するんです!
これらの3つの要素が揃うと簡単にカビが生えてしまいます・・・が!! 逆に言えば、このポイントを押さえさえすれば、カビが生えるのを防ぐことができるのです!
今から始められる簡単カビ対策!
①湿度対策
靴箱の中やクローゼットの中など、密閉された空間だとどうしても湿気が溜まってしまいます。空気に触れる場所で保管するのが、オススメです。難しい場合は脱湿材を入れたり、定期的に扉を開くなどして、空気を通してあげてください!
②汚れ対策
長期保管する前には汚れを綺麗に落としましょう! レザー用のクリーナーを使うことで汚れをスッキリ落とすことができますよ!
③油分対策
意外かもしれませんが、じつは長期保管する前にはオイルは塗り込まなくてもOKなんです! しばらく使わないから・・・と綺麗にメンテナンスしたい気持ちをぐっと抑えましょう。久しぶりに取り出した時にしっかりとメンテナンスすると◎。
もしレザーにカビが生えてしまったら!?
ひとくくりにカビと言っても、白カビと黒カビで対処が変わります!
- 白カビ:比較的容易。カビ取りOK。
- 黒カビ:素人には困難。カビ取りできても、クレーターのようになった見た目は元に戻らない場合が多い。
自宅で簡単にカビ取りする方法!
では肝心の、ご自宅でのカビ取り方法を伝授しちゃいます! オススメはM.MOWBRAYのモールドクリーナー。スプレータイプの強力なカビ除去クリーナーで、革製品だけでなく、下駄箱などの空間全体にもスプレーできるところが激推しです! カビが生えてしまった革製品の表面の汚れを拭き取ったら、びしょびしょになるぐらい、まんべんなくスプレーをして陰干ししましょう。
いかがでしたか?? 原因と対策が分かればカビの怖さも薄れますね! しばらく使わない冬物のレザー製品をしまう時には、ぜひマネしてみてくださいっ。
いとの日本一周旅の様子はInstagramで随時発信中! 2024年9月からは、山梨から関東に向かって順に旅を進めていきます! ぜひチェックを!
※本記事の文責は当該執筆者(もしくはメディア)に属します。※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(伊藤由里絵)
みなさん、こんにちは! 靴磨きしながら愛車のヤマハボルトで日本一周している、いとです! 「靴磨きを始めたいけど、どんなアイテムを用意すればいいのか分からない!」なんてお悩みをよく耳にします。昔はミンク[…]
みなさんこんにちは、靴磨きしながら愛車のヤマハボルトで日本一周中のいとです! まだ暑さが残る日も続いていますが、涼しい日も多くなり、ツーリングシーズン到来となりました。この時期のおすすめは、なんといっ[…]
こんにちは! 愛車のヤマハボルトで日本一周しながら靴磨きしている靴磨き職人のいとです! みなさん、靴磨きの応用技「鏡面磨き」ってご存知ですか?? あまり馴染みのない言葉かもしれませんが、文字通り鏡のよ[…]
1分でわかる記事ダイジェスト 北海道をバイクで走りたいと思う人も多いかもしれないが、本州から離れ、フェリーでないと行けないので、ハードルはちょっと高い。そんな方に向けて、筆者が日本一周旅の道中で走った[…]
1分でわかる記事ダイジェスト 猛暑の夏は思い切ってフェリーに乗って、避暑地でツーリングする。日本一周を始めるまで一度もフェリーに乗ったことがなかったいとさん。水平線に沈む夕日をはじめとした絶景の数々に[…]
最新の関連記事(シューズ&ブーツ)
BOAフィットとfuzeGELで安定&衝撃吸収 「ウィンジョブ CP306 BOA」はダイヤル操作で締め具合を調整するBOAフィットシステムを採用し、甲まわりをムラなくホールドできます。衝撃緩衝材とし[…]
滑りにくさと耐久性を両立したソール設計 アシックスの安全靴「WINJOB CP113」は、油で劣化しにくく耐久性に優れたCPグリップソールを採用。濡れた床や油で汚れた現場でも安定したグリップ性能を発揮[…]
軽さと安全性を両立した定番モデル プーマセーフティー「ライダー2.0 ロー」は、JSAA A種認定を取得した先芯合成樹脂を装備し、衝撃吸収機能を備えたメンズ用安全靴です。Amazonレビューは4.0([…]
BMWライフをスタイリッシュにサポート 安全性と品質を兼ね備えたBMW Motorradギア&ガーメント。2025秋のギア&ガーメントも新作アイテムが目白押し。その中でBMWライフをスタイリッシュにサ[…]
仕事を通じてわかった、足を保護すること、足で確実に操作すること 今回は、乗車ブーツの話をします。バイクに乗る上で、重要な装備の一つとなるのが乗車ブーツです。バイクの装備といえばヘルメットやジャケット、[…]
最新の関連記事(ニュース&トピックス)
父とB+COM SB6XRで会話しながらプチツーリング すっかり秋模様。なんなら執筆している今日は、最高気温が15度。朝から冷え切っていて、冬気分です。 自宅近くを走っているスクーターの方を見て、「わ[…]
純正アクセサリー『オーディオマイクキット』を期間限定セール 20%OFF バイク用インカムのカテゴリーにおいて、高性能・高品質な製品を展開する Cardo Systemsは、ヘルメットを複数所有してい[…]
フリーマーケットやフードコンテンツも楽しめる名物イベント 群馬県を代表するSUBARUの工場脇の公園には、バイクとテントで埋め尽くされている。初めてこのイベントを訪れた人は、その規模感に驚くのでないだ[…]
2年に一度、世界各国から勝ちぬいたGSライダーが競う祭典への道 GS Trophyは2008年に始まったBMW Motorrad主催の国際的なアドベンチャーイベントだ。2年に一度、各国の国内選抜を勝ち[…]
奈良県からスタート! 北海道から九州まで全国で増加中の「カブの駅」 突然ですが、皆さん、『カブの駅』ってご存知ですか?現在、1200カ所以上登録されている『道の駅』はツーリングの集合場所や休憩スポット[…]
人気記事ランキング(全体)
コンパクトで取り付けが簡単なスマートモニター タナックス(TANAX)の「スマートライドモニター AIO‑5 Play (SRS‑015)」は、本体サイズ78.8(H)×136.2(W)×26.8(D[…]
これぞCBだ! そう直感的に思えるライダーの視界 跨った瞬間に「CBだ!」と思えた。視界に入る燃料タンクの大きな面積や両腿の内側に感じる存在感、そして昔で言う“殿様乗り”が似合う大きくアップライトなラ[…]
X-ADVの兄弟車として欧州で販売される「フォルツァ750」 ホンダは欧州でフォルツァ750(FORZA 750)の2026年モデルを発表した。主要諸元に変更はなくカラーバリエーションの一部変更でイリ[…]
ヤマハ・ハンドリングのこだわりを400レプリカ路線へ融合! 1980年にRZ250をリリース、レプリカの時代に先鞭をつけたヤマハも、4ストのスポーツバイクXJ400系ではツーリングユースを前提とした、[…]
「特殊ボルト」で困ったこと、ありませんか? 今回は「でかい六角穴のボルト」を特殊工具なしで外してみようというお話。 バイクを整備していると時々変なボルトに出会うことがあります。今回は古い原付オフロード[…]
最新の投稿記事(全体)
父とB+COM SB6XRで会話しながらプチツーリング すっかり秋模様。なんなら執筆している今日は、最高気温が15度。朝から冷え切っていて、冬気分です。 自宅近くを走っているスクーターの方を見て、「わ[…]
KATANAというバイク 一昨年のこと、キリンと同じ年齢になったことをキッカケにKATANA乗りになったYです。 ノーマルでも十分乗り易いKATANAですが、各部をカスタムすることで、よりカタナ(GS[…]
エンジニアもバイクに乗る、それがボッシュの面白さ ボッシュが二輪車向けABSを世に出してから今年で30周年を迎えた。ボッシュといえばドイツのメーカーだが、バイク部門の開発拠点が日本の横浜にあることはご[…]
RZ250を上回る新テクノロジー満載! 1979年にホンダがリリースした、まさかの2ストローク50ccスポーツのMB50(広告なでの名称はMB-5)。 250ccやビッグバイクのスケールダウン・デザイ[…]
純正アクセサリー『オーディオマイクキット』を期間限定セール 20%OFF バイク用インカムのカテゴリーにおいて、高性能・高品質な製品を展開する Cardo Systemsは、ヘルメットを複数所有してい[…]
- 1
- 2







































