クラシック系バイクにピッタリの防水/防風ウェア!「バブアーインターナショナル ワックスジャケット」をレビュー【女性ライダーにもオススメ】

●文:[クリエイターチャンネル] ナカモトユウ
どうも! ヤングマシンさんで不定期にバイク用品レビューを書かせて頂いております。バイク好きの映画監督、ナカモトユウです。
突然ですが皆さん。最近、雨の日多くないですか?
春も近いので、革ジャンを着て颯爽とバイクに乗り、ツーリングに行きたいところですが…急な雨が怖い! 本皮のジャケットともなると水に弱いので、雨雲レーダーとにらめっこしながら走っているなんてあるあるですよね…。
そんな悩みをお持ちの貴方にはコイツ! バブアーインターナショナルのワックスコットンジャケット!!
BARBOUR(バブアー)とは? ワックスジャケットって?
BARBOUR(バブアー)は、イギリスの超老舗アウトドアブランド。130年を超える歴史を持ち、コットン生地にワックスを染み込ませた独特の技法で作られるジャケットは、防水性/耐久性が高く当時の労働者の間で大人気に。ちなみに、オイルドジャケットとも言われており、他のブランドだと「BELSTAFF(ベルスタッフ)」とかも有名ですね。
そして「インターナショナル」は、創業者のお孫さんがバイクレース用に開発したジャケットなのです。当時のトライアルレースではイギリスチームで採用されていたほどなので、性能は折り紙付き。ちなみに映画「大脱走」などでも有名な、あのスティーブ・マックイーンも愛用しておりました。
実は3年ぶりに日本上陸! 新宿でポップアップストアが!
そんな長い歴史のある「バブアーインターナショナル」。スティーブ・マックイーンが大好きな僕は、もちろん昔から愛用しておりまして、数年前に販売されたトライアンフとのコラボジャケットは、今でも大事に使っております。
んでもって新作が発表される度に購入したかったのですが、ここで大問題が…。
3年ほど前から「バブアーインターナショナル」は、日本で買えなくなっていたのだ!!!
これまた説明がややこしいのですが、「バブアー」と「バブアーインターナショナル」は、あくまで別のブランドというスタンスで、「バブアー」の方は以前から日本で普通に店頭で購入出来たのですが、「バブアーインターナショナル」は、バイク用ジャケットいうカテゴリが渋すぎるのか、日本で購入する方法はこれまで無くて、買おうにも個人輸入するしかありませんでした。モトーリモーダさんで買えた時期もあった記憶はあるのですが、現在は取り扱っていないんですよね…。
だがしかし! ’24年1月に状況は変化。約3年ぶりに「バブアーインターナショナル」が日本に上陸し、伊勢丹新宿店のメンズ館にてポップアップストアが開催されました。
店内のド真ん中には、トライアンフのスクランブラー1200Xが展示! バイク乗りの僕からすると、こんな大都会にスクランブラーが置かれることなんてまず無いので感動しました。
ジャケットの他にスウェットやパーカーも。スティーブ・マックイーンがデザインされたTシャツも販売されており、せっかくの機会と爆買いしてしまいました。
バブアーインターナショナル ジャケットをレビュー!
それでは…改めてお見せしよう! 変身! ジャーン!
どうですか! このクラシカルなスタイリング! 気分だけは英国紳士です。
身長173cmの僕は、サイズ36をチョイス。インナーを着込んでゆったり着たい方は38でも良いと思います。ワックスがコーティングされた生地は独特の光沢感を持っていて、めちゃくちゃ渋いです。
高級感ある金色のボタン類も、ブラックなカラーのジャケットのアクセントになっていて非常にカッチョイイ。普段着としても使えるデザインなのも良いですね(普段使いする際はワックスに注意ですが)。
ポケットが大量! ライダーに嬉しい機能が盛りだくさん!
そしてこちらの「バブアーインターナショナル」は、バイク用に開発されたジャケットなので、ライダーには嬉しい機能が盛り沢山なところも注目です。
ポケットはどれも大きめで、スマホはもちろんグローブまで収納可能。左胸にある斜めに設計されたポケットは「マップポケット」と呼ばれており、その名の通り地図が出し入れしやすいように作られています。今どき紙の地図を持つ人は少ないと思いますが、伝統あるデザインを残してくれているのは嬉しいですね。ちなみに僕はスマホを入れたりしております。
ファスナーのフックが大きいので、グローブを着けたままでも操作しやすい! 嬉しいポイントです。
袖にもボタンがあるので、走行時のバタつきを防ぐことも出来ます。
ワックスも大量! スマホがベタつくぞ!
めちゃくちゃ好きなジャケットなのですが、製品の特性上、ワックスドジャケットならではの不便な点もあります。
まずは当たり前ですが、基本的に触るとワックスで手がベタベタになります。特に新品で購入した状態だと、ポケットの中にもワックスがコーティングされているので、スマホの画面やカメラレンズがベッタベタに。ぶっちゃけ友達の家に着ていくのは迷惑になるのでオススメ出来ないです…!
また、ファスナーを開けた状態だとベルトが閉められないので、どうしたらいいか困ります。その場合、僕はポケットに無理矢理収納しておりますので、そこまでベルトについては不便には感じ無いのですが、一応気になったので書かせて頂きました。
ベルトの置き場所問題
まあでも、ワックスジャケットって時点で、ある程度我慢しなければならないですし、当時の渋いスタイリングがそのまま再現されている所が魅力なので、不便なところも愛して使っていきましょう!
肝心の防水性能は!?
防水性能についてですが、小雨ぐらいでしたら全く問題無いです。ただ、さすがに大雨の場合は中まで水が染み込んできますので、その際は諦めて一般的なレインウェアを着ましょう…。
また当たり前ですが、いくらジャケットが防水でも、スボンやブーツが防水仕様じゃない場合は普通に濡れてしんどいですよね。なので、あくまで「少しぐらい天気悪くても大丈夫だぜ」ぐらいな認識で、思っておいた方が個人的には良いと思います。
革ジャンのように雨に濡れてしまう不安から解放されて運転できる点は本当に素晴らしいので、同じ悩みを抱いたことのあるライダーには是非検討して頂きたいジャケットです。
天気が不安でもバブアーインターナショナルジャケットなら安心!
いかがでしたでしょうか? 個人的には革ジャンも大好きなのですが、今回登場した愛車のカワサキW800みたいなクラシカルバイクには、こういったコットンジャケットも似合いますよね。トライアンフやロイヤルエンフィールドなどのイギリス系のバイクにも、もちろんピッタリなので英国紳士ライダーにはマストなアイテムですよ!
ちなみにですが「ワックスを塗り込んだバイカー向けジャケット」と聞くと、なんだか男臭い印象があるかもしれませんが、バブアーは女性にも人気のブランド。性別を問わず超オススメです! 最後に僕が個人的にファンであるmapicoさんとkaorukoさんのコーデをご紹介。
mapicoさん。ジャケットのサイズは34。
ロイヤルエンフィールド乗りのmapico(@mapico_rider)さん。Instagramはこちら
kaorukoさん。ジャケットのサイズは36。
ドゥカティ乗りのkaoruko(@kaovivi1228)さん。Instagramはこちら
マジでカッチョいいですね。mapicoさん、kaorukoさん。お写真ありがとうございました!(感謝!!!!!)
オンラインショップで購入は?
こちらの「バブアーインターナショナルジャケット」ですが、ポップアップストア終了後、オンラインストアで少しの間、販売をされていたようですが、現在は在庫が無くなってしまったのか見当たりませんでした…。
「なんだこの記事! 結局買えねえのか!」と思った方、大変申し訳ございません。今後オンラインで買えるよう期待して待つしか無いようです。僕のようなワックスジャケット好きライダーの声が株式会社バブアー パートナーズ ジャパンさんに伝わることを祈りましょう!
バブアーインターナショナルジャケットを動画でレビュー!
最後まで読んでくださりありがとうございました! 実際にこちらのジャケットを着て動いている映像を見たい方も多いと思いまして、今回もレビュー動画をYouTubeにアップ予定です! ’24年3月中に投稿するので、この記事を最後まで読んでくださった英国紳士なそこの貴方! 是非チャンネル登録をよろしくお願いします! ほいじゃまた!
※本記事の文責は当該執筆者(もしくはメディア)に属します。※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(ナカモトユウ)
どうも! バイク好きの映画監督、ナカモトユウです。賃貸ガレージユーザーの僕は、自宅でバイクのカスタムや整備をすることが多いのですが、ここ最近願望がありまして…。それは…エアコンを設置したい!!! 9月[…]
1分でわかる記事ダイジェスト クラシカルなデザインのフルフェイスヘルメット。Araiのラパイドネオや、SHOEIのグラムスターは結構な価格するし、BELLのブリットは海外製なので頭の形状的に日本人には[…]
どうも! バイク好きの映画監督、ナカモトユウです。突然ですが皆さん、「仮面ライダー」は、お好きですか? 僕は幼少期に観た「仮面ライダークウガ」に憧れてバイクに乗り始めました。もしかしたら僕のような仮面[…]
どうも! ヤングマシンさんでバイク用品レビューを書かせていただいております。バイク好きの映画監督、ナカモトユウです。 僕の愛車は、カワサキW800やKZ1000,W3などのレトロなスタイリングのバイク[…]
どうも! バイク好きの映画監督、ナカモトユウです。 突然ですが皆さん。ヘルメットはどのブランドの製品を使用していますか? SHOEI、Arai、OGK KABUTO、BELL…色んなメーカーがあります[…]
最新の関連記事(バイク用品)
どの製品を選択するべきかで大いに悩む 少し前に当サイトでお伝えした通り、最近の僕はツーリングで重宝する積載系アイテムとして、タナックスがMOTOFIZZブランドとして販売する、ミニフィールドシートバッ[…]
他の積載方法とは異なる、シートバッグの利便性 2輪でツーリングをする際の荷物の積載方法は、①ストレッチコード/ネット、②タンデムシート上部に装着するシートバッグ、③後輪左右に設置するサイドバッグ、④車[…]
2層構造ポリエステル生地が生み出すドライ性能 「ドラスティックドライ」シリーズの最大の特徴は、独自に開発された2層構造のポリエステル生地にある。この特殊な生地構造は、肌に接する内側の層と、外側の層で異[…]
高品質な『ラメ感』を演出する特殊塗装を用いたデラックス仕様 『CLASSIC AIR』は、フェイスガードを持たないオープンフェイスヘルメットで、帽体部にベンチレーションホールやスポイラーをいっさい装備[…]
イギリスやヨーロッパのレースファンが待望するIOMTT 2025年モデルが登場 アライヘルメットはマン島TT(IOMTT)を40年にわたってスポンサードしており、ライダーの安全を守り続けてきた。そのた[…]
最新の関連記事(ウェア)
2層構造ポリエステル生地が生み出すドライ性能 「ドラスティックドライ」シリーズの最大の特徴は、独自に開発された2層構造のポリエステル生地にある。この特殊な生地構造は、肌に接する内側の層と、外側の層で異[…]
ハイセンスなバイクライフへと誘う充実の品揃え 56designが、ついに関東圏以外にショールームをオープン! 千葉県の本店、渋谷のアンテナショップに次ぐ3店舗目として「56design NARA」が4[…]
「南海部品×BOKU HA TANOSII」コラボ! 南海部品は、ファッションブランド・BOKU HA TANOSIIが掲げる「“TANOSII” 気持ちは万国共通」というメッセージに共感し、バイクが[…]
もう文句は言わせない!? 黒の6LサイズをWEB限定で販売 昨年、Honda二輪デザイナー監修の「イナレムプレミアム レインジャケット ライディングモデル(4900円)」を発売したワークマン。これが大[…]
「good TIMES COLLECTION」が手がけるオリジナルジャケットが対象 全国に展開するカワサキプラザでは、モーターサイクルライフの新たな提案として、ファッション性/耐久性/機能性/遊び心を[…]
人気記事ランキング(全体)
通勤からツーリングまでマルチに使えるのが軽二輪、だからこそ低価格にもこだわりたい! 日本の道に最適なサイズで、通勤/通学だけでなくツーリングにも使えるのが軽二輪(126~250cc)のいいところ。AT[…]
ライディングポジション関連を変更。実用性もアリ!! 基本構成はCB1000ホーネット譲りだが、各部のパーツは専用品が多い。とくに注目すべきはスマートキーだ。ホーネットでは物理キーを鍵穴に挿し込む一般的[…]
半クラッチは熱膨張で繋がる位置が変わる! ほんとんどのバイクは、エンジンのシリンダーよりちょっと後ろに丸い膨らみがある。これがクラッチ。 丸い膨らみの中には、エンジンのパワーを発生するクランクシャフト[…]
日本映画史の記憶に残り続ける『トラック野郎』シリーズ第1作 『トラック野郎 御意見無用』は、1975年に公開された鈴木則文監督による日本映画。東映製作/配給の『トラック野郎』シリーズの記念すべき第1作[…]
250A1、350A7に続く最速チャレンジャー真打ち登場!! 1966年に250ccA1サムライで、先行していたホンダCB72、ヤマハYDS3、スズキT20の性能を上回り、次いでボアアップした338c[…]
最新の投稿記事(全体)
スズキは、5月から7月にかけて横浜・名古屋・オンラインで開催される「人とくるまのテクノロジー展 2025」(主催:公益社団法人自動車技術会)に出展する概要を発表した。 今回のスズキブースでは、2025[…]
ヤマハ発動機は、5月21日(水)~23日(金)にパシフィコ横浜で開催される国内最大級の自動車技術展「人とくるまのテクノロジー展2025 YOKOHAMA」(主催:公益社団法人自動車技術会)に出展し、同[…]
徹底的なアップデートで最新技術とコストパフォーマンスを両立 2015年に欧州市場へ導入されて以来、10年間で8万2000台以上が販売された人気のベーシックモデル「CB125F」が、2026年モデルで大[…]
圧倒的に軽いCB1000Fコンセプト。足着き性も良好だ CB1000FコンセプトをCB1300スーパーフォアと比較すると、前者の方がコンパクトで引き起こしも圧倒的にラク。ただ跨ってみると意外と大柄な印[…]
バイクを愛するすべての人へ BMW Motorradは、『NIGHT RIDER MEETING TOKYO 2025』を、2025年6月7日(土)、BMW GROUP Tokyo Bay(江東区青海[…]
- 1
- 2