
ヨーロッパヤマハが、スポーツヘリテージカテゴリーの旗艦モデル「XSR900 GP」の2027年モデルを発表した。1980年代の世界GPで活躍したクリスチャン・サロンの「ソノート・ヤマハ」を再現した新色「レジェンドブルー」を解禁。デルタボックススタイル・フレームと119PSを発揮する890cc並列3気筒エンジンを備え、往年のグランプリ意匠を纏った最新モデルのファクトに迫る。
●文:ヤングマシン編集部 ●写真/外部リンク:EUヤマハ
C.サロンのソノート・ヤマハカラーがモチーフ!
ヨーロッパヤマハは、ハーフカウルのスポーツヘリテージモデル「XSR900 GP」の2027年モデルを公表した。新たに設定されたカラーリング「レジェンドブルー」は、1984年のWGP250ccクラス王者であり500ccクラスでもYZR500を走らせたクリスチャン・サロンの所属チーム「ソノート・ヤマハ」をオマージュしている。
日本ではタバコブランドのスポンサー名にちなみ「ゴロワーズカラー」の愛称で親しまれてきた配色だ。青を基調としたボディペイントがアッパーカウルからタンク、シートカウルにかけて施され、1980年代グランプリマシンの雰囲気を現代の車体へ再現している。
マルボロ・USインターに続く第3の伝説! ネイキッドで親しまれた配色
XSR900 GPのグラフィック展開は、ヤマハが誇るグランプリレースの歴史的意匠を辿ってきた。2024年のデビュー時には赤白のマルボロカラーを連想させるホワイト(国内名:シルキーホワイト)を設定し、2026年モデルではケニー・ロバーツのYZR500を象徴するUSインターカラーの「レジェンドイエロー」を追加した。
今期投入された「レジェンドブルー」は、ネイキッド版のXSR900において2022年のフルモデルチェンジ時に「ブルーメタリックC」として先行採用されていた配色だ。ネイキッドで人気を博した青×黄のカラーリングが、4年の歳月を経てハーフカウル装備のGPモデルへと移植された形となる。
2026年型のイエローモデルではフレームとスイングアームがブラック塗装とされていたのに対し、2027年型のレジェンドブルーではシルバー仕上げのシャシーパーツが組み合わされる。
119PSの890cc CP3エンジン&デルタボックス! 装備重量200kgに凝縮された最新メカニズム
XSR900GPはパワーユニットに、総排気量890ccの水冷4ストロークDOHC4バルブ並列3気筒「CP3エンジン」を搭載する。最高出力87.5kW(119PS)/ 10000rpm、最大トルク93N・m(9.5kgf・m)/ 7000rpmの出力スペックを完備した。高剛性なアルミダイキャスト製デルタボックススタイル・フレームとの組み合わせにより、装備重量200kgの車体を制御する足回りを構築している。
足回りにはゴールド塗装のスピンフォージドホイールを装着し、タイヤにはブリヂストン製バトラックス ハイパースポーツS23(前120/70-17、後180/55-17)が組み合わされる。
コックピットには5インチフルカラーTFTディスプレイを配置。SPORT、STREET、RAIN、CUSTOM2種からなるライディングモードの切替操作に対応する。トップブリッジ上にはセパレートハンドルが装着されており、クラシカルな外観とスポーティなライディングポジションを両立させている。
日本国内への導入期待は?! レジェンドイエローに続く国内展開への期待
ヨーロッパで発表された2027年型「XSR900 GP」は、新色のレジェンドブルーと継続色のレジェンドイエローによる2色ラインナップで展開される。日本国内市場における本カラーの導入時期については、現時点で公式な発表が行われていない。
しかしながら、前作のUSインターカラー(レジェンドイエロー)は、欧州での公表を経て国内でも専用フレーム色を備えた仕様が146万3000円で発売された経緯がある。ネイキッド版でも親しまれたゴロワーズカラーのGPモデル投入に対し、日本のヤマハファンからの注目度は高い。日本仕様の発表と続報に期待したい。
YAMAHA XSR900 GP (2027 model / EU) NEW COLOR
YAMAHA XSR900 GP (2027 model / EU) SCENES
YAMAHA XSR900 GP (2027 model / EU) SPECS
| 項目 | 諸元 |
|---|---|
| 車両モデル | 2027年モデル(欧州仕様) |
| エンジン型式 | 水冷4ストロークDOHC4バルブ並列3気筒 |
| 総排気量 | 890cc |
| 最高出力 | 87.5kW(119PS) / 10000rpm |
| 最大トルク | 93N・m(9.5kgf・m) / 7000rpm |
| 変速機形式 | 常時噛合式6段リターン |
| 全長 | 2160mm |
| 全幅 | 810mm |
| 全高 | 1180mm |
| 軸間距離 | 1500mm |
| シート高 | 835mm |
| 装備重量 | 200kg |
| 燃料タンク容量 | 14L |
| フレーム形式 | デルタボックススタイル・フレーム |
| ブレーキ形式(前/後) | ディスク / ディスク |
| タイヤサイズ(前) | 120/70-17 |
| タイヤサイズ(後) | 180/55-17 |
| メーター | 5インチフルカラーTFTディスプレイ |
| 走行モード | SPORT / STREET / RAIN / CUSTOM(2種) |
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(XSR900GP)
乗りやすさを優先するべきか、ハードルの高さを楽しむか… 同じようにレトロ調のデザインが与えられたGSX-8TとXSR900 GPですが、その走りには大きな違いがあります。GSX-8Tはバーハンドルの2[…]
名車YZF750Rの遺伝子!新色ネオンホワイトが放つグラフィック美学 ヤマハのスポーツヘリテージラインを牽引するXSR900の欧州2027年モデルにおいて、最大のハイライトとなるのが新色「Neon W[…]
Z&CBの4気筒勢とはやや距離を置くレトロスポーツ スズキが2026年1月30日に発売を開始したGSX-8Tは、’60年代後半のT500をモチーフに取り入れた、レトロな雰囲気のスポーツネイキッド。GS[…]
ルックスから想像するのとはかなり違う公道での乗り味 同じエンジンを積むGSX-8SやGSX-8Rを未経験だったこともあり、GSX-8Tに乗ってみて最初に驚かされたのは、エンジンの上質なトルク感。低回転[…]
ガレージREVOのリフトアップ方法 移動式バイクスタンドであるガレージREVOにとって、スタンドとバイクの接点は重要です。前後左右に押し歩く際にスタンドに載せたバイクが転倒しては一大事なので、スイング[…]
最新の関連記事(新型ヘリテイジ/ネオクラシック)
伝統と革新が融合した新世代500ccロードスター モト・グッツィの歴史に新たな1ページが刻まれた。ミラノで開催されたEICMAの会場において、同社が満を持してアンベールした期待の最新ミドルロードスター[…]
70〜80年代「F」の美学を現代へ:単なる復刻を超えた開発コンセプト 「CB750ホーネット」や「XL750トランザルプ」のLPL(開発責任者)を歴任してきた、本田技研工業の原本氏。彼が挑んだのは、ホ[…]
T40より手頃な価格設定を実現したボンネビルファミリーの新たな入門機 トライアンフがインド市場向けに投入した「ボンネビル T4」は、世界的な成功を収める400ccプラットフォームの技術基盤を活用しつつ[…]
光と角度で表情を変える「ハイパーシフト塗装」! 125周年の歴史を纏う特別限定車 ロイヤルエンフィールドが創業125周年記念エディションモデルである、「125th Anniversary Editio[…]
名車YZF750Rの遺伝子!新色ネオンホワイトが放つグラフィック美学 ヤマハのスポーツヘリテージラインを牽引するXSR900の欧州2027年モデルにおいて、最大のハイライトとなるのが新色「Neon W[…]
人気記事ランキング(全体)
人気のフォーティーエイト、安定のアイアンも豊富 「スポーツスターはハーレーの中でも別格の人気です。大型免許取り立てのビギナーが選ぶ初めてのハーレーとして、あるいはリターンライダーが昔憧れたハーレーとし[…]
GSX250R限定の用品2万円サポートが始動 スズキは2026年10月1日から12月25日までの期間限定で、全国のキャンペーン実施店にて「GSX250R 2万円(税込)用品サポートキャンペーン」を開始[…]
HY戦争の終結と「若者のためのスプリンター」という未開の地 1980年代初頭の日本のバイク界は、ホンダとヤマハによる激烈なシェア争い、いわゆる「HY戦争」の渦中でした。それが落ち着きを見せ始めた198[…]
大排気量フラッグシップ「Z1100/SE」2027年モデル発表 カワサキモータースジャパンが、スーパーネイキッド「Z」シリーズの最高峰となる「Z1100」および上級仕様「Z1100 SE」の2027年[…]
都市の移動にフットボールの熱量を持ち込むイタリアンデザイン トゥカーノ・ウルバーノは、都市部での移動を快適かつおしゃれに彩るライディングギアを得意とするブランドだ。これまでにもACミランやインテルとい[…]
最新の投稿記事(全体)
旅の領域を押し広げる丸目LEDと大型スクリーンのタフな装備 カワサキが北米市場で発表した2027年モデル「KLX300」シリーズに、派生モデル「KLX300 XPL ABS」が追加された。車名の「XP[…]
バイク専用設計のミリ波レーダー「SR-1」登場! バイクの安全運転をサポートする新アイテムとして、タナックスから「ミリ波レーダーモジュール SR-1」が登場。オートバイ専用に設計されたミリ波レーダーを[…]
大排気量フラッグシップ「Z1100/SE」2027年モデル発表 カワサキモータースジャパンが、スーパーネイキッド「Z」シリーズの最高峰となる「Z1100」および上級仕様「Z1100 SE」の2027年[…]
より自然なライディングポジションにするハンドル 手前に約50mm移動することで握りやすいグリップポジションを得ることができるフィフティーバーハンドル。2025年以降 ローライダーS/ローライダーSTの[…]
塗装を剥すならダイソーにGO! いきなりですが、ガソリンタンクの塗装を剥離するのです。コレ(↓)が こう(↓)なって こう(↓)なりました! ・・・うん。いきなりの結論ですが、次からガソリンタンクの塗[…]
- 1
- 2
























































